前節の千葉戦では、前半に攻守を連発してアルビのピンチを救った小島が負傷退場して、ゴールマウスを藤田に譲りました。今季公式戦初出場となった藤田は、GKの途中出場という難しいシチュエーションの中で落ち着いたプレーを見せ、アルビの勝ち点の獲得に貢献しました。
小島のケガ(脳震盪か?)は軽症だったということでボクらはホッとしているところですが、Jリーグの指針に従って、相模原戦での小島の出場はかなわないのが必定だと思われます。ってことになると、相模原戦でアルビのゴールマウスを守るのは「藤田か?阿部か?」ってとても気になるところです。
昨日(18日)の新潟日報朝刊では、このことが記事になっていました。
記事では「阿部、層の厚さ示したい」「正GK奪還へ意欲燃やす」という見出しと、阿部ちゃんの写真が掲載されていました。「誰が出ても高いレベルにあることを見せたい」「GKからチームを強くする」「常に出られる準備はしている」「自信をもってやれるようにしたい」と語る阿部ちゃん。どうやら「相模原戦でゴールを守るのは阿部ちゃん」というのが、新潟日報の見方のようです。
今シーズンの開幕戦(北九州戦)がJのデビュー戦の阿部ちゃんは、開幕から安定した力を発揮し、舞行龍・千葉とともにアルビの堅守を構築しました。阿部ちゃんがアルビの前半の快進撃を支えた立役者の1人であることは、間違いありません。
しかし、小島がケガから復帰すると、正GKの座は小島に移行しました。ボクらは「阿部ちゃん、腐らずに頑張ってほしいなぁ」と少し心配しながら彼を見守ってきたつもりですが、ベンチで誰よりも大きな声を出してチームを鼓舞する彼の姿を見て、「たいしたものだなぁ」「ますます好きになったよ」と家族でも話していたところでした。そのへんの話題は6月24日の記事「「阿部ちゃん株」急上昇中!」をご覧くださいね。
その後、中断期間中にアクシデントがあったみたいで(まぁそこは公式発表されていないので…)、カターレ富山との練習試合(1日)や中断明けのリーグ戦でもベンチ入りをしなかった阿部ちゃん。この相模原戦にかける思いは、きっと相当強いのだとろうと推察しています。
もちろん、藤田だって「強い思い」は負けていないはずです。昨シーズンアルビの守護神として活躍した実績もあり、前節の小島のアクシデントによって急遽出番が回ってきた難しい状況下でも、落ち着いてプレーできたことも自信になっているはず。昨シーズン時々見せた「メンタルの弱さ」は、今シーズンは心配いらないでしょう。
阿部と藤田、もちろんどちらが出ても、ボクらは熱い気持ちで精一杯の声援を送るつもりです。頑張れ!阿部!頑張れ!藤田!アルビのゴールにしっかり鍵をかけてくれ!