クマ撃退スプレーはクマ専用
人混みで、クマ撃退スプレーを噴射したってんだから!!病院へ送られた人も…おられる。ニュースの続報を聞いていないので、誰が何のためにそんなことをしたのか?その後どうなったのかなどは、不明です。クマ撃退スプレーを、人に対して使用するのは止めましょう。
「クマは恐ろしい」と、北海道の人も本州以南の人も言います。しかしbut! 本州以南のツキノワグマと北海道のヒグマとでは、恐ろしさの度合いは、1:10です。正面衝突した場合、ツキノワグマなら負傷で済むでしょうが、ヒグマなら間違いなく御陀仏(オダブツ)です。よって、北海道の方は、「クマは超恐ろしい」と言うべきであり、本州以南の方は、「クマは少し恐ろしい」と、言うべきです。
還暦パパは、その人生の中でクマに出会った場合どうするか研究してきました。
研究初期のクマ対策・・・クマは、死肉は食べませんから、死んだふりをする。問題は、クマが本当に死んでいるかどうか確かめるために、転がしたり、噛みついたりすることです。この生死を分けるハードルをクリアするのは、難しいです。しかし、かって、クリアした幸運な人がいました。その人は、木の根元の股に首を突っ込んで、じっとしていました。クマは、本当に死んでいるのかな?と、尻に「ガブリ」と噛みつきました。恐怖の極限にあったため、彼は痛みは感じなかったそうです。クマは、「死んでるのかあ!」と、諦めて去っていった、という訳です。この対策は、成功確率1%未満ですね。そんなの研究じゃないって?私にとっては、かなり高度な研究成果なのですがねぇ。
中期の研究・・・クマに向かって、ベルトをブラブラ振るようにして見せる。一体そりゃ何なんだって?「アイヌの人たちは、クマに襲われそうになったら、腰ひもをほどいてクマに向かってブラブラ振る」古い書物でこのことを知った研究者(うすれた記憶ですが、たしか登別クマ牧場の女性の研究者だったかと…)が、「腰ひもは、ヘビの代用品ではないか?クマは、ヘビが苦手なのではないか」という仮説を立てました。仮説を検証するために、クマ牧場のクマの放牧(?)スペースへ、アオダイショウを投げ込みました。そのとき、身長は2mを超え、体重も300kgもあろうかと思われるクマたちが、恐れてパニックになり、逃げ場がないものだから放牧スペースの片隅に寄って、折り重なって怖がったのです。つまり、クマはヘビが怖い。ただ、腰ひもは簡単に入手できないので、ズボンのベルトを大急ぎではずし、あたかもヘビのように振る。「オラ、オラ!ヘビだぞ!」と、言いながら・・・。ベルトを振らず、「背を向けて走って逃げる=エサにしてください」です。クマは、旺盛な好奇心、肉食獣特有の、逃げるものを反射的に追いかける習性を持っています…逃げてはダメです。クマは、100mを7秒で走ります。人間よりはるかに速いのです。ジャマイカのボルトでも、70m地点で倒されてしまいます。逃げ切れる可能性はゼロです。
後期の研究・・・クマだって人間が怖い。音を立てるなどして、「人の存在」を教える。ほとんどの場合、クマは逃げていく。しかし、逃げないこともあるのです。
クマ逃げずに襲ってくる場合 ~3つのケース~
逃げずに襲ってくるケース その1→いきなりの正面衝突。釣りなどでせせらぎの音で、人間の存在を示す音が消されてしまった場合、クマは人に気づかない。そういう場合、いきなりの正面衝突となる。驚いたクマは、人へ向かってきます。クマを脅かすための爆竹が、裏目に出たケースもあります。2人の釣り人が、間隔を置いて川を上っていました。上で釣っていた人が、しばらく爆竹を鳴らしていなかったことに気づき鳴らしました。そのとき、クマが2人の間の位置にいたのです。爆竹に驚いたクマが、猛然と川下へ逃げた…そこにもう一人の釣り人がいたものですから…「ウオー!」「ギャー」…。
逃げずに襲ってくるケース その2→子育て中の母グマ。人間は平気で子殺しをしますが、クマは、命がけで子を守ります。人間が現れようなら、猛然と襲ってきます。
逃げずに襲ってくるケース その3→クマは、獲物を、一旦埋めます。そこへ、人間が近づくと、「獲物を横取りされる。守らなければ!」と、なります。人間は、クマがどこに獲物を埋めているかなど分かるはずがありません。
と、いうわけで、音をたてて人の存在を知らせても襲われることがあるのです。そんな時、ヘビに見立てたベルトを振っても何の役にもたちません。
そのような場合、「クマ撃退スプレー」が命を救います。
以上のように、クマ対策の究極のグッズというか武器というかが、「クマ撃退スプレー」なのです。
成分は…どう猛このうえないクマが、「ヒエー!」と、トタン板を引き裂くような声を出して逃げるもの。それは、唐辛子!唐辛子エキスをガス状にして噴霧する…。涙は出る。鼻水は出る。痛い!苦しい!逃げるしかない。10,000円前後で、買うことができます。
自己の経験としては…幸いにも正面衝突がありません。足跡は何度も見ています。糞も見ています。臭いも嗅いでいます。
通常、クマの姿を見ることはできないでしょう。というより、姿を見てしまったときがこの世とのお別れでしょう。新しい糞、を見たら早々に逃げ帰る必要があります。また、クマは強烈な臭いがします。獣臭です。クマの臭いなど嗅いだことがない人でも「あ!クマだ!」と、感じるはずです。臭いがしたときは、「すぐ近くにいる」のです。逃げ帰ることができたら、ラッキーなんてもんじゃないです。
死んだふりをする余裕がない。ベルトもない。クマ撃退スプレーもない。そのようなケースになったら、勇猛果敢に立ち向かいましょう。乱闘しかないです。おじいさんが、クマと乱闘し、クマが逃げたケース(この場合、乱闘したおじいさんは、ナタを持っていた)があります。このおじいさん、しばらく気絶していて、気づいたときには付近にクマはいなかったとのこと。大怪我をしましたが、命は助かりました。戦えば、活路が開ける可能性があります。
人混みで、クマ撃退スプレーを噴射したってんだから!!病院へ送られた人も…おられる。ニュースの続報を聞いていないので、誰が何のためにそんなことをしたのか?その後どうなったのかなどは、不明です。クマ撃退スプレーを、人に対して使用するのは止めましょう。
「クマは恐ろしい」と、北海道の人も本州以南の人も言います。しかしbut! 本州以南のツキノワグマと北海道のヒグマとでは、恐ろしさの度合いは、1:10です。正面衝突した場合、ツキノワグマなら負傷で済むでしょうが、ヒグマなら間違いなく御陀仏(オダブツ)です。よって、北海道の方は、「クマは超恐ろしい」と言うべきであり、本州以南の方は、「クマは少し恐ろしい」と、言うべきです。
還暦パパは、その人生の中でクマに出会った場合どうするか研究してきました。
研究初期のクマ対策・・・クマは、死肉は食べませんから、死んだふりをする。問題は、クマが本当に死んでいるかどうか確かめるために、転がしたり、噛みついたりすることです。この生死を分けるハードルをクリアするのは、難しいです。しかし、かって、クリアした幸運な人がいました。その人は、木の根元の股に首を突っ込んで、じっとしていました。クマは、本当に死んでいるのかな?と、尻に「ガブリ」と噛みつきました。恐怖の極限にあったため、彼は痛みは感じなかったそうです。クマは、「死んでるのかあ!」と、諦めて去っていった、という訳です。この対策は、成功確率1%未満ですね。そんなの研究じゃないって?私にとっては、かなり高度な研究成果なのですがねぇ。
中期の研究・・・クマに向かって、ベルトをブラブラ振るようにして見せる。一体そりゃ何なんだって?「アイヌの人たちは、クマに襲われそうになったら、腰ひもをほどいてクマに向かってブラブラ振る」古い書物でこのことを知った研究者(うすれた記憶ですが、たしか登別クマ牧場の女性の研究者だったかと…)が、「腰ひもは、ヘビの代用品ではないか?クマは、ヘビが苦手なのではないか」という仮説を立てました。仮説を検証するために、クマ牧場のクマの放牧(?)スペースへ、アオダイショウを投げ込みました。そのとき、身長は2mを超え、体重も300kgもあろうかと思われるクマたちが、恐れてパニックになり、逃げ場がないものだから放牧スペースの片隅に寄って、折り重なって怖がったのです。つまり、クマはヘビが怖い。ただ、腰ひもは簡単に入手できないので、ズボンのベルトを大急ぎではずし、あたかもヘビのように振る。「オラ、オラ!ヘビだぞ!」と、言いながら・・・。ベルトを振らず、「背を向けて走って逃げる=エサにしてください」です。クマは、旺盛な好奇心、肉食獣特有の、逃げるものを反射的に追いかける習性を持っています…逃げてはダメです。クマは、100mを7秒で走ります。人間よりはるかに速いのです。ジャマイカのボルトでも、70m地点で倒されてしまいます。逃げ切れる可能性はゼロです。
後期の研究・・・クマだって人間が怖い。音を立てるなどして、「人の存在」を教える。ほとんどの場合、クマは逃げていく。しかし、逃げないこともあるのです。
クマ逃げずに襲ってくる場合 ~3つのケース~
逃げずに襲ってくるケース その1→いきなりの正面衝突。釣りなどでせせらぎの音で、人間の存在を示す音が消されてしまった場合、クマは人に気づかない。そういう場合、いきなりの正面衝突となる。驚いたクマは、人へ向かってきます。クマを脅かすための爆竹が、裏目に出たケースもあります。2人の釣り人が、間隔を置いて川を上っていました。上で釣っていた人が、しばらく爆竹を鳴らしていなかったことに気づき鳴らしました。そのとき、クマが2人の間の位置にいたのです。爆竹に驚いたクマが、猛然と川下へ逃げた…そこにもう一人の釣り人がいたものですから…「ウオー!」「ギャー」…。
逃げずに襲ってくるケース その2→子育て中の母グマ。人間は平気で子殺しをしますが、クマは、命がけで子を守ります。人間が現れようなら、猛然と襲ってきます。
逃げずに襲ってくるケース その3→クマは、獲物を、一旦埋めます。そこへ、人間が近づくと、「獲物を横取りされる。守らなければ!」と、なります。人間は、クマがどこに獲物を埋めているかなど分かるはずがありません。
と、いうわけで、音をたてて人の存在を知らせても襲われることがあるのです。そんな時、ヘビに見立てたベルトを振っても何の役にもたちません。
そのような場合、「クマ撃退スプレー」が命を救います。
以上のように、クマ対策の究極のグッズというか武器というかが、「クマ撃退スプレー」なのです。
成分は…どう猛このうえないクマが、「ヒエー!」と、トタン板を引き裂くような声を出して逃げるもの。それは、唐辛子!唐辛子エキスをガス状にして噴霧する…。涙は出る。鼻水は出る。痛い!苦しい!逃げるしかない。10,000円前後で、買うことができます。
自己の経験としては…幸いにも正面衝突がありません。足跡は何度も見ています。糞も見ています。臭いも嗅いでいます。
通常、クマの姿を見ることはできないでしょう。というより、姿を見てしまったときがこの世とのお別れでしょう。新しい糞、を見たら早々に逃げ帰る必要があります。また、クマは強烈な臭いがします。獣臭です。クマの臭いなど嗅いだことがない人でも「あ!クマだ!」と、感じるはずです。臭いがしたときは、「すぐ近くにいる」のです。逃げ帰ることができたら、ラッキーなんてもんじゃないです。
死んだふりをする余裕がない。ベルトもない。クマ撃退スプレーもない。そのようなケースになったら、勇猛果敢に立ち向かいましょう。乱闘しかないです。おじいさんが、クマと乱闘し、クマが逃げたケース(この場合、乱闘したおじいさんは、ナタを持っていた)があります。このおじいさん、しばらく気絶していて、気づいたときには付近にクマはいなかったとのこと。大怪我をしましたが、命は助かりました。戦えば、活路が開ける可能性があります。
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