化石木については、2014年10月24日の時点で、ポイントB、Dが流され消失してしまいました。
その上流部のポイントA、C付近の堆積していた土砂が流失し、大阪層群の粘土層とポイントC1,C4の露出度が高くなり、逆によく観察できるようになりました。
2014.9.19. 14.41. 富田林市錦織東2丁目 石川左岸 高橋下流部200m地点
ポイントA付近 大阪層群の露出度が高くなりました。ポイントAも根幹部分の砂が流され大きく見えます。
2013.6.5.
最初に化石木を発見した当時、A・BポイントとDポイントの間に、立木の見える中洲がありましたが、2013.9.18.の台風18号の時の増水で消失しました。ポイントAも小さく見えます。ポイントAの右側にポイントBがありますが、度重なる増水で破壊され流され、消失しました。
2014.9.19. 14:46 ポイントA
直径1.5m×1.2mの大木の根幹で、錦織石川化石木のシンボル的存在! 針葉樹です。うまく後世に残していけたらいいのですが、わずか1年余りで4つある立木化石の2つが消失してしまいました。
2014.1.23.
今年1月深溝井堰が満水になると、上流部のこの地点は水面が上昇、頭を出すだけになります。
2014.9.19.ポイントD
8月10日 台風11号の増水の結果、今年1月23日の最初の発見時に比べ、 倒れたようになり、わずか水面に顔を出す程度に変形しました。
そして、今回10月24日の調査では確認できませんでした。
2014.1.23. 最初の発見当時。
2014.9.19. 14:39 ポイントC
ポイントAの70m上流部。ここも川底に堆積していた砂が15cmほど流されています。現在、水面より出ている部分が多くなっています。
2014.1.23.
これは、倒木か流木で、大きな裂けた木の板のようにみえます。。これも針葉樹です。炭化して炭のようになっています。
これもかなりでっかい!砂にだいぶん埋まっているようです。
【2014.10.24.の調査】
2014.10.24 下流300mの深溝井堰
この日は、満水を1m程下回っています。
2014.10.24. 16:19
井堰の下で獲物をねらうアオサギ
2014.10.24. 16:50 ポイントC1
砂が流され露出部分が拡大しています。この写真は、表面を水で濡らした状態で撮影しています。
2014.10.24. ポイントC1
露出部分の炭化木は、空気に触れているため乾燥し、板目部分がはがれで風化状態が進んでいます。
2013.10.11.
表面は砂や礫をかぶっていますが、大阪層群のなかで炭化物を多く含む粘土層(炭化層、写真矢印の部分がそれ。)に埋まっています、他の場所とは違っていて全体が炭化層のようです。 2014.8.10.台風11号の増水で表面の砂礫が流され、炭化層が全体的に見えるようになりました。
2014.10.24. 16:51 ポイントC1と下流部
2014.10.24. 16:54 小さな木片混じりの炭化層
2014.10.24. 16:57 ポイントC4
直径1mを越える立木化石です。根を大きく放射状に張っています。この立木化石は、以前より20cmほど露出し、幹回りは100×150cmあります。
2014.7.18. 森山氏が最近の調査で発見したC-4ポイント
C-1ポイントの約40m下流部で発見されました。1mを越える楕円形の直立樹幹で、中が空洞になり外周のみが残っています。
2014.10.24. 17:01 夕暮れのポイントA付近
2014.10.24. 17:06 ポイントA付近 おもしろい浸食をうけた大阪層群
2014.10.24. 17:10 ポイントA 南南西より撮影 以前より40cmほど水位が下がっています。
2014.10.24. 17:18 ポイントA 北側より撮影
2014.10.24. 17:32 夕暮れ時
2014.10.24. 17:03 錦織石川化石木群の夕暮れ
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2014.10月28日 ( HN:アブラコウモリH )
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