アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

選択のパラドックス現象…

2012年11月23日 | Weblog
 近所に大きなスーパーがオープンしました。
 開店時間前に並んだんだろうって?冗談じゃない、「超特価」とか「目玉商品」という言葉が嫌いですから、開店の日に行くなどという恥ずかしいことはしません。開店の日の夕方に行きました。

 大変な数のお客さん。従業員もあちこちの系列店からの助っ人でお客さんの数と変わりない。

 客の流れに流されて、「ジャムのコーナー」に。「黒豆ジャム」「小豆ジャム」…これらって、早い話が、「餡」じゃないのか?「かぼちゃジャム」こ、これって、カボチャをマッシュして砂糖を入れただけでは?
 それはともかく、ジャムだけで一体何種類あるんだーって感じ。果物のジャムはもちろん、豆類のジャム、野菜のジャム…その数、50種類は並んでいました。肉と魚のジャム以外は全てあるといってもオーバーじゃないかも。我が家特製と思っていた、「ぶどうジャム」「ぐみジャム」「グーズベリージャム」「スモモジャム」「トマトジャム」…普通に並んでいました。

 さて、こうなると、どのジャムを買うべきか迷う。迷った末に結局ジャムは買いませんでした。
 これが正しく、「選択のパラドックス」(友野典男著 行動経済学)。「人間は選択肢が多すぎると決定できない」あるある!二択、三択、四択ぐらいまでなら集中して選べるが、五択以上になるととたんに集中できなくなる。日常的に経験していることです。

 ジャム売り場…品数を集めたことが失敗でしたね。もっとも、それは私の考えで、店側は成功したと思っているかも。

 日本に政党が14もあるとは…。昨日、13に減った!こうなると、選択のパラドックス現象が起こりますね。

 「ワシは今『なに党』なのかと秘書に聞き」

 もうどうでもよくなってしまう。政党が増えて選挙に行く人が減る…。皮肉なものです。勝手に決めつけるなってか?

 スーパーの開店で選挙を憂う…。庶民の鑑だね。