アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

マチュピチュ村へ…!

2010年10月27日 | Weblog
 日本人へのアンケートで、「世界でもっとも行ってみたい観光地」のナンバーワンが、「マチュピチュ」。しかも3年連続ナンバーワン。
 マチピチュがどんなところか?写真はたくさん出回っている…ただ、写真を見るだけで納得しないのが、アンティークな日本人。

 リマからどうやってマチュピチュへ行くか。
 1 リマから飛行機でクスコヘ(1時間15分)。
 2 クスコからバスで、オリャンタイタンボへ(2時間)。
 3 オリャンタイタンボから列車に乗ってマチュピチュへ(2時間)。この列車は、「ペルーレイル」。地球上で2番目に標高の高い場所を走る列車。オリエント急行を運行する「オリエント・エクスプレス・ホテルズ」と、「ペルー資本」によって共同運営されている。
 列車は、豪華な順から、「ハイラム・ビンガム」→「ビスタドーム」→「バックパッカー」という種類がある。いずれの列車も、軽食と飲み物が出る。
 帰路のマチュピチュ→オリャンタイタンボ間では、列車内ファッションショーが行われる。モデルさんは、な、な、なんと乗務員さんたち。もっとも、ファッションは、アルパカ製品のセーター類。ショーのあと、モデルさん(乗務員)たちがセーター類の車内販売をする。

 私は、ビスタドームに乗車。天井の途中まで窓があり、両脇の山々を見ることが出来るようになっている。見上げる…つまり、列車は、ウルバンバ渓谷の谷底を走る形になる。見上げるアンデスの山々には、万年雪が。
 このウルバンバ川…マチュピチュあたりでは川幅5~10mほどですが、この川が、あの世界的大河、アマゾン川の源流なのです。「アマゾン」と聞くと、ブラジルをイメージするのですが、実際はアマゾンの半分以上が、ペルー領。マチュピチュを流れた川が、アマゾン川となって南大西洋へ流れ出す…壮大!現地へ行っていなければ知ることもなかった…。

 単に「マチュピチュ」といった場合、どこを指すか…
 1 マチュピチュ村(標高2,000m。元は、アグアスカリエンテスと呼ばれていたが、マチュピチュ村のほうが通りがよくなってしまった)
 2 マチュピチュ遺跡(歴史保護区。標高2,400m)
 3 マチュピチュ山(標高3,050m)
つまり、単に「マチュピチュ」というと、上記3つのいずれか…どれを指すのか分からない。「村」なのか、「遺跡」なのか、「山」なのかをはっきりさせて話を進めるとよいと思います。もっとも大部分の人は、「マチュピチュ=遺跡」と思っているので…問題ないかなあ…。

 列車が到着するのは、「マチュピチュ村」。日本の山間の温泉郷を彷彿させられます。実際、温泉もあります。水着着用で入浴します。私は、日本から水着を持参しましたが、レンタル水着もあります。水着を借りて、入湯料を払って、脱いだ服はコインロッカーに入れて…640円あれば入浴できます。ただ…近年温泉の温度が徐々に下がってきて、今は37℃程度しかない。ぬるいです。レストラン、スーパー、ファーマシー、郵便局、両替屋、土産物屋…狭い谷間にひしめき合っている。なぜか浮き浮きします。
 マチピチュ村から、「マチュピチュの遺跡」は、全く見えません。山裾からはその存在を確認できないから、「空中都市」と、呼ばれているのです。
 いよいよマチュピチュの遺跡をこの目で見ることが出来る…!