週末はアルビレックス!

サッカーど素人ながらアルビレックス新潟にはまりこんだ「八百政」家のアルビレックスな週末。(コメント表示は承認制です)

肝を冷やした天皇杯2回戦!

2013年09月07日 | アルビレックス新潟

天皇杯2回戦、新潟経営大学戦に行ってきました。結果は皆さんもご存知の通り、90分間戦って1-1の同点。延長戦に突入いたしました。Jリーグと違ってゴールシーンにオーロラビジョンに流れる映像が天皇杯バージョンだったり(冒頭の画像)、場内アナウンスの森下くんの紹介映像が写真付きだったり、

「へぇ~天皇杯はやっぱりいつもとちがうなぁ…」って思う場面もちらほら。どうやら選手のメンタル面でも「いつもと違う」場面があったらしく、ヤンツー監督はどうやら怒りモード。前半35分で堅碁は引っ込められて武蔵登場でありました。ヤンツー監督曰く「違ったことを考えている選手が何人かいた」「なにか格好をつけている。自分が点を取りたい、汗かきの仕事をしたくない、そんな風に見えたから代えました。」とのこと。さすがヤンツー、厳しいですね。堅碁はこの悔しさを、大宮戦で晴らすようにね。

ただ、ヤンツー監督のファッションもいつもと違って、上は黒のアルビポロシャツ、下はチームの青いジャージ。ちょっとアンバランスに感じました。

アルビの得点は、22分のレオシルバのフリーキック。終始攻め込みながらも追加点が奪えず「嫌なムードだな」と思っていたら、81分に経営大に同点に追いつかれて延長戦へ。

「うわ~大学生相手に何やってんだ!」ってG裏もどよめきます。だいたい、サポーターのボクらの気持ちの中にも油断があったね。「今年は調子もいいし、学生相手の2回戦なら楽勝だろう。しかも相手はいつも練習相手にしている経営大だし。」そんな思いがゼロだとは言えません。だって、観客数は4000人台。Nもスカスカでしたから。

延長の前半開始早々に経営大に得点を決められてリードを奪われた時には、さすがに「おいおい、まさか今年は大学生に負けるのか?」って脳裏に不安がよぎりましたが、その3分後に亜土夢が同点弾を決め、一安心。次々に足が攣って倒れる大学生を見て、「最後はプロの違いを見せてくれるだろう」って思っていたら、亜土夢の得点の直後に勲が決め、さらに金珍洙が追加点を決めました。4-2で勝利です。

しかし、「油断大敵」を噛み締めた今日のゲームでしたね。「選手は90分ではものたりなくて、120分やりたかったのかな」というゲーム後のヤンツー監督の皮肉たっぷりのコメントもありました。きっと厳しい指導があり、その反省の成果が大宮戦で発揮されることでしょう。期待しています。

ただ、ボクは今日のG裏の雰囲気はあまり好きではなかったです。まだ天皇杯2回戦でしかもチームはピンチなのに、やたらに「国立、向かって、突き進めニイガタ」のチャントを歌って煽る感じも嫌だったし、選手コールも「今しないでどうする!」って時もありました。そして何よりも不満だったのは、選手が最後にG裏に挨拶に来た時のこと。まぁ、あの試合内容ですから百歩譲ってブーイングは認めましょう(ボクはもちろんしなかったけど)。でも、ブーイングをしたって、その後に「アル~ビレックス!」と温かいアルビコールを送って選手を激励するのがボクらアルビサポーターの矜持なのではないでしょうか。ブーイングだけで選手を送るなんて、ちょっと(いや、実は随分)寂しい気持ちがしました。

選手を罵倒、愚弄するようなヤジも飛んでいました。調子に乗って汚い言葉を口にしている人たちもいました。でも、そこでボクは清々しい場面を見ました。いつも熱い気持ちで応援して選手を鼓舞している「新潟魂」のお父さんが、口汚い野次を飛ばしている若者を一喝したのです。

「馬鹿野郎!そんな簡単なモノじゃないんだ。選手だって一生懸命にやっているのがわからないのか!」

「新潟魂」のお父さん、ボクも貴方の言うとおりだと思います。心技体共に成長過程にある選手達を、温かく応援する姿勢こそボクらサポーターがとるべきスタイルだとボクも思います。「金を払ってサッカーを見に来ているんだから、何を言っても許される」などということは、少なくともサポーターが抱く感情であってはならないと思います。あの一言を聞くことができて、ボクはとても嬉しかったです。

そうそう。竹重選手のジュビロ復帰のご挨拶もありました。けが人続出でピンチのアルビGK陣を助けてくれてありがとう。ジュビロも厳しい状況だけど、頑張ってください。

コメント (7)
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