富田林百景+ 「とんだばやし」とその周辺の魅力を発信!「ええとこ富田林」

大阪の東南部に位置する人口10万ちょっとのごく普通の町、富田林。その魅力を、市民の手で発見していきます。

葛井寺南大門大修理工事見学とその周辺散策

2021年03月12日 | 館外活動

2021年3月9日、当日はポカポカの小春日和、コロナ禍の中三密を避けて富田林百景館外講座「葛井寺南大門大修理工事見学とその周辺散策」が実施された。葛井寺は、真言宗御室派の寺院で、剛琳寺ともいう。西国五番札所、本尊は国宝の十一面千手観音菩薩座像。古代氏族葛井氏の氏寺として、7世紀後半の白鳳期に建立されたが、楠木氏の南北朝時代や室町時代畠山氏の内紛で兵火にあい焼失、近世に再建された。現代「令和の大改修」として、その一部「南大門の大修理」の工事現場を見学案内人荻野静雄様に案内していただきました。また、その後近郊の名所や古墳を見学した。その一部を紹介いたします。  2021.03.09 撮影 

近鉄藤井寺駅で本日の散策コースの説明を受ける。

葛井寺西門入口

見学案内人荻野静雄様より説明を受け、4~5人のグループに分かれて工事現場の見学。

一番高い(4階位の高さ)組立られた足場は網目の鉄板で下がまる見えで、足がすくむ。妻飾の説明を受ける。

 

妻飾(懸魚(げぎょ))を外して塗装を剝がして腐敗箇所を補修。

入母屋切り妻破風で当グループの集合写真。

瓦も一部葺き替え、出来るだけ元の瓦を残す。

宮大工様より塗装工事の説明を受ける。以前の塗装を本体まで剝がし腐敗、欠損有れば補修。

当該塗装は、漆塗りではなく、ベンガラ(酸化鉄)にニカワ(膠)を混ぜて塗装、ニカワは直ぐに固まるのでビニールで覆い温風ヒーターを使用している。

仁王様の上半身は二階から拝見。近くで見ると大きい、大木の寄木細工。

支柱1本は新しく取替えられています。

塗装剝がしも根気のいる作業みたい。

寺内から見た組立足場。

南大門を外から見た組立足場。

シュラホールの2階に上がる階段で、小春日和の太陽を浴びてお昼ご飯。

午後からは、シュラホール内の展示品を見学。

藤の森古墳の石室をシュラホール前に移設。

 

 

 

 

峯ケ塚古墳到着、少し休憩。最終古市駅までもう少し頑張るど。

峯塚公園展望台

長文最後まで見ていただきありがとうございました。

古市古墳群の藤井寺駅から古市駅までの一部の古墳巡りでした .     2021.03.12  kusu


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1 コメント

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貴重な体験 (アブラコウモリH)
2021-03-13 05:06:01
葛井寺 南大門の令和大修理の見学は、普段見ることができない貴重な体験でした。
柱にベンガラを塗る作業で、ベンガラ(酸化鉄)にニカワ(膠)を混ぜて塗装するのは、経年変化に強いことが理由だそうです。
ニカワは温度が低いと直ぐに固まるので現場全体をビニールで覆い石油温風ヒーターを4台ガンガン焚いて保温されているのには驚きました。
荻野さんも修理されている方も丁寧にご説明いただき感謝!
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