土の学校
以前木村さんの講演動画で
奇跡のリンゴの木村さんの本を読んでいます。
私が間違ったのは、ある虫がリンゴの葉を食べているのを見て、その虫を敵だと決めつけてしまったことです。
それは真実のごく一部でしかない。生態系とは、生きとし生けるものすべてが、網の目のようにつながって生きている、命の全体の働きです。
その全体がつながって、ひとつの命を構成していると見た方が正しいのかもしれません。
その生態系の一部である生き物を、人間の都合で、善と悪に分けてしまうことが、そもそもの間違いの始まりなのだと私は思います。
害虫とか益虫という言葉に惑わされてはいけない。自然の中には、善も悪も存在しないのです。生き物はみんな、それぞれの命を必死で生きているだけなのです。どんな生き物も、生態系の中で与えられた自分の役割を果たしているだけなのです。
敵なんてどこにもいないと気づくことが、私の栽培法の出発点です。
虫が大発生するのは、大発生する理由があるのです。その原因をつきとめて、そうならないように手当てするのか百姓の仕事です。
虫や病気は原因ではなく、あくまでも結果なのです。虫や病気が蔓延したからリンゴの木が弱ったのではなく、リンゴの木が弱ったから虫や病気が大発生したのです。虫や病気は、それを教えてくれていたのです。
ー土の学校より一部転載ー
虫や病気は原因ではなくあくまでも結果
そうなるべき理由がある。
そこを考えずに表面化した問題だけを
取り除くことで解決したと思い込む。
農業だけの話ではないけどね。
木村さんのこともあってか
農薬や肥料で育てる慣行農法を
見直す人たちも僅かですが
増えてきているようにも思います。
農薬はダメだけど肥料は必要だろう、と
思われる方もおられるかもしれませんが
肥料は土や作物を駄目にするばかりか
大気汚染にもなるんです。
以前木村さんの講演動画で
畑に施した肥料の60%だったかは空中に蒸発すると
言っておられた。
大気汚染をしていたのは実は農家だったという思いがけない結果です。
春まきの季節になります。
畑がなかったらプランターでもいいので
何かを育ててみませんか😊
私は種をいっぱい買っちゃった