近鉄 富田林西口駅にある掲示板にある、フリーハイキング「ご利益巡りハイキング第2弾の案内
来る、2018年2月18日(日)に、滝谷不動駅からスタートします。
朝9時半から11時の間にお越しいただいて、フリーハイキングの案内リーフレットをもらいましょう。
協力 富田林市中央公民館市民大学講座とあるように、講座メンバー30人が実地調査を踏まえて1年掛かりで作った案内リーフレット(後述)からの引用された行程です。
こんな感じで掲示されています。
行程9km 4時間くらいは掛かるかなと思います。
富田林西口駅の改札付近
富田林西口駅
電車が来た来た!昔懐かしい単線。どっちから電車が来るのかわかりません。一応アナウンスはありますが...
近鉄長野線で一番長い名前の駅です。ちなみにここからアベノに行く中で一番長たらしい駅名は、「大阪阿部野橋」駅
私達が2年前に作った「ごりやくめぐり」
8000部作るも今はありません。これを印字してください。
富田林の「ごりやく」9か所とその関連12か所を紹介しています。
さて、今回の「近鉄フリーハイキング ご利益巡りハイキング第二弾」は、
近鉄 滝谷不動駅スタート
9:30~11:00の間に来て、案内リーフレットをもらいましょう。
彼方 大師井 富田林市彼方滝谷
崖の下は佐備地区に流れる川で、崖面から水が湧き出ているようです。数年前までは飲む事が出来ましたが、水質悪化のため今はもう飲めなくなってしまいました。ただし、水はポンプで井戸から汲む事はできます。
富田林の東高野街道沿いは、弘法大師にまつわる井戸が多いですね。
湧水は行程手前の「滝谷不動尊」に参拝し、境内 本堂前にある「お加持水」(井戸水)をありがたくいただいてください。(なんと無料)
別の所の湧水ですが、大師井と同じく弘法大師が開いたと云われています。
修業中の弘法大師(空海)様
彼方 滝谷 「大師井」
富田林には他にも大師様開いたと云われている井戸が4カ所あります。
☆喜志 桜井 「桜井の弘法井戸」
☆新堂(若松町三丁目) 「清水大師堂」
☆別井 慈眼寺の井戸
☆彼方 「大師井戸之跡」の碑(彼方) 蓮華心寺(廃寺)の跡にあります。*彼方保育園に上がる坂の左手手前
ブログ:たいし(大師or太子)井戸跡
戸立行者堂 富田林市佐備
この方面の大峯山行者が立ち寄り、ここから歩いて奈良 吉野を経由し、遠路大峯山で修業をします。金剛蔵王権現を祀っています。
いくつもの記念碑が!五十回も参拝された方もおられます。
戸立(こだて)行者堂からは、相当歩かなければなりません。まさしくハイキングですね。約5km、1時間ちょっと。
一旦戻り、金剛バス「中佐備」のバス停で富田林方面「富田林駅前」の一つ手前「堺筋」で降りるか、近鉄「滝谷不動」駅に戻り電車で「富田林」駅へ行って、そこから新道大師堂へ行くこともできます。
新道大師堂 富田林市富田林町30-15 (昔は新堂 新道)
新道地区は昔は新堂村に所属していました。ここの仏像は元々「新堂村北町」の「宝海寺」にありました。明治の初めに宝海寺が廃寺になり、一旦宝海寺の跡地に少堂を設け、そこに安置されて居ましたが、明治の終わりに同じ新堂村の教蓮寺に移され、その後さらに、この大師堂に移されました。
この不動明王さんは、鎌倉期の作と言われており、江戸初期の計画都市 新堂村(現富田林市若松町)の成立前より、新堂村の北部の村(里田 さった)にあったようです。伝承では、天正年間織田信長の河内攻めの時に、その村が焼打ちに会い、そこの街並みやお寺も焼けました。ただ、仏像だけは一部お焼けになられたものの、村衆により救出されたそうです。
それが証拠に、この不動さん、お肩のところが焼けただれておられます。
大師堂にはいくつかの仏像がありますが、見学は出来ません。表の格子の開いているところからご覧ください。
右肩が焼けただれているように見える「不動明王坐像」
入り口の小窓から覗いて、左から二つ目
熱かったでしょうね。
お堂の中。新道地区の集会所としても使われています。
富田林にはこういう仏像が安置されている地区集会所がたくさんあります。
途中せっかくですから、富田林寺内町に立ち寄って道草することもできます。坂を上がれば富田林寺内町。
ここから北甲田の観音堂までまた戻るコースになっていますが、約1km。
観音堂の地蔵さん 富田林市甲田1丁目16(北甲田)
江戸享保時代からおられます、御歳289歳。北甲田の観音堂の一角を間借りされている端正な顔立ちのお地蔵さん。
北甲田の観音堂
端正なお顔のお地蔵さま
和泉砂岩でできています。
チリンサン 富田林市甲田 (南甲田)
丸石5つ。甲田のだんじり小屋の前に、ずっとずっと昔からおられます。やんちゃが石を動かしていたずらしても、いつのまにかこの形に戻っています。
旧錦部郡特有の賽の神さんのようです。石川の川原の自然石、なぜか砂岩質の丸石を使用し、固定しないでおいてあります。
賽の神は、町の入口あたりにおられ、町に侵入する厄とか災いを防ぐ、れっきとした神さまです。
これも和泉砂岩。
なぜ「チリンサン」と呼ぶのかは不明です。賽の神をこう呼ぶのはここだけです。
2カ所にある丸石5個がチリンサンです、念のため。
ここから、川西駅に帰ります。(10分位)やっと終点にたどり着きました!
これで、歩いて巡るだけでも充分、丈夫で健康になるという「ごりやく」が得られますねえ、全く。
「ごりやく めぐり」 1 2015.11.1.
「ごりやく めぐり」 2 2015.11.2.
「ごりやく めぐり」 3 2015.11.12.
2018.2月15日 (HN:アブラコウモリH )
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