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徒然雑感 by おとぼけの父上

R中学のソフトテニスコーチ、エスパルスの応援、その他何でも、日々の雑感を記録していきます。

国際緊急援助隊の件 その2

2008-05-23 22:29:24 | 知人・友人・赤の他人
今朝目覚ましテレビを見ていたら、
ブログに書いた、中学高校の同級生。
中国で頑張っている彼が、
治療中の日本チームの代表のような形で、
何度も画面に登場し、
何も出来ない私なのに、なぜか誇らしく感じました。
仕事が終わり家に帰ってきて、
例の高校のメールを読んでいたら、
本日の静岡新聞朝刊の1面左上に、
大きく雄姿が写っていると教えてくれました。
メディアと、内輪のメールの両方で活躍する彼を観ていると、
国際貢献する彼はもちろん凄いけれど、
自分も何か出来ないか?
ふとそんな感じを持ちましたが、

所詮無力な私。

何も出来ない自分が少し悲しく感じました。

因みに写真右から2番目のグレーの服が友人です。
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国際緊急援助隊の件

2008-05-23 05:34:25 | 知人・友人・赤の他人
先日の中国の地震。
大きな被害が報道されています。
救助隊はすでに帰国。
今、医療チームが中国を訪れていることは、
皆様ご存知でしょうが。
その医療チームの一員に、
中学高校とずっと大親友だった友人が参加しております。
私は見ていませんが、NHKのニュースでは
その雄姿が移ったそうですが・・・・
さて、彼から中国の様子が、
高校の同窓生メーリングネットで流れてきましたので、
ここで少しご紹介します。


○○ちゃん、皆さん、こんにちは、××です。
励ましのお言葉誠に痛み入ります。_○/|_

簡単ですが現況と活動報告を。

紆余曲折のうちに派遣が決まりました。
派遣有る無しが二転三転し、
もうないだろうとのことで、
19日東京発最終の切符を予約した直後に派遣が決まりました。

成都市に夜中に入って、そのまま3時頃まで中国側と会議。
その後も会議がかなり入りってます。

成都市は大都会で、人口8500万とのことです。
ホテルでInternetがつながります。
WILLCOMはだめ、携帯もつながるものとそうでないものもあります。
ホテルのIP国際電話番号はなぜかエラーが出てつながらず、
結局KDDI直でカード番号入力してなんたらというやつで電話。
被災地は人民解放軍の半端じゃないマンパワーでトリアージ、
治療、搬送が活発に行われ、破壊された被災地からは住民がほとんど消え、
避難は完了しているようです。
成都市は通常の日常そのものです。
報道されているような場所とは別世界です。

中国側は我々の安全管理を最重点課題とし、なおかつ上述のごとく
被災地近辺での医療の需要があまりないとのことで、
病院支援を提案されました。
現在ロシアがそういう地区に入っていますが、
たしかに需要は少ないそうです。
#今日からドイツ・フランス?赤十字が入ってきます。
彼らは120床の仮設病院を建てて診療にあたるんだそうです。

最初に提案された成都市第一人民病院は
・入院患者は平時の倍になっていますが、外来患者数は極端に減少
(10~15人/日)
・クラッシュ症候群は四川大学華西醫院へすべて送っている
・手術をする医師はたくさんいる

という状況で、我々の活動場所の選定に苦慮しました。

そしてまた、
・日本のマスコミの報道の加熱ぶりがすごすぎ
 油断してると黒山の人だかりの真ん中にいます

そこで、
・再度、避難民の集結している体育館のようなサイトでの活動
・巡回診療
・日本から供与した透析器械(四川省の役場には届いているようで
 したが、配布先を決めているようです)
 に関するfollow upならびにお手伝い

を再度提案しましたが、結局、上二つは再度断られました。

その間にクラッシュ症候群が集まっている、四川大学華西醫院に
何とか偵察に行き、結局、ここの支援を行う事に決まりました。

通訳は中日医科学交流協会理事をなさっている李さんという方で、
四川大学華西醫院の院長の後輩に当たる方のようで、ほんとに幸い
しました。
お顔も広く、日本に留学した方とも顔見知りの関係でした。
このような背景もあり、快く歓迎していただきました。

四川大学華西醫院は4300床というとてつもなく巨大な病院で、
単施設の病院としては世界一です。
種々のICUが120床あり、手術室が66。
中国政府のTriage Treatment Transportの政策として、被災
地からこのような病院へ
患者さんを集めることにしているというとおり、たしかに救急車は
ひっきりなしに入っています。
今日あたりから少し減った印象とのことです。

これまでに2000名の患者を受け、うち重傷が1200名。
透析は70機で、腎臓関係だけで200病床。
震災によるクラッシュ症候群は今のところ47名とのことで、
一般病室でCHDF(持続濾過透析)をまわしていました。
日本からの供与分もここに機器が4機贈られました。

また、整形病棟は230床くらいが500床以上の入院に
なっており、
てんてこまいで、最初の50時間は不眠不休だったそうです。
今日の整形の手術は大小合わせて100件予定だそうです。

決まった病院支援ですが、習慣、慣例は目をつぶるにしても
やはり言葉の問題が大きく、特に看護師さんと患者さんとの間の
コミュニケーションがとりずらいです。

四川料理はからいものもありますが、とても美味です。^^;;;

少ない経験ではありますが、中国国土の広さと、人の多さ、
発想の大きさに驚いています。


まあ、外国での活動は相手が大きい国であればあるほど、
制約等もあり大変なようです。
無事に帰ってきて欲しいです。
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