楠公誕生地周辺の彼岸花
楠木正成の生誕の地とされる村立郷土資料館周辺は、たんぼと彼岸花が美しい。
この周辺には、「楠公産湯の井戸」や「奉建塔」があり、
ひとつ向こうの尾根では「下赤坂城」、遠くに「上赤坂城」がみわたせます。
静寂の中での農作業...
のほほんとした時空間を楽しめました。
次に、同村桐山地区の彼岸花をご紹介します。
彼岸花はもともと日本古来の草花でなく、また3倍体の植物ですので球根でしか増えないということから、
すべて人の移植によってその場所に存在しているわけです。
彼岸花が田んぼやお墓など人と関わるところに多いのは、人が植えたからです。
人があまり入らない山間部に少ないのには訳があるわけです。
では、なぜたんぼのあぜ道や土手に多いかというと、
彼岸花の茎や球根にはアルカロイド系の毒があり、回りに植えることにより有害虫の繁殖を妨げ、
さらにみみずが忌避することにより、田畑を荒らすもぐらの生活圏を奪うことを意図していると思われます。
人と彼岸花は昔からお付き合いがあるんですね...
(撮影:2013.9月25日 HN:アブラコウモリH )
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます