~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

まだ曲げてる

2006年07月21日 23時55分30秒 | 雑感
今、テレビでユリ・ゲラーがコマーシャルをやっている。
最初見たときはあまりにびっくりして、なんのCMだかまったく記憶に残らなかった。
「次は絶対なんのCMだか見とこう」と思ったのに、
次は、「まだスプーンまげてるよ」と笑っているうちに終わってしまった。
なので、いまだに何のCMかわからない(殴)。

ユリ・ゲラーが一世を風靡したとき、
私は小学校高学年だったか?
給食の時は、スプーンは投げられたり、曲げられたり。
私も家のスプーンを曲げてみようとしたが、意外にあっけなく曲がってしまうものが多く(アルミか・・・・笑)、
なんであれが超能力なんだかよくわからなかった。

しかし、父方の祖母は彼にぞっこんだった。
ある時TVで「もし家に動かなくなった時計があったらTVの前に置いてみてください」というものがあったらしい。
祖母は、おそらく半信半疑で置いてみた。
すると、なんといきなり動き出したのだそうだ。
興奮して「ユリ・ゲラーが・・」としゃべっていた姿を思い出す。

こっくりさんもあの当時だったか?
テレパシーや心霊現象も流行っていた気がする。
それが小学校高学年にありがちな興味の持ち方だったのか、
当時の世相だったのか今となってはよくわからないが、
「トイレットペーパーがスーパーの店頭から消える」という超常現象?を含め、
(これはそれより少し前かと。なんのことだかさっぱりお分かりにならない方たちには、また別途ご説明を・・笑)
まことにミョーな時代(時期)だったなあ、という気がする。


アバレ五重奏

2006年07月20日 23時32分23秒 | 室内楽
突然、4月のブラームスのピアノ五重奏の録音が送られてきた。

弾いたものは責任とって聴かねばならないので(笑)
聴いてみた。

は、はやい・・・・
手元のどのCDよりも速い。気のせいかとも思ったが、タイムを見てみてもそうだった。
つまり・・ポリー二よりもルービンシュタインよりも速かったということだ(爆)。
またこんなことを書くと
「がむしゃらに弾くだけでは・・」とお叱りを受けそうだが、
よくもこの速さで大きなミスもなく弾ききったものだ、と我ながら感心した(殴)。

この曲に関しては、アンサンブル以前に難しすぎたので、
細かいことをいうと、欠点だらけでハーモニーとしてはかなりの問題があるし、
段階としては「いちおう通しで弾けてます」というレベルかと思う。

これを主人に聴いてもらったら
「いや~、君、好き放題にやってるねえ」
まさにその通りですね、すみません。
なんというかですね・・・
弦楽器をひっくくってガーッと走っていく感じですね。

サディスチックな気分を味わいたい方にはおススメの一品です


本日のおもちゃ

2006年07月20日 21時50分11秒 | 雑感
一学期も終わりなので街中へ。

とあるデパートで写真のものをゲットしました。
ただの針金細工かと思いきや、これをいじると主なバリエーションだけでも13種類の立体ができます。

「ああ、針金でできた複雑な<あやとり>みたいなもんね」というと
あきれられたり感心されたり・・・。

自分にアメとムチ

2006年07月19日 17時49分55秒 | ピアノ
予選直前はあえてやっていなかった録音を、ひさしぶりにやってみた。

ところが・・・

何度やっても蚊の鳴くような音量でしか入っていない。
これは「録音ボリュームの問題だな」とMD本体をいじっていたら、
なぜか絶対消したくなかった録音が消えてしまった 

これは「マイクのパワー切れだな」と思い、
マイクをいじっていたら、マイク内部の精密な部分に行き当たり、
これはヤバイでしょ・・・と元に戻した。
「距離や向きの問題?」とマイクに思いっきり口をつけて
「あ゛~~~」と録音して聴いてみたら死ぬほどうるさかった。
でも、ピアノを弾くと録れてない。
やはり・・・電池・・でもどこ?・・・・

やっと説明書をみつけて見てみたら、
ただマイクの根元を引っこ抜くだけだった。

それで再度トライ。
いや、もう鮮明にうるさいくらいに入ってました。
たったこれだけのことに往生するなんてサル以下


今の録音を聴いてもほんとに手直ししたい箇所がたくさん出てきて、
これから一日にできる分量だけを取り出して、しらみつぶしにやっていくしかないのだが、
いったい私は過去どんな弾き方してたんでしょ?と
同じ曲の5月頃の録音を聴いてみた。
・・・・・・・ひどかった。火にくべてしまいたいような演奏だった。
ミスタッチは当たり前としても、
細かいところは両手バラバラだし、内声も整理されておらず
がちゃがちゃとただうるさいだけ。
ただ不思議なことに今より弾けている箇所もあるのだ。
でもそれはよく聴いてみると、メロディーだけをつないでいて、明らかに内声はほとんど弾いておらず、
ちょっと聴くとミスなく弾いているようだが、まったく表情や色彩はついていないのだった。

自分で言うのもなんだが、2ヶ月で相当変化していた。
ただ、技術的にだいたい弾けるようになってからあとが困難を極めることは、
今までの経験からも明らか。

私としては
「自分が聴きたい」と思う演奏を、他人にも聴いていただきたいと思う。
それには、自分で聴いてもまだまだだなあ、と思わざるを得ない。
なんとか次のステージまでにはそのレベルに持っていきたいと思うのだが。

それにしても曲を仕上げるということ、ほんとに大変だ。

見かけはハレでも・・・

2006年07月18日 23時21分05秒 | 家族・友人等
先日、バーゲンをぶらぶらしていたら、真っ白のドレスがあった。
真っ白のドレスというのはあまり見ないし、デザインは割と良かったので
冷やかし半分で試着してみた。
サイズ的にはぴったりだったのだが、ひとつ問題が・・。
女性の方ならすぐにピンと来られると思うが、下着が透ける。
う~ん・・・
「これ、どういう下着なら大丈夫なんですか?」
「肌色の濃いものでないと、透けますねえ。普段、ボディースーツはお召しでないですか?」
ぼでーすーつ?
「いーええ、そのようなものは普段はおろかこのようなものを着るときでも身には着けてません」
と退散してしまった。

若い頃、母親に着ろ着ろと無理やり持たされたことがあるが、
たしか結婚式の時一回着たきり、あとはまったく着たことがない。
以来、重力にさからわない衣生活をまっとうしている。

本番の時は、以前も書いたように
膝下ハイソックスでさえ、なんだか気になるので、
極力、必要にして最小限の装備(?)になる。
それも慣れないものはだめだ。

以前、東京に遠征した時のこと。
その時はまだ下の子が1歳になってまもなくで、オムツやら食べ物やら荷物が多かった。
で、つい自分の準備が手薄になってしまった。
前日ホテルでシャワーを浴びようとしたら・・・・下着がない。
しかも、<下>の方だ。
幸い隣にコンビ二があったので買いに走った。
ところが・・・・
サイズもさることながら、どうみても若いお嬢さんのお泊り向けのものしかない。
しかしながら、ないよりマシととりあえず買って帰った。

翌日は、某所で「熱情 1楽章」を弾いた。
和音の連打
要所要所で、まわしさながらの食い込みモン
あれはあれで力が入ったが、やはり忘れ物は厳禁!

スタンちゃん

2006年07月17日 14時32分30秒 | 雑感
予定通りの大雨に恵まれ(笑)、
「Mの里」敷地内のホールにあるピアノを借りに向かった(ただしピアノ庫内でということで)。
フロントでホールに関する鍵一式をじゃらじゃら借り受け、いざ現場へ。
外見は「村の集会所」風(殴)。
こんなところにスタインウェイが?
なんだか鍵が足りなかったりで四苦八苦してピアノ庫にたどりついた。
おおっ、まさにスタインウェイD型。古くないうえに、部屋は湿度40%、気温23℃にコントロールされ超快適。
調律も大丈夫で、2時間3150円でたっぷり堪能した。
今日弾いてよかったと思ったのは、まず黒鍵の幅が微妙に狭いので、国産のピアノより弾きやすくなる箇所が確認できたこと、それとスタインウェイ独特のダンパーペダルの「こつっ」と当たるハーフペダルの位置を確認できたこと。
私の練習の間、家族は全館貸し切り状態のロビーで寝たり、本読んだり、遊んだりして、寛いでいたようだった。

あそこならカンヅメにされたいぞ(笑)

今の季節は?

2006年07月16日 22時28分27秒 | 雑感
川のせせらぎとひぐらしの声の中でバーベキュー。
ひぐらしのあまりにもたそがれた風情に、「夏も終わり?」と思うほど。
一方で合いの手に「ホーホケキョ!」。
だいぶん上手になった「ホーホケキョ」でした。

バーベキューの残り火で花火やりたい放題。
線香花火、数本まとめて一瞬で燃やしてしまいました。
燃やしたというより「くべた」という感じ。




にほんごであらわそう

2006年07月15日 23時56分31秒 | ピアノ
サークルの練習会にいった。

今日はほんとうは行く予定ではなかった。
上の子がたまたま練習会場の近くで映画を見るというので、ふらっと寄ってみた・・
つもりだったが、気付けば子連れで2次会まで参加していた(爆)。
しかも2次会の帰り道、電車通りと正反対の方向に相当歩き、
あわや100m道路、というところまできていた。

それはおいといて・・なのだが、
練習会を聴いてきていろいろ考えることがあった。
というのは、このごろいただく講評やらとも関係することなのだが・・。

自分がある方々に演奏を聴いていただくとする。
コンペやステップの講評なら時間もないし、楽譜をみながらの指摘でもないので
「多声の扱いにもっと気をつけましょう」
「音色をもっと考えましょう」
的な、全体的なコメントになる。
これをいただくと、最初のうちは慣れないので
「ああ、自分は多声が下手なんだ」
「音色に乏しいんだ」
と思うのだが、では実際どうしようかという具体案は思いつかない。

これが、慣れてくると(ずうずうしくなるともいうが)
同じことを書かれたとしても
「ああ、あの場所か」とか
「このタッチが問題になってしまったな」とか
およその検討(とんちんかんなこともあるかもしれないが)をつける。
講評はこれで仕方ないと思う。実際、審査員にはコンテスタントを向上させる義務もなにもないのだから。

ただ、レッスンの場合。
私は幸いそんな先生にはめぐりあったことはないけれど、
「ぜんっぜんダメ!」「なんにもわかってない」
みたいなことをおっしゃるかたもマレにはいらっしゃるときく。
これはこれで、長期間のレッスンの中では愛のムチなのかもしれないが、
いわれたほうは、なにが全然だめなんだか、もう音楽なんかやめろということなんだかわけがわからない。

やはり、忍耐と言語化は指導に必須だと思う。
・・・というのは、ある国際的指揮者の公開レッスンをみていた時のこと。
某中高校のオーケストラを指導されていたのだが、
聴いているこちらはたしかに「よく弾いてる。練習してる」と思う一方で、
「なんだかまとまらない」とか「なんだか迫力に欠ける」と思う。
これが、その指揮者の手にかかると「なんだか・・」が具体的に短時間にパッパと整理・指摘されていく。

「まず、コントラバスですが、・・・」
「次に、ファーストバイオリンですが、・・」
と低音を高音をしっかりさせ、加えてどんどん低音と連動する打楽器、
高音と連動する管楽器と調えていく。

この時、私思いました。
「どことなく・・」「なんとなく・・」「全体に・・」
と言葉がマクロになればなるほど、シロート度も上昇するのだ、と。

それは、長年の修行と天分でもって指導も具体的になるわけではあるのだが、
指導する立場であろうとなかろうと、
「具体的かつ的確な表現」というものを身につけるべく努力することは、
自分が演奏する上でも決して損はないと思う。
それは別に、他人や自分に対しての「アラ探し」とは違う。
音楽としてどう表現していくか、という目的に気持ちが向かっていれば、
自然に生じるものではなかろうか?

ただ、それは待っていても身に付くものではないので、
自分も常に練習やステージ経験を積み、優れた指導者にレッスンしてもらうことが肝要と思う。


枯れ木もセミのにぎわい

2006年07月14日 23時59分18秒 | 雑感
夜テレビをつけっぱなしにしていたら、
なぜか宮古島でクマゼミを採集している場面だった。
なぜわざわざ宮古島?しかもクマゼミ?
クマゼミそのものは、西日本ならばもう少しすればうるさいくらい鳴くはずだ。
事実、昨年まで住んでいた家の庭には木が多かったので、
夏場は「しゃあっ~、しゃあっ~、しゃ、しゃ・・・・・」というクマゼミの声で目が覚め、
庭に出てみれば一本の木に20匹あまりという、まさに佃煮ものの光景がみられたものだった。

番組をよくよく見てみると、
なんでも「クマゼミが光ケーブルに被害を与えているのは本当か?」という検証をしているのだった。
クマゼミがケーブルに穴をあけ、インターネットやテレビがいきなり見られなくなることがあるのだそうだ。
さて、クマゼミくんだが・・・・
残りの命もあとわずかとなったころ、飼育かごに張り渡されたケーブルにしがみつき、お尻を振り出した。なんなんだ??・
専門家いわく
「光ケーブルに産卵してます」
これが鋭い針状のものをさしこんでしまうので、中の繊維までぼろぼろ。
これではITもなにもあったものではありませんなあ。
それにしても、なにもそんなものに産卵しなくても。
専門家によるとクマゼミくんは、枯れ木に産卵する習性があるのだそう。
ケーブルの表面の凸凹が、枯れ木に似た感じらしく、ご本人は
「枯れ木」と信じこんで産卵におよぶそうなのだ。

どうも人工のものは「ツルツル」な先入観があるのだが、
枯れ木にまごうような味な凸凹があったとは(笑)。
なかなか妙な組み合わせだが、なんとなく笑えてしまった。
うちも「光」に完全依存しているので、実害があった日には笑いことではすまないのだが。
セミにしてもせっかくの命、ケーブルに産み付けている場合ではないだろう。
だれか、セミの卵の育つケーブルにしてやってくれんか(殴)。
7年たったら、ケーブルから幼虫が這い出してくるだろう。
なんとなくホラーな絵柄が浮かんでしまった。