アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

イヌのノミとネコのノミ、どちらが高く跳ぶ?

2010年10月04日 | Weblog
  イヌに寄生するノミは、ネコに寄生するノミより高く跳ぶことを発見したことに対して、ノーベル賞が贈られたことがありました。ウソだろうって?ホントホント!「イグ・ノーベル賞(Ig Nobel。ignobleではない)」ですけどね。ノーベル賞には違いないでしょ。
 イグ・ノーベル賞は「愚かなノーベル賞」といった意味…私は、全然愚かじゃないと思います。レスペクトしています。本物のノーベル賞受賞者を含むハーバード大やMIT(マサチューセッツ工科大)の教授らが書類選考し「他の誰もやりそうにない、ユーモアと独自性を兼ね備えた研究や開発」に授与する賞。受賞者には賞状とトロフィーが贈られる。賞金はないが、名誉なことですから…いいんじゃないでしょうか。

 日本人の受賞者は、中松義郎さん(ドクター・中松)をはじめとして結構おられます。日本人は人種的に頭がいいから、おもしろいことを考えるのです。中松さんが、イグ・ノーベル賞を受賞した理由は…
 1 35年間、自分の食事を写真に収め、3日前の食べ物が頭の働きや体調に影響を与えることを突き止めたこと。
 2 頭を良くし、長寿の源となる食材として「焼きのり」「アジ」「ビール酵母」など55品目を発見したこと。
 3 「一日三食」の定説を覆し「一日一食が頭を良くし、長寿にもなれる」という新説を科学的に証明したこと。
 う~ん、ばかばかしい!一日一食なら、犬だね。と、いうことは、犬は頭が良く、長寿…?

 今年の、「イグ・ノーベル賞」の授賞式がハーバード大で行われ、日本人が「交通計画賞」を受賞した。受賞者は、はこだて未来大の中垣俊之教授らのチーム。このチームは、2008年にも「認知科学賞」を受賞している。交通計画賞、どんな研究だったか?単細胞生物の粘菌が最適な鉄道網を設計できることを見つけた…。確かに、おもしろい。JRが粘菌の力を借りる日も近い…そんなわけないか。

 記憶に新しいところでは、日本人女性が、ウシの排泄物からバニラの香り成分「バニリン」を抽出したとして受賞。授賞式で、壇上のノーベル賞学者らがバニラアイスクリームを試食するというパフォーマンスもあった。カイワレは食べなかったのかって?菅さんじゃないんだから!

 これまでの、イグ・ノーベル賞受賞の研究…
 ○ バーチャルペット(たまごっち)の開発によりバーチャルペットへの労働時間を費やさせた功績…こんなのが…!
 ○ 足の匂いの原因となる混合物の解明… これは、日本人の研究。日本人は、足が臭いということか?アシックサ(足臭)というスポーツ用品メーカーもある…アシックスでしたぁ。
 ○ コンピュータ・ベースでの犬と人間の言葉を自動翻訳するデバイス「バウリンガル」開発…東北の犬と関西弁の人との場合もバウリンガルで大丈夫なのか?
 ○ 靴の外側に靴下をはけば凍結路での転倒頻度が低下する…そんな奴はオランやろう!靴の上に靴下を履く…靴の下(内側)に履くから靴下。転倒予防のものは、「靴上」だな。
 ○ 従業員をランダムに昇進させると組織の効率が上がる数学的証明…これは、ブラックユーモアだな。
 ○ 乾燥したスパゲッティを曲げると、2つに割れず、それ以上の数の破片になってしまうのは何故か、についての考察…考察だけでイグ・ノーベル賞か!乾燥したウドンで実験したら、きれいに2つに割れました。ウドンは日本のものなので、二本に割れるってかぁ!
 ○ 集合写真を撮る際に誰も目をつぶっていない写真を撮るためには、何人いる場合何枚撮れば確実か計算した…そういう計算をしようと考えるところがバカ(ほめているんです)。
 ○ なぜ人々は黒板に爪を立ててこする音を嫌うかを研究する実験を指揮したことに対して…実験を指揮しただけでも受賞できるとは!
 ○ 信徒のための祈りをインドへアウトソーシング(外部委託)したことに対して…これは、受賞者が笑えます。「バチカン」でした。

 きりがないので、私が選んだ、「バカバカしくもおかしいイグ・ノーベル賞!」を3つ挙げておしまいにします。

 第三位 ニシンがどうもおならでコミュニケーションしているようであることを示したことに対して…ニシンのおならってどうやって調べるのよぉ!
 第二位 ラットは日本語の逆さ言葉を話す人とオランダ語の逆さ言葉を話す人とを聞き分けられない場合があることの発見に対し…ア、ア、アノネ!日本語の逆さ言葉だけなら理解できるというのか?ラットが!
 優 勝 なぜキツツキは頭痛がしないかを研究し解説したことに対して…これはおもしろいですよ。キツツキは頭痛がないことを知っている。受賞者は、キツツキかっ!?他の鳥は頭痛もちか?

 次回のイグ・ノーベル賞には私も応募したい!主な研究は…「トマトの葉は、環境によって蔓の役目をするようになることを発見した」「うどんをエサにして釣れる魚の一覧表を作成した」「カラスを酩酊させた」…もっと、バカバカしくなければダメでしょうかねえ…。