教育再生実行会議(安倍首相直属)の教育再生提言は…(2月26日)
1 自治体単位で弁護士や臨床心理士らで構成する第三者組織を設け、子供や保護者 から相談を受け付ける。
2 学校にスクールカウンセラーの配置を進め、子供の異変に気付く体制を整える。
3 加害生徒に対する出席停止措置の活用や、警察との連携が必要である。
4 道徳(の時間の道徳)を教科に格上げする。
いじめ関連の提言…。全然ダメだ!「いじめ」というもの画わかっていないから、「教育再生提言でこのような御託を並べる。それもそのはず、有識者メンバーに、「いじめは学校で起こる」ということを知っている有識者がいない。
アフラック創業者、高知県知事、三鷹市教育委員会委員長、前愛媛県知事、熊本県知事、早稲田大学総長、東京大学教授、全日本教職員連盟委員長、成基コミュニティグループ代表、専修大学附属高等学校理事、作家、元シンクロナイズドスイミング選手、三菱重工業株式会社取締役相談役、高崎経済大学教授、東京大学名誉教授。…これじゃあ、期待出来ませんね。「学校がどうなっているのか、知らない人ばかり」これで、教育を再生しようと…。
1の第三者組織ですが、「学校や教委が機能しないケースがあることから、外部の視点で解決策を探ろう」ということ。内部を知らない外部の視点ほど怖いものはない。この第三者組織は、いじめが発生してから動き出す。誰かが犠牲にならなければ動かない組織って必要か?「このような態勢を整えていますよ」というアリバイ作りと言う点では、まあ…いいかな。でもそうなると、我々貧乏人の血税を大金持ちの有識者の皆さんに使われるわけで…。やっぱりダメですね。
2のスクールカウンセラーの配置を進め、子供の異変に気付く体制を整える。これが一番悪い。大津市の中学生がいじめを受けて自殺した問題を調べた第三者委員会の報告書は、スクールカウンセラーの活動を厳しく追及している。教育再生実行会議有識者委員の皆さんはこの報告書を読んだのでしょうか?スクールカウンセラーを増やせば、いじめが減る…幻想、妄想でしょう!「子供の異変に気付く体制」…出ました!得意技アリバイ作り!
3の加害生徒に対する出席停止措置の活用や、警察との連携が必要である。評価できる提言は、これだけですね。これだって、目新しいものではありません。文科省通知に、繰り返し、「警察等との連携の重要性」が明記されていますから。
なぜ、今、「警察」を強調しているか?いじめ脱却の見通しが立たない今、残された手段として、国(文科省)がルビコン川を渡りきった。どうゆうことかって?これまで学校は、治外法権的な存在だったからです。警察なんて、とんでもない話だったのです。
ある考え方の人たちが大好きな、「子ども天使論」「造反有理論」…ことばが字詰み耳障りがよい。「腐ったミカンの話」…泣けてきます。その結果、学校内の犯罪行為を「糞を隠すように」隠してきた。
警察への通報は、「子どもを警察へ売り渡す管理主義の象徴」と糾弾されましたよ。学校は「社会で許されなくても、学校でなら許される」治外法権的な存在でした。オーバーだろうって?強制わいせつ、傷害、暴行、強迫、強要、侮辱、窃盗、恐喝等は、犯罪ではないのですか?明々白々の刑法に抵触する犯罪です。学校内であっても許されるものではない。
4の道徳(の時間の道徳)を教科に格上げするですが…全く意味がないことです。同じことを、第一次安倍内閣の時の教育再生会議が、2007年に提案しました。現場が猛反対。
「教科となると、成績評価をしなければならない。道徳は、成績評価の対象になじまない」…これは一理ある。そんなわけで見送られた。
教科ではないので、教科書はない。また、教員免許に「道徳科の免許」というものもない。それで、「効果的な指導法がわからない」といった声が現場の教員から出ていた。これがおかしい!1950年から始まった道徳の時間の道徳。60年以上も経つているのに、「効果的な指導法がわからない」。この60数年間、一体何をやってきたんだ?!新採用の教員が、「指導法がわからない」のなら、先輩教員が教えればいいでしょう!先輩もわからない、教頭も校長もわからない…?いじめがはびこるはずです!
道徳を教科化しても、「教材の開発や指導法の研究」をする教員などわずかですよ。やってる教員は、今すでにやってますから。今やらない教員が、「教科になったからやるかな」と、なるはずがない。
と、まあ、このようなわけで教育再生実行会議の提案は…体裁だけ、アリバイ作りだけ。
え!アンティークマンならどんな提案をするんだだって?長くなるので、明日書きます。
1 自治体単位で弁護士や臨床心理士らで構成する第三者組織を設け、子供や保護者 から相談を受け付ける。
2 学校にスクールカウンセラーの配置を進め、子供の異変に気付く体制を整える。
3 加害生徒に対する出席停止措置の活用や、警察との連携が必要である。
4 道徳(の時間の道徳)を教科に格上げする。
いじめ関連の提言…。全然ダメだ!「いじめ」というもの画わかっていないから、「教育再生提言でこのような御託を並べる。それもそのはず、有識者メンバーに、「いじめは学校で起こる」ということを知っている有識者がいない。
アフラック創業者、高知県知事、三鷹市教育委員会委員長、前愛媛県知事、熊本県知事、早稲田大学総長、東京大学教授、全日本教職員連盟委員長、成基コミュニティグループ代表、専修大学附属高等学校理事、作家、元シンクロナイズドスイミング選手、三菱重工業株式会社取締役相談役、高崎経済大学教授、東京大学名誉教授。…これじゃあ、期待出来ませんね。「学校がどうなっているのか、知らない人ばかり」これで、教育を再生しようと…。
1の第三者組織ですが、「学校や教委が機能しないケースがあることから、外部の視点で解決策を探ろう」ということ。内部を知らない外部の視点ほど怖いものはない。この第三者組織は、いじめが発生してから動き出す。誰かが犠牲にならなければ動かない組織って必要か?「このような態勢を整えていますよ」というアリバイ作りと言う点では、まあ…いいかな。でもそうなると、我々貧乏人の血税を大金持ちの有識者の皆さんに使われるわけで…。やっぱりダメですね。
2のスクールカウンセラーの配置を進め、子供の異変に気付く体制を整える。これが一番悪い。大津市の中学生がいじめを受けて自殺した問題を調べた第三者委員会の報告書は、スクールカウンセラーの活動を厳しく追及している。教育再生実行会議有識者委員の皆さんはこの報告書を読んだのでしょうか?スクールカウンセラーを増やせば、いじめが減る…幻想、妄想でしょう!「子供の異変に気付く体制」…出ました!得意技アリバイ作り!
3の加害生徒に対する出席停止措置の活用や、警察との連携が必要である。評価できる提言は、これだけですね。これだって、目新しいものではありません。文科省通知に、繰り返し、「警察等との連携の重要性」が明記されていますから。
なぜ、今、「警察」を強調しているか?いじめ脱却の見通しが立たない今、残された手段として、国(文科省)がルビコン川を渡りきった。どうゆうことかって?これまで学校は、治外法権的な存在だったからです。警察なんて、とんでもない話だったのです。
ある考え方の人たちが大好きな、「子ども天使論」「造反有理論」…ことばが字詰み耳障りがよい。「腐ったミカンの話」…泣けてきます。その結果、学校内の犯罪行為を「糞を隠すように」隠してきた。
警察への通報は、「子どもを警察へ売り渡す管理主義の象徴」と糾弾されましたよ。学校は「社会で許されなくても、学校でなら許される」治外法権的な存在でした。オーバーだろうって?強制わいせつ、傷害、暴行、強迫、強要、侮辱、窃盗、恐喝等は、犯罪ではないのですか?明々白々の刑法に抵触する犯罪です。学校内であっても許されるものではない。
4の道徳(の時間の道徳)を教科に格上げするですが…全く意味がないことです。同じことを、第一次安倍内閣の時の教育再生会議が、2007年に提案しました。現場が猛反対。
「教科となると、成績評価をしなければならない。道徳は、成績評価の対象になじまない」…これは一理ある。そんなわけで見送られた。
教科ではないので、教科書はない。また、教員免許に「道徳科の免許」というものもない。それで、「効果的な指導法がわからない」といった声が現場の教員から出ていた。これがおかしい!1950年から始まった道徳の時間の道徳。60年以上も経つているのに、「効果的な指導法がわからない」。この60数年間、一体何をやってきたんだ?!新採用の教員が、「指導法がわからない」のなら、先輩教員が教えればいいでしょう!先輩もわからない、教頭も校長もわからない…?いじめがはびこるはずです!
道徳を教科化しても、「教材の開発や指導法の研究」をする教員などわずかですよ。やってる教員は、今すでにやってますから。今やらない教員が、「教科になったからやるかな」と、なるはずがない。
と、まあ、このようなわけで教育再生実行会議の提案は…体裁だけ、アリバイ作りだけ。
え!アンティークマンならどんな提案をするんだだって?長くなるので、明日書きます。