2014.12.12. 16:29 富田林市錦織東2丁目7 石川河川敷
なんかおもしろい形に浸食されています。
約100万年前の大阪層群粘土層が川の浸食でこのようになっています。
かなり締まった未固結の粘土層で青緑色をしています。
石川化石木 2013年6月5日に発見されました。
そのときは、頭を出している部分はもっと少なく、水草に覆われていました。
なんと、1000000年前の生えていたそのままの針葉樹です。幹(根元)の直径が150×120cmもあります。
これは別の直立樹幹の化石 中が室(むろ) になっているというか、側だけ残っています。炭化木のようになっています。
これは汐ノ宮火山岩 ここでは、ところどころで見つかります。玄武岩に近い安山岩で、上流部より流れ着いたもの。 二上山のサヌカイトに近い岩質で、サヌキトイドとも呼んでいます。富田林市横山付近で冷泉の湧出とともに、柱状節理を成しています。
この辺の河原の石は花崗岩質(領家帯花崗片麻岩)のものと和泉層群堆積岩(和泉砂岩・礫岩質)、大阪層群堆積岩質(チャート)、そして汐ノ宮火山岩 といろんな石が混じっていて、おもしろいです。
単なる川の浸食でしょうか、甌穴(おうけつ=ポットホール)でしょうか、それともゾウの足跡化石でしょうか?下流部350mで、100万年前のゾウやシカの足跡化石が見つかっています。
大阪層群粘土層と化石木
川模様が独特で楽しいです。
いずれはこわれてしまうと思いますので、今のうちに見ておいてください。
場所は近鉄長野線 滝谷不動駅 東を向いて、滝谷不動方面 高橋(石川にかかる橋)下流すぐ
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