LDを障害別ではなく、タイプ別に分けてみます。
これは、これまで読んだ本の中にあったものです。
私はピアノレッスンで役立つものがほしかったので、この方法はわかりやすいと思いました。
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タイプ1 <知覚統合が弱い子供>
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★目で見て理解することが苦手 ★動作で表現することが苦手 ★持ち物の整理や分類が苦手 ★聞いた内容を頭の中でまとめることが難しい ★位置や方向、場所などを間違える ★量を比較することが難しい ★形を判別し組み立てることが難しい
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【対処法】
・一つ一つ順を追って説明 ・部分から全体へ説明 ・頭の中で操作させず具体物を用いる ・図形の特徴など言葉で定義付け
これは感覚器官の問題で、空間認知にかかわることです。文字の形を正しく捉えられず読字に困難が生じたり、図形や量的なものの把握、筆算の桁がずれて計算に困難を生じたりすることもこの感覚がかかわっています。地図の見方がわからない、時間の流れを感じ取ることが苦手というのもこの感覚です。
ピアノレッスンでは、音を読むこと、鍵盤の位置、リズム、テンポ、拍子といったことと関係するのではないかと思います。
ピアノレッスンでは、音を読むこと、鍵盤の位置、リズム、テンポ、拍子といったことと関係するのではないかと思います。
タイプ2 <言語理解が弱い子>
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★言葉を理解することが苦手 ★言葉で表現することが苦手 ★言葉を使って考えることが苦手 ★時間の概念を表す言葉の理解が難しい ★会話に参加するのが難しい
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【対処法】
・選択肢の中から答えられるようにする ・子供の表情や最初の言葉を手掛かりに教師が代弁してあげる ・吃音で自信がない場合は一緒に話す
これは表出性言語障害です。言葉の使い方、話しをまとめる力にかたよりがあります。話したいけれど、どのような言葉でどの順番で話せばよいか頭の中で整理がつかないのです。言葉を思い出すのに時間がかかり、言いたい言葉が出てこなく「あれ」「それ」といった指示語が多くなります。自分の考えを整理するのに時間がかかると、話すまでに時間がかかり、焦って上手く話せなくなったりします。子供を委縮させる注意をしないことです。
タイプ3 <注意喚起が弱い子>
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★言葉や数をすぐ覚えることが苦手 ★聞いたことをすぐ忘れる ★聞き間違いがある ★長い話を聞くのが苦手 ★話を聞きながら書き取れない ★ちょっとした雑音でも注意が逸れやすい ★相手の話を最後まで集中して聴いていられない
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【対処法】
・注意の集中を促してから話しかける ・一度で出来ない時には指示を繰り返す ・指示、説明は簡潔に ・絵や文字を使う ・手を取る、指でさすなどの身体的援助 ・自分に言われていることを明確にするために名前を呼んだり、顔を見てゆっくり話しかける ・落ち着いた教室作り ・掲示物は極力避ける
これは、記憶障害、聴力障害です。騒がしい場所で人の話を聞くことや発音が似ている言葉を聞き分けるのが苦手な場合があります。耳が脳に何を送ったか脳がわからず、信号が混乱し脳は別のものを聞いてしまうのだそうです。
ピアノレッスンではリズム、テンポ、拍子に関係してくると思います。
ピアノレッスンではリズム、テンポ、拍子に関係してくると思います。
タイプ4 <処理速度が遅い子>
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★目で見たことをすぐに覚えることが苦手 ★形を正確に捉えることが苦手 ★物事をすぐに処理することが苦手(目と手の対応) ★必要なものがすぐに見つけられない ★授業の準備を間に合わない ★授業時間内に課題が終わらない ★書くのが遅い ★黒板を写し終えることに時間がかかる ★書く時の姿勢や、鉛筆・消しゴムの使い方がぎこちない ★活動のペースがゆっくりで同学年についていけない
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【対処法】
・言葉で説明する ・課題に費やす時間を十分にとる
これは記憶、空間、運動能力障害のことです。運動能力障害は体を上手に動かすことが苦手ということです。楽器の演奏にかかわってきますので、下に少し詳しく書きます。
ピアノレッスンでは、音の読み、鍵盤の位置、和音、両腕の感覚、姿勢といったことに関係すると思います。
ピアノレッスンでは、音の読み、鍵盤の位置、和音、両腕の感覚、姿勢といったことに関係すると思います。
運動能力障害
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★細かいものが作れない ★紐を結んだり、ボタンをかけたり、洋服をたたんだりといったことが上手くできない ★運動が苦手 ★字が下手 ★基礎的な動作がゆっくりになる ★自分の身体のどの部位をどのように動かせばよいか、止めればよいかイメージできない ★指先・腕・脚などに力を入れたり抜いたりといったコントロールが上手くできない ★人の動作を真似ることが出来ない ★体の複数の動きをコントロールすることが苦手
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これらの感覚を向上させる方法はこのブログの初期の頃に書きましたので、参考にして頂ければと思います。
「どちらの手を動かしているかが分からない」子供3(第11号) - おとのくに♪♪
「どの指を使っているかがよく分からない」子供(第12号) - おとのくに♪♪
「ピアノを弾く時の姿勢」について(第13号) - おとのくに♪♪