2017.8.08.10:19 大阪府富田林市富田林町金剛大橋下流の左岸180m 石川左岸
2017.8.07.に大阪府に最接近した台風5号により、長く風雨が続き、石川が増水しました。翌朝、金剛大橋下流の左岸180mの所-2014.7月のアケボノゾウの足跡化石が発見地点に出かけてみると、すでにおおむね水は引き、一部新たな層面が出現していました。100万年前の大阪層群が露頭になっているこの地点では、増水するごとに、新たな足跡化石が出現しております。
ひずめの跡と蹴返しがよくわかる足跡化石
赤い矢印・:アケボノゾウの足跡化石
青い矢印:シカと思われる偶蹄目の爪痕のようです。
金剛大橋から見た足跡化石出現現場(赤の矢印、方角は東北東)
現場から逆に金剛大橋を見る。
手前のボコボコしているのが足跡化石です。
上層は青緑粘土でここにも足跡化石はありますが、その下層部に今回非常によくわかる足跡化石が出現しました。
この層は以前から露頭になっていましたが、今回さら表層部分の砂層が浸食されて、硬い粘土層が出現したようです。
対岸から見た足跡化石層
東北東に傾斜しているのがわかります。
足跡化石出現層は、植物の材化石を含む炭化層。上層と下層の地質とは明らかに異なります。
大阪府富田林市富田林町 下天溝(あもぞ)井堰
対岸の井堰右側にも足跡化石が見られます。
蹴返しがよくわかる標本
これもゾウの足跡化石と思われます。
これもゾウの足跡と思われる丸い型が付いています。直径は約40cm
こんなゾウが群れをなしていたようです。
石川は鳥の楽園
撮影:2017年8月8日、9日
関連記事:あらたな足跡化石?ー台風16号のあと 2016.9.23.
2017年8月10日 (HN:アブラコウモリH )
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