ついにリーグ戦が再開しました。「またボクらの日常にサッカー観戦が戻ってきた!」「オリンピックもいいけどやっぱりJリーグだよね!」そんなウキウキする気分でやってきたビッグスワンです。アルビサポはみんなボクらと同じ気持ちだったんでしょうね。昨日のゲームも、J1を含めても最高の観客数を記録しましたよ。
12000人を超えるアルビサポ(まぁ大宮サポもいたけどさ)がビッグスワンを訪れ、手に汗を握り、興奮し、歓喜し、絶叫し(心の中で、いやちょっとは声も出た、マスクの中で)、そして落胆しました。あ~!なんてことだ!
新潟日報の予想とは若干違って、先発メンバーはこんな感じ。
谷口
至恩 高木 ロメロ
福田 島田
堀米 千葉 舞行龍 藤原
小島
1トップは谷口、2列目は至恩・ヨシくん・ロメロ、ボランチは福田と島田のコンビ。この日21歳の誕生日を迎えた至恩が、先発出場です。
ゲームはアルビの思い通りにすすみました。前半は強風の悪コンディションではありましたが、アルビが圧倒的なボール保持率で大宮を圧倒します。たぶんボール保持率は7割を超えていたんじゃないかな?古巣対決となった河田なんて、「前半は1度もボールに触っていないんじゃない?」なんて思うほどです。
そんな中、前半31分に待望の先制点が大宮のゴールネットを揺らします。ヨシくんのFKからのこぼれ球を島田が拾い、藤原が繋いで、相手がクリアしたボールが再び島田の足元へ。島田、左足一閃!ゴール!嬉しい先制点です。ボクらも大興奮。
後半に入っても、アルビの攻勢は続きます。後半7分でした。藤原のクロスにヘディングで合わせた至恩が倒され、PKをゲットです。やった!追加点のビッグチャンス!ですが至恩がなかなか起き上がりません。頭を打ったみたいです。
ようやく至恩が起き上がりボクらはホッとしたのですが、なんと至恩がPKを蹴るようです。「えっ?至恩大丈夫?」「ここはヨシくんか谷口にまかせたら?」「島田でもロメロでもいいし」
はい。PKはしっかり相手GKの南に止められました。こぼれ球ももう少しでゴールネットを揺らしそうだったけどね。惜しかった。っていうか「なんで至恩?」という思いも。まぁ至恩がもらったファウルだからかもしれないけど、もしかして「今日は至恩の21回目の誕生日だし、バースデーゴールを決めさせてやろうよ」みたいな雰囲気がチームにあったとしたなら(あったかどうかはわからないけど)、それは違うんじゃないかな?って思いました。結局このPK失敗によって、結果論だけどゲームの流れが変わったように感じます。
71分には大宮に隙を突かれてゴールを決められ、同点になっちゃいました。チャンスはいっぱいあったんですけどね。アルビのシュートはゴールポスト直撃だったり、ことごとく決定機を生かせません。谷口のアレも、途中交代で入った新加入の髙澤のアレも、惜しかったね。しかし歓喜の瞬間は、アディショナルタイムにやって来ました。
93分か94分ですよね。星が右サイドを駆け上がって中央にクロス。髙澤と鈴木が見送ったボールは左サイドの谷口へ。谷口の狙いすましたシュートは、ゴール左隅へ。うわぁ~!土壇場で追加点だ!スタジアム大興奮。谷口も大興奮。選手も大興奮。ベンチも大興奮。ムーンウォークだ!グータッチだ!やったー!谷口農園園長の、トマトパワー炸裂だ!
ところがその直後、ボクらは凍り付きます。目が点になります。天国ら地獄へ。歓喜から落胆へ。まったくもう、ジェトコースターか?!大宮が自陣からのロングボールを頭で2つ繋ぎ、超絶なボレーシュートがアルビのゴールに突き刺さりました。なんということだ!まったくもう、何が起こったか理解できませんでしたよ。
その後、最後のフリーキックのチャンスもモノにできず、ジ・エンド。痛い、痛すぎる敗戦。いや引き分けだったけど、敗戦以上のショックと敗北感を得た昨日の大宮戦でした。
まぁボクらも悔しいけど、選手はもっと悔しいだろうなぁ。この悔しさを次に繋げてくれよ!
一夜明けて、今日は8月10日になりました。日めくりカレンダーをめくると、背番号10の21歳になったばかりの至恩が登場しました。
「人生を成功させる」か。その前にPKを成功させてくれ!