アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

少子化に一石を投じているスマホのアプリ…?

2013年04月09日 | Weblog
 「もしもし、赤鬼です!今から行きます」スマホに“鬼”が電話を掛けてくるアプリ、子育て世代ママに人気なのだそうで…。スマートフォン(高機能携帯電話)で鬼が電話をかけてくるアプリ…
 あ、あのね!鬼の力を借りなければ、子どもに言うことをきかせられんのかね?近頃の母親はどうなってんだぁ?

 もっとも、「鬼の力を借りる」のは、近頃の母親に限ったことではないかぁ。近頃の母親の皆さんゴメンナサイ。昔から…
 「寝ないと鬼が来るよ…」
 「言うことをきかないと、カマスの爺さんに連れて行かれるよ」
 恐怖で子どもに従わせておりましたね。

 えっ?「カマスの爺さん」ってなんだって?カマスを持ち歩いている爺さんですよ。「カマス」とは、「藁筵(わらむしろ)を、二つ折りにして作った袋」です。紙袋(石灰・肥料・穀物・塩などを入れる)も、麻袋もない時代…カマスの時代でした。カマスの爺さんは、悪い子をカマスに入れて、どこかへ連れて行ってしまうのでした。

 現代版カマスの爺さんが、スマホのアプリ…!
 着信音が鳴る。応答ボタンを押すと、画面いっぱいに赤鬼の横顔が現れる!不気味な男の声…
 「もしもし、赤鬼です。えっ、また言うことを聞かないんですか!今から行きます。住所はどちらですか?…コラッ!言うことを聞かないと、食べちゃうぞ!」
 これは怖いです。カマスの爺さんは、子どもが想像するしかなかったのですが、スマホの鬼の場合は、想像しなくても顔が画面に現れる。

 小一の担任の先生が、聞き分けのない子がいると…
 「もしもし、○○動物園ですか?サルが一匹教室にいますから、捕まえに来てください」
 と、電話してました。もちろん、「うそっこ」の電話なのですが、子ども達は、緊張して大人しくなりました。

 動物園からの追っ手でも怖いのですから、「鬼」は怖すぎます。スマホ…子育てにも役だっている…!