アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

国歌斉唱は?起立でしょう!

2013年04月03日 | Weblog
 入学式シーズンがやって来ました。つまり、卒業式に引き続いて、「国歌斉唱」のシーズン。
 国歌斉唱は、「起立」でしょう!千秋楽の国技館だって、お客さんは起立して国歌を斉唱する。甲子園の開会式でも。このセンバツの開会式では、札幌の私立女子高生が国歌を歌いました。上手でした。サッカーの国際試合の前に国歌を歌う「プロの歌手」の10倍は上手。100倍かも。

 閑話休題。東京都は、国歌斉唱時の不起立教職員には断固たる態度で臨んでいる。当たり前だが、ほかの道府県のいい加減さに比べると立派。これまでの東京都の不起立の処分のあり方は…
 1回目・・・戒告
 2回目、3回目・・・減給
 4回目以降・・・停職
 最高裁の判決は、このように段階的に決めるのはおかしいんだと…。
 4回目以降は停職。これでも、甘いですよ。1回目、2回目は大目に見るとして、3回目で懲戒免職にしなければいけません。免職が嫌な教職員は、起立すればいいだけの話。思想的に相容れないのなら、とっとと辞めて北朝鮮へでも行けばよい。誰も止めません。えっ?そういう教職員は、北朝鮮はもとよりどこの国でも相手にしてくれないって?ま、まあ、そうですけどね。日本だから、起立しない人でも威張って暮らしていける。

 猪瀬東京都知事さんは、
 「全員起立というときに座っているのがおかしい。起立して口パクやっていればいいわけでしょ。基本的なルールがわからない人は不適格。そんなね、『起立』って言ったときに座ってては、先生が生徒に対してしつけとかできない。そんなアホみたいな話。くだらないよ」

 猪瀬さんの言うとおり。ただ、少々気にくわんは、「口パクやっていればいい…」。一体どっちの味方なんだ?知事としては、「朗々と歌ってこそ、入学生(卒業生)を歓迎(歓送)することになるのです」これぐらい言ってほしかった。「口パクでもいい」と受けとめられる発言は、「国歌」に対して失礼だと思いまーす。

 それにしても最高裁、「職務命令に従わなかった教職員への処分のあり方について、抑制的な判断をすべきだ」。この文面だけから判断すると、「職務命令に従わなくても、あんまり処分しなくていいんじゃないの」。これが判決か…!
 
 入学式…大切にしたい儀式です。国歌斉唱の時は起立しましょう。起立はするけど、歌わなくてもいいかって?どーぞどーぞ!口は真一文字に結んでくださってOKです。 教職員の皆様へ情報としまして…式場内に、「起立したかしなかったかのチェック係り」および、「(歌っているかどうか)口元をチェックする係」がおられます。そのことを念頭に置いて行動してください。それは、おとり捜査じゃないかって?お言葉ですが、起立せずに、「起立、不起立をチェックする」ならおとりですが、起立して、国歌を斉唱しながらチェックするならおとりではないでしょう。職務命令違反者は、どんどん摘発しなきゃあね。