アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

トリインフルエンザで美談が没に

2013年04月28日 | Weblog
 昨秋、公務補さんが、羽が折れて飛べなくなっている鳩を保護した。公務補室で密かに手当てした。冬季休業中も毎日学校へ出てきて、「手当て&エサやり」を欠かさなかった。
 そして半年が経過した。鳩は完全に回復した。
 そして、とうとう鳥かごを外に出し、出入り口の蓋を開けた。
 ハトは、公務補さんの背に乗ったり周囲を歩いたりしていた。
 そして…大空へと飛び去った。

 公務補さんは、このことを全く誰にも話していなかった。鳩がいなくなって、ようやく一人の教員に話した。
 その教員は犬を飼っている。名前は「クマ」。おっと、それは関係なかった。
 その教員は、「いい話だ。新聞に載せて紹介したらいいんじゃないか」と、考えたという。少し考えて、「やっぱりヤーメタ」と、思ったという。

 どうしてか?
 「学校内で、傷ついた鳩を飼っていたというのは、美談どころか攻撃の対象になると思ったから」

 どうして攻撃の対象に?
 「トリインフルエンザの危険性がゼロだったとは言えないから」
 トリインフルエンザは、美談にも感染する…早く終息していただきたい。