今年度第1回目の館外学習会は、5月28日(水)「冨田林と隣接市町村の境界を歩くシリーズ(?)」として、富田林の北端の近鉄長野線喜志駅から古市駅までの間を歩きました。
最初は、打製石器がザクザクの喜志遺跡から羽曳野市広瀬へ。途中の道から二上山が綺麗に見えました。なぜか防犯の立て看板があちこちに。我々は決して怪しい団体ではございません!
広瀬は江戸時代のニュータウン。戦国時代の名残を残す寺内町の町割りから進化して一直線の広い道に面した新しい街区形成が分かります。
安閑天皇陵を取り込んだ、高屋城址。今では天皇陵以外は町に変容していますが、近鉄の線路脇にこのような土塁が残されています。
在郷町・古市の町並みに入りました。最初に、江戸時代石川を往き来した剣先船の船板を利用したH氏邸を見学。古市にはかつて同様に船板を用いた「銀屋」が有名でしたが、今は消えてしまいましたね。
東高野街道と竹ノ内街道の交差点「蓑(みの)の辻」。古市が交通の要衝であったことがわかります。
この後、西琳寺と白鳥神社を訪れ、日程終了。5月とは思えぬ暑い中、みなさんお疲れ様でした。
(yos103 記)
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