「市陸はピッチが近いから、いろいろな声が聞こえてビッグスワンと違った味わいがある」ってことをここ数日書いているんだけど、天皇杯の福井戦で一際大きな声をピッチに響かせていたのは、GKのオザーさんでありました。
彼が後ろからチームにかける指示や鼓舞はすばらしいですね。なんか迫力満点で、オザーさんの声によって観戦しているボクらまで気持ちが引き締まるようでした。時々わけの分からないポルトガル語のような叫び声もありましたけど。
相手にFKを与えた時だったかな。オザーさんが「キショー、右、右」と叫んだら、すぐに貴章が右にポジションを変えた姿を見たときは、「貴章がちゃんとオザーさんの言うことを聞いているね」と、夫婦で笑ってしまいました。当たり前のことなんでしょうけどね。とても新鮮に感じました。
ベテランであるオザーさんの存在感はチームにとって頼もしく、これから残り10試合の残留争いを勝ち抜くためには絶対に必要だと感じたしだいです。
ただ、選手たちの声がボクらにしっかり届くってことは、逆にボクら観客席の声も選手に届きやすいってことになるわけで、ボクらの後ろの席にいたヤジ将軍たちの聞くに堪えない声が選手の耳に届いていなければいいが…と心配になります。