アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

肉のトリミング 野菜のトリミング?

2011年06月17日 | Weblog
「トリミング」…写真のいい部分を生かして、あとは削除する。そういう用語だとばかり思っていましたら、生肉にもトリミングがあった。

 表面についている大腸菌を切り取る。解りやすい。良く解る。しかし、重大な落とし穴がある。表面の大腸菌を切り取る際。庖丁にも、まな板にも、職人の手にも大腸菌がつきますよね!
 表面を切った→まな板も庖丁も変えず、手も洗わずにひっくり返して裏側の表面を切り取る→先ほど切り取ってきれいにしたところにまた、まな板などから大腸菌がつく。つまり、トリミングしたから、生肉を食べても大丈夫ということは100%ない!

 「焼けばいいだろう!」だって?もちろん、焼けば菌が死滅し、食中毒の危険性はなくなる。しかし、これもよく考えなければならない。トリミングした肉にも大腸菌はついていますから、トングや箸に大腸菌がつく。「焼けた焼けた」と喜んで、その大腸菌がついたトングを使って、皿に盛ったら…大腸菌つきの焼き肉の出来上がり。生肉のトング(箸)と、焼けた肉の箸(トング)は別にしなければなりません。このことは、肉だけでなく野菜にもいえることです。

 保健所でアルバイトでもはじめたのかって?いえいえ。腸管出血性大腸菌…O1、O6、O18、O25、O104、O111、O157…は、牛等の腸内にいらっしゃるわけです。その割合は、「5~10%」だという事実を知って以来、O抗原の大腸菌にすっかり敏感になってしまって…。今年、我が家の畑に牛糞を入れたのです。つまり、牛糞にまみれて農作業をしている私には、ほぼ100%、「腸管出血性大腸菌」がくっついている…!モヤシは栽培していませんが、キュウリは採れはじめております。ドイツを中心に広がっている「O104」の、モヤシ、キュウリ感染源説は否定されていますが、一時は疑われたわけですから油断は出来ません。

 我が家のキュウリ、トリミングして食べようかなぁ?それとも、焼きキュウリ…。