アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

「時は金なり」ではない

2012年11月15日 | Weblog
この度、私どもは、「珊瑚婚式」を迎えました。結婚して35年経ったということ。このあと、5年ごとに、ルビー婚式(40年)、サファイア婚式(45年)、金婚式(50年)、エメラルド婚式(55年)、ダイヤモンド婚式(60年。または75年)
 このように並べてみると、金婚式まで生きていられるかなあ?つまり、あと15年生きていられる自信がない。

 人生を長らくやっておりますと、つくづく「時は金なり」だなあと思います。この故事、日本だけかと思いきや、英語では、「Time is money.」。中国語では、「时间就是金钱」。韓国でも、「시간은 금이다」。フランス語では、「Le temps est de l'argent」、ドイツ語では、「Zeit ist Geld」。世界中で、「時は金なり」が通用することが分かります。

 し、しかし…このところ、「時は金じゃない」と思うようになってきました。
 3年前の写真を見る機会がありました。フサフサとした髪、顔に皺がない。わずか、3年で…変化の度合いが異常なほど速い…!
 髪は減り、皺は増える。バランスとしてはいい。おっと、そういうポジティヴ名話をしようとしているのではありませんで…。

 「時間」は、二度ともどってきません。し、しかし、「金」はもどってくる…。無報酬の仕事を2つほどしていますが、「費用弁償」とかで、なにがしかのお金が毎月振り込まれます。つまり、「お金」は働けば入手出来ます。「時は金」ではないし、「金は時」でもない。と、まあこのようなことを考えたのであります。

 「時は金なりは、時間はお金と同じような価値があるもの。無駄にしてはいけないということだ」だって?それは分かっています。
 ただ、よーく考えると、「時は戻ってこないけど、お金はもどってくる」つまり別のもの。「時は金なり」は正しくない。

 反省しているのは…
 1 自分が、「薄毛→ハゲ」の道を邁進することになろうとは予想していなかった。「自分はハゲる」という前提の元、若いうちからケアしておけばよかった。後悔。
 2 若い頃、何の知識もなく日焼けしていた。そのツケで、顔が皺だらけになってしまった。日焼けしなければよかったぁ。後悔。

 新しい故事を作りました。自虐的ではありますが…
 「時はハゲなり」…!