中学生の頃、ペルーのナスカ高原という所に、空からでなければ見えない地上絵が描かれていることを知った時に受けたショックは大変なものでした。「生きているうちに一度この目で確かめたい」その思いを、半世紀を経て実現させることができました。
ナスカの地上絵は、空から見なければ意味がない。そのためには遊覧飛行機に乗るしかない。ナスカ遊覧飛行をする拠点空港は、ピスコとナスカ。
リマ~ピスコは、バスで4時間。リマ~ナスカは、バスで7時間。リマに泊まっていたので、当然ピスコから飛行機に乗ることに。
パンアメリカンハイウェイ(アラスカ~チリ、48万km)をリマから南下すること4時間。ピスコの空港に到着。この空港は、ペルー空軍の基地にもなっている(この日に、落下傘降下訓練をしておりました。2週間前の訓練では、落下傘が開かない事故があったとのこと…)
遊覧飛行機は、5分毎に飛び立つ。ナスカ空港発着の飛行機も5分毎に飛び立つ。つまり、地上絵上空は、トンボの群のように飛行機が飛んでいる状態。過去には、空中衝突も起こった。そのため、現在は、高度差を三層にしている。つまり、全く同じコースを3機飛んでも衝突しないようにしている。
ピスコを飛び立って1時間。夢にまで見た、ナスカ地上絵上空にさしかかった。想像を絶するものでした。何がかって?これまで、発見されていない地上絵がたくさんあることに気づいたからです。3年前は、ナスカの地上絵はおよそ300といわれておりました。今は、700以上が確認されております。今後も、どんどん発見されていくことは間違いありません。私が45分間地上絵上空を飛んだだけでも、いくつか見つけたぐらいですから。
「ナスカの地上絵は、行ってみたいところのベスト3でありながら、もっとも失望するベスト3である(ワースト3?)」といわれております。なぜ失望するか?それは、2つの理由が考えられます。
その1 絵はがきで見るようにくっきりはっきり見えない。
その2 遊覧飛行機が、左右の座席の乗客に見えるように、機体を左右に傾けながら旋回するので、大半の乗客はゲロを吐く。
私の場合、ラッキーなことに地上絵をはっきり見ることが出来ました。ただ、持参したデジカメでは地上絵を写すことはできませんでした(一眼レフで、望遠付きでなければ、まともな写真は撮れない)。
ゲロは吐きませんでしたが、ぐっしょりと冷や汗をかきました。遊覧機の今年の事故は、2月と10月。乗客乗員は全員亡くなっている。そのことが、脳裏にあるため、「落ちたら終わり…」という冷や汗。
私は、冷や汗でぐしょ濡れになりながら何を見つけようとしていたか。それは、「宇宙人の基地だった説」の正当化の手がかりでした。
地上絵は…
1 暦関連説…夏至と冬至に太陽が沈む方向に一致するものがある。マリア・ライヒェさんがこの説を唱えておられるが、数千本の線のうち天体の運行と一致するものはあまりにも少ないので…この説は、ないんじゃないかな。
2 雨乞いの儀式で使った説…ナスカの地上絵は一筆書きになっており、それが雨乞いのための楽隊の通り道になったという。しかし、地上絵の線の幅は狭く、楽隊が行進するのは無理だと思うよ。
3 宇宙人関連説…この説は、だれしもが、少しの期待を持ちながらも「ありえない」と思っている説。私にとっては、説明がつく唯一の説なのですが。
まだ諸説あるようですが、結局、「よく分からない」という結論となる。
動植物の絵をどう描いたかについては、九産大の諫見さんが、小学生を使ってグラウンドに地上絵を再現させ、小柴昌俊科学教育賞を受賞した。原画を描き、中心点を取って相似拡大する方法(拡大法)を使ったもの。今年も拡大法で、ナスカの本物を40%縮小したハチドリをグラウンドに描いた小学校がある。動植物の絵については、ほぼ間違いなく拡大法で描いたのでしょう。しかし、BUT!直線についてはどう説明する?
直線や幾何学図形が無数に描かれているのです。 最大の地上絵は、「全長50kmの矢印」です。遊覧飛行機からも見ることは出来ません。成層圏よりはるかに上の900kmからでなければ見えない。発見したのは、アメリカの資源探査衛星ランドサット。いくら小学生が頑張っても、拡大法でこの矢印は描けない。
しかして、何のために50kmの矢印を?宇宙からしか見えない絵を描いてどうするの?
私は、「地球へ来た宇宙人が、ナスカの人々に指図して50kmの正確な矢印を描かせた」とするのが妥当だと思います。他の宇宙人が地球着陸のための目印となるようにと。その宇宙人たちは、その後どうしたか?たぶん、自分たちの星へ帰ったでしょう。宇宙からの人たちは地球滞在中、ナスカの人々に、いくつかの文化を伝受した。自然石をナイフで切ったようにくりぬく技術など…。ナスカの人たちは、宇宙人の皆様がまた来てくれるよう願いを込めて、ハチドリ等動植物の地上絵を次々と描いた。
はっきりしていることは、ナスカの地上絵は、紀元前200年から紀元後800年(ナスカ文化の時代)に描かれたものだということだけでしょうか…。
ナスカの地上絵は、空から見なければ意味がない。そのためには遊覧飛行機に乗るしかない。ナスカ遊覧飛行をする拠点空港は、ピスコとナスカ。
リマ~ピスコは、バスで4時間。リマ~ナスカは、バスで7時間。リマに泊まっていたので、当然ピスコから飛行機に乗ることに。
パンアメリカンハイウェイ(アラスカ~チリ、48万km)をリマから南下すること4時間。ピスコの空港に到着。この空港は、ペルー空軍の基地にもなっている(この日に、落下傘降下訓練をしておりました。2週間前の訓練では、落下傘が開かない事故があったとのこと…)
遊覧飛行機は、5分毎に飛び立つ。ナスカ空港発着の飛行機も5分毎に飛び立つ。つまり、地上絵上空は、トンボの群のように飛行機が飛んでいる状態。過去には、空中衝突も起こった。そのため、現在は、高度差を三層にしている。つまり、全く同じコースを3機飛んでも衝突しないようにしている。
ピスコを飛び立って1時間。夢にまで見た、ナスカ地上絵上空にさしかかった。想像を絶するものでした。何がかって?これまで、発見されていない地上絵がたくさんあることに気づいたからです。3年前は、ナスカの地上絵はおよそ300といわれておりました。今は、700以上が確認されております。今後も、どんどん発見されていくことは間違いありません。私が45分間地上絵上空を飛んだだけでも、いくつか見つけたぐらいですから。
「ナスカの地上絵は、行ってみたいところのベスト3でありながら、もっとも失望するベスト3である(ワースト3?)」といわれております。なぜ失望するか?それは、2つの理由が考えられます。
その1 絵はがきで見るようにくっきりはっきり見えない。
その2 遊覧飛行機が、左右の座席の乗客に見えるように、機体を左右に傾けながら旋回するので、大半の乗客はゲロを吐く。
私の場合、ラッキーなことに地上絵をはっきり見ることが出来ました。ただ、持参したデジカメでは地上絵を写すことはできませんでした(一眼レフで、望遠付きでなければ、まともな写真は撮れない)。
ゲロは吐きませんでしたが、ぐっしょりと冷や汗をかきました。遊覧機の今年の事故は、2月と10月。乗客乗員は全員亡くなっている。そのことが、脳裏にあるため、「落ちたら終わり…」という冷や汗。
私は、冷や汗でぐしょ濡れになりながら何を見つけようとしていたか。それは、「宇宙人の基地だった説」の正当化の手がかりでした。
地上絵は…
1 暦関連説…夏至と冬至に太陽が沈む方向に一致するものがある。マリア・ライヒェさんがこの説を唱えておられるが、数千本の線のうち天体の運行と一致するものはあまりにも少ないので…この説は、ないんじゃないかな。
2 雨乞いの儀式で使った説…ナスカの地上絵は一筆書きになっており、それが雨乞いのための楽隊の通り道になったという。しかし、地上絵の線の幅は狭く、楽隊が行進するのは無理だと思うよ。
3 宇宙人関連説…この説は、だれしもが、少しの期待を持ちながらも「ありえない」と思っている説。私にとっては、説明がつく唯一の説なのですが。
まだ諸説あるようですが、結局、「よく分からない」という結論となる。
動植物の絵をどう描いたかについては、九産大の諫見さんが、小学生を使ってグラウンドに地上絵を再現させ、小柴昌俊科学教育賞を受賞した。原画を描き、中心点を取って相似拡大する方法(拡大法)を使ったもの。今年も拡大法で、ナスカの本物を40%縮小したハチドリをグラウンドに描いた小学校がある。動植物の絵については、ほぼ間違いなく拡大法で描いたのでしょう。しかし、BUT!直線についてはどう説明する?
直線や幾何学図形が無数に描かれているのです。 最大の地上絵は、「全長50kmの矢印」です。遊覧飛行機からも見ることは出来ません。成層圏よりはるかに上の900kmからでなければ見えない。発見したのは、アメリカの資源探査衛星ランドサット。いくら小学生が頑張っても、拡大法でこの矢印は描けない。
しかして、何のために50kmの矢印を?宇宙からしか見えない絵を描いてどうするの?
私は、「地球へ来た宇宙人が、ナスカの人々に指図して50kmの正確な矢印を描かせた」とするのが妥当だと思います。他の宇宙人が地球着陸のための目印となるようにと。その宇宙人たちは、その後どうしたか?たぶん、自分たちの星へ帰ったでしょう。宇宙からの人たちは地球滞在中、ナスカの人々に、いくつかの文化を伝受した。自然石をナイフで切ったようにくりぬく技術など…。ナスカの人たちは、宇宙人の皆様がまた来てくれるよう願いを込めて、ハチドリ等動植物の地上絵を次々と描いた。
はっきりしていることは、ナスカの地上絵は、紀元前200年から紀元後800年(ナスカ文化の時代)に描かれたものだということだけでしょうか…。