ペルーという国について、「貧しい」という認識は持っていませんでした。しかし、行ってみて、かなり貧しいことが分かりました。
首都リマを歩いているぶんには、東京にいるのか、ニューヨークにいるのか分からない。都市部はどこでも同じ。しかし、リマから数十分走って郊外へ出るだけで、景色は一変する。
まず、エジプト並みのゴミ。インカの昔から、ゴミはそこらへんに捨ててきた。捨てられたゴミは自然に還っていた。しかし、ここ数十年、自然に還らないゴミが増え始めた(ナイロン、ビニール、ペットボトル、プラスティックバッグ…)。人々が暮らしを変えないから、ゴミは蓄積される一方。
トイレ事情…これも、中国並みに劣悪。使用した紙をトイレに流せない。ホテルで、うっかり流してしまったら便器の水が溢れて情けない目に遭う。それにしても、使用した紙をゴミ箱へ入れる…これには抵抗があります。だけど、持参したシャツを犠牲にして、溢れ出たトイレの水を拭き取るよりはマシ…。
国民の平均的な月収は、200ドル。それだけで暮らせるという。教員は、400ドル、警察官は500ドルだという。勤務医は、600~1,000ドルで、開業医は、その4~5倍の収入がある。もちろん、破格の大金持ちも多数おられるとのこと…。
観光客の立ち回り先の物価は、異常に高く設定されている。小売店の水は、32円~64円だが、観光客用のレストランの水は、340円以上になる。10倍以上に…ま、これは普通かな。
レストランでは、水とビールが同じぐらいの値段。地元の人が、「リマのビール?こんなモノ、水だよ」と言っていたので、値段も同じにしたのか…んなわけないね。しかし、ワインはその倍以上の値段。ペルー産のワインも高い。理由?よく解りません。味?まあ、普通でした。
ピスコサワーは美味しい。しかし、酸素が薄い高地でこれを飲んで具合を悪くする人もいるので、注意が必要。酸素の薄さに加えて、卵白が入っていることが何らかの作用をするらしい。ウエルカムドリンクとして出してくれるレストランもありました。
ペルーの貧しい人が、土地を手に入れる方法がなんとも凄い。5年計画で120㎡の土地が入手できる。
1年目・・・自分のものにしたい土地120㎡に、杭を立てる。市町村側は、住人が増えると税収が上がるので歓迎なのだが、警察は(一応)取り締まる。定期的に警察に杭を撤去されるが、粘り強くその土地に再び杭を立てる。市町村へは、自分の土地にしたい旨を届け出ておく。
2年目・・・板で土地を囲む。警察がユンボで壊すが、粘り強く再建する。いたちごっことなる。
3年目・・・日干し煉瓦で家を立て始める。これも壊されることあり。
4年目・・・警察は、ほぼ諦めるので、本格的に家を建て始める。
5年目・・・住宅の完成。120㎡の土地も自分のものとして認められる。
以上のようになっているので、バスで走ると、道の両脇に、1年目の家、2年目の家・・・が並んでいるのが見えて楽しい。130万k㎡の国土に、2,900万人が住んでいる…つまり、土地は無尽蔵にあるような状況。
ちなみに、「私(日本人)にも、杭を立てて5年間頑張れば土地をくれるのか?」と、ヒゲのオヤジに質問した。「分からん」という素っ気ない返事…。
首都リマを歩いているぶんには、東京にいるのか、ニューヨークにいるのか分からない。都市部はどこでも同じ。しかし、リマから数十分走って郊外へ出るだけで、景色は一変する。
まず、エジプト並みのゴミ。インカの昔から、ゴミはそこらへんに捨ててきた。捨てられたゴミは自然に還っていた。しかし、ここ数十年、自然に還らないゴミが増え始めた(ナイロン、ビニール、ペットボトル、プラスティックバッグ…)。人々が暮らしを変えないから、ゴミは蓄積される一方。
トイレ事情…これも、中国並みに劣悪。使用した紙をトイレに流せない。ホテルで、うっかり流してしまったら便器の水が溢れて情けない目に遭う。それにしても、使用した紙をゴミ箱へ入れる…これには抵抗があります。だけど、持参したシャツを犠牲にして、溢れ出たトイレの水を拭き取るよりはマシ…。
国民の平均的な月収は、200ドル。それだけで暮らせるという。教員は、400ドル、警察官は500ドルだという。勤務医は、600~1,000ドルで、開業医は、その4~5倍の収入がある。もちろん、破格の大金持ちも多数おられるとのこと…。
観光客の立ち回り先の物価は、異常に高く設定されている。小売店の水は、32円~64円だが、観光客用のレストランの水は、340円以上になる。10倍以上に…ま、これは普通かな。
レストランでは、水とビールが同じぐらいの値段。地元の人が、「リマのビール?こんなモノ、水だよ」と言っていたので、値段も同じにしたのか…んなわけないね。しかし、ワインはその倍以上の値段。ペルー産のワインも高い。理由?よく解りません。味?まあ、普通でした。
ピスコサワーは美味しい。しかし、酸素が薄い高地でこれを飲んで具合を悪くする人もいるので、注意が必要。酸素の薄さに加えて、卵白が入っていることが何らかの作用をするらしい。ウエルカムドリンクとして出してくれるレストランもありました。
ペルーの貧しい人が、土地を手に入れる方法がなんとも凄い。5年計画で120㎡の土地が入手できる。
1年目・・・自分のものにしたい土地120㎡に、杭を立てる。市町村側は、住人が増えると税収が上がるので歓迎なのだが、警察は(一応)取り締まる。定期的に警察に杭を撤去されるが、粘り強くその土地に再び杭を立てる。市町村へは、自分の土地にしたい旨を届け出ておく。
2年目・・・板で土地を囲む。警察がユンボで壊すが、粘り強く再建する。いたちごっことなる。
3年目・・・日干し煉瓦で家を立て始める。これも壊されることあり。
4年目・・・警察は、ほぼ諦めるので、本格的に家を建て始める。
5年目・・・住宅の完成。120㎡の土地も自分のものとして認められる。
以上のようになっているので、バスで走ると、道の両脇に、1年目の家、2年目の家・・・が並んでいるのが見えて楽しい。130万k㎡の国土に、2,900万人が住んでいる…つまり、土地は無尽蔵にあるような状況。
ちなみに、「私(日本人)にも、杭を立てて5年間頑張れば土地をくれるのか?」と、ヒゲのオヤジに質問した。「分からん」という素っ気ない返事…。