本日は通院日ですが、日頃の行いが悪い私なので、恒例の雨です。昨日の夜は興奮してよく眠れていませんが、今は全く眠くもありません。今日の記事は思いに任せて書いてしまったので、ものすごく長い文章になりました。恐らく、全部読んでくださる方は少ないでしょう。自己満足の記事となりました。先に謝っておきます。
昨日はお休みを頂いたので、
リアルタイムで全仏オープンミックスダブルス決勝を見ることが出来ました。
加藤美唯選手(日本)▪プエッツ(ドイツ)選手対、
アンドレースク(カナダ)/ ヴィーナス(ニュージーランド)組の対戦です。
加藤美唯選手は28才、身長156cm。
WTAランキング最高位はシングルス122位、ダブルス30位。
最新の世界ランキングはシングルス410位、ダブルスは31位。
ティム・プエッツ選手は多分35才、身長185cm。
ランキングは不明ですが過去にはベスト10に入っていたようです。
ビアンカ・アンドレースク選手は22才、身長170cm。
WTAランキング最高位はシングルス4位、ダブルス147位。
マイケル・ヴィーナス選手は35才、身長191cm。
WTAランキング最高位はシングルス274位、ダブルス12位。
ずっと後ろに書きますが、
この女子選手のダブルスランキングの差が、最後に如実に現れました。
さて、試合ですが、まず、感じたことは、
スポーツはテニスに限らず、試合中に必ず、良い流れと悪い流れがあります。
当たり前の話で、私自身色々な競技、色々な試合で、
嫌と言うほどそんな試合を視てきましたが、
本日改めてそれを再認識しました。
私が触れるまでもなく、ミックスダブルスのポイントは、
女子プレーヤーのサーブをいかにキープするか?ブレークするか?
そのために男性プレーヤーの強いストロークやアタックを、
如何に女性プレーヤーが跳ね返すか?
そして男性プレーヤーのサービスゲームを、
如何にブレークされないようにするか?
単純に言えばこれに尽きます。
まずこの試合は、スタートは最高のスタートでした。
相手のマイケル・ヴィーナス選手のサービスブレークでスタート。
ビアンカ・アンドレースク選手のサーブも、
2回目のヴィーナス選手のサーブもブレーク出来そうでしたが、出来ず、
加藤選手の1回目のサーブは0-40からキープしましたが、
2回目はブレークされここから流れは相手に行き、
加藤選手のミスが増え、このまま4-6で落としました。
あまりに加藤選手のミスが多く、
正直、優勝は難しいか?と思って始まった第2セット。
加藤選手ペアはレシーブから始まり、相手のキープから始まったことで、
第2セット、相手サーブのブレークは難しいかなと思ったのですが、
アンドレースク選手が少しずつ勝利を意識し始めたのか?
前衛でのプレーが少しずつ消極的?になり、守りに入り?
その影響?で、加藤選手のミスが減り出し、
第8ゲームまでキープは続きます。
そしてキープが続く中で、加藤選手がだんだん積極的になり、
しかも気持ち良くポイントが獲れ、
ダブルスプレーヤーらしく、ポイントを取っていく。
一方、アンドレースク選手は後衛にいる時は、
男子顔負けのプレーをするのですが、
ネット際に立つとと全然目立たなくなっていき、
これが最後に勝敗を分けた気がします。
前衛が決めてくれないので、
ヴィーナス選手もだんだん無理をするようになり、
流れを取り戻せませんでした。
そして運命の第9ゲーム?
4-4からのヴィーナス選手のサーブでしたが、
1-0と先行しますが次のポイントで、
プエッツ選手がイージーボールを返してしまいましたが、
これを前衛のアンドレースク選手がボレーを振ってしまってミス。
1-1となったこのポイントが勝負の分かれ目でした。
ここから加藤選手がヴィーナス選手とストロークで打ち勝ち、
続いて加藤選手が前衛アタックで相手を崩し、ポイントを決め、
15-40でリード。
その後相手も頑張り40-40となった後、
ディサイティングポイントも、アンドレースク選手がボレーを決めきれず、
積極的に攻めた加藤選手ペアがこのゲームを取り、
ここからの加藤選手は神がかり的に好調を持続します。
5-4のリードからプエッツ選手のサーブでしたが、
このゲームで2回のダブルフォールトで40-40となりましたが、
ここでも加藤選手がしっかりボレーを決め、
ディサイティングポイントを勝ち取りました。
シッカリ確認していませんが、
この試合でディサイティングポイントでゲームが決まる場面は、
恐らく加藤選手ペアの方が圧倒的に獲っていたのでは?
誰か調べてくれると嬉しいのですが。
さて、セットカウント1-1となり、
ここからは10ポイントタイブレークになります。
タイブレークは、ヴィーナス選手のサービスエースから始まりましたが、
加藤選手のボレーで1-1、スマッシュで2-1、
その後ヴィーナス選手のボレーで2-2、
プエッツ選手の逆クロスのストロークで3-2、
ヴィーナス選手のボレーで3-3、
サイドチェンジを挟んで、
プエッツ選手のボレーでで4-3、
ヴィーナス選手のダブルフォールトで5-3、
加藤選手のリターンを2回アンドレースク選手がアタックするも、
加藤選手が拾い、
その後ヴィーナス選手の前衛アタックがバックアウトで6-3、
プエッツ選手のサービスをヴィーナス選手がネットに掛け7-3、
アンドレースク選手の前衛アタックを加藤選手がボレーで逆襲し8-3、
アンドレースク選手のサーブで、ヴィーナス選手がボレーを決め8-4、
再びサイドチェンジ。
アンドレースク選手のサーブで、ストローク戦になり、
加藤選手のサイドアタックが惜しくもサイドアウト8-5、
加藤選手のサーブから前衛アタック?するもネット8-6、
加藤選手のサーブをアンドレースク選手が前衛に引っ掛け9-6、
これでマッチポイント。
ヴィーナス選手のサーブをプエッツ選手がリターン。
これをヴィーナス選手が返し切れずネット。
これで、加藤美唯選手▪プエッツ選手ペアの優勝が決まりました。
2年連続で日本人選手のミックスダブルス優勝になりました。
タイブレークの文章を読んでお気づきとは思いますが、
少なくともタイブレーク中にアンドレースク選手が、
決めたポイントは一つもありませんでした。
最終的にこれも勝負の分かれ目となりました。
最後に優勝賞金ですが、
昨年の柴原選手の時は、
混合ダブルスの優勝賞金は12万2000ユーロ(約1673万円)
今年の優勝賞金額は、日刊スポーツによれば、
今大会の優勝賞金は混合ダブルスで12万2000ユーロ(約1770万円)で2人で均等に分け合う。シングルスは男女とも同額で230万ユーロ(約3億3350万円)。男女のダブルスはともに59万ユーロ(約8555万円)となっている。
と相変わらず低い気はします。
もちろん、出場ペア数の違いや、
出場者のランキングの違いを考慮されたものでしょうが、
せめてこの金額を二人で分けるのではなく、
それぞれに出して欲しいですね。
とにかくうれしい出来事でした!