11月23日(金曜日・祝日)13時00分から、JR浜松町駅近くのビジョンセンター浜松町に於いて、第4回首記総会、講演会等が開催された。
総会出席者は70余名。講演会出席者160余名、懇親会への出席者約70名。
今回、筑波大学大学院教授稲葉信子先生をお招きしての講演会(14時15分~)が主体となっていたので、総会は、13時から約1時間の予定で進められた。
これらの様子について、写真を中心にしてお伝えします。
A 総 会
広報担当の伊藤理事が司会を務め、13時定刻に開始された。
坂田佐渡を世界遺産にする首都圏の会会長が挨拶。
坂田会長は、講演会の席でも挨拶に立たれるとのことで簡単に、第4回総会開催にあたっての抱負を述べられた。
会場情景。
来賓を代表して3名の方が挨拶に立つ予定であったが、三浦市長が船の都合で遅れるとのことを紹介。
新潟県教育庁文化行政課 牛腸課長が挨拶、祝辞を述べられた。
牛腸課長は、世界遺産登録推薦手順、ユネスコにおける産業遺産登録の状況並びに新潟における活動状況等について話された。
次いで、東京新潟県人会山本副会長が挨拶に立った。
祝辞を述べる山本副会長。
山本副会長は、今回の総会、講演会の開催についてお祝いを述べるとともに、東京新潟県人会館にのぼりばたを立て、登録が実現されるよう願っている旨を述べた。
世界遺産登録の進捗状況等について、佐渡市世界遺産登録推進課深野課長が話された。
深野課長は、今年度の推薦選定状況、選定漏れの課題について、別紙資料を配布し詳細に説明された。また、11月2日政府発表の結果(今年度は奄美大島等の自然遺産の国内推薦を発表)についてもより詳しく話された。
司会者から、佐渡を世界遺産にする会、同新潟の会からの祝電を披露。
祝辞並びに登録推薦状況についての説明は以上で終了し、議事に入る。
坂田会長が議長に選出され、議長は、まず、29年度の活動報告と収支報告並びに30年度の活動計画報告について、石塚事務局長を指名、報告させた。
石塚事務局長は、29年度の活動状況について資料に詳細に報告されているが、これらの主なものをスライドを使って説明された。
次いで、会計報告を和泉会計担当が、会計監査報告を五反田監査役が報告。
和泉会計担当の会計報告。
活動の原資は、主に寄付金(本年度480件)で運営されていることを話され、協力に感謝する旨を述べられた。
会計監査は、帳簿類を精査された結果、適正に行われていることを報告。
これらについて、議長は一括して議場に諮り、出席者はこれらについて拍手で了承した。
また、第4号議案(役員人事)について議長は、今年度が理事の2年任期の終了する年であることを報告、石塚事務局長に次期の人事の考えを答申させた。
事務局長は、世界遺産登録決定までの期間限定された会であり今まで一緒に頑張ってきたので、今のメンバーで更に2年間がんばりたい旨を述べた。
議長は、その旨を議場に諮った。
出席者は、拍手で承認。
司会者は、議題がこれで滞りなく終了した旨をつげ、閉会した。
B 講 演 会
しばらく休憩の後、隣りの広い部屋に移動して、14時15分から始まる稲葉先生の講演会を待つ。
会場には、講演会のみに出席したいという大勢の人たちがすでに着席していた。
司会者は、元佐渡テレビジョンやUX新潟テレビ21でアナウンスしていた阿部さん。
阿部さんは、定刻になったので、講演会を開催したい旨を宣言。
司会者の挨拶に耳を傾ける出席者。左の柱の後ろにも沢山の出席者がいます。
司会者の紹介で、まず坂田会長が挨拶に立った。
会長は、先ほどの総会で議題のすべてが承認されたことを報告。
今日の講演者 稲葉信子先生を紹介しようと考えていたが、先生からご自分で紹介するからとのことで省略する旨を述べた。
続いて、来賓の紹介が司会者からなされた。12名の指名を読み上げる。
稲葉先生が司会者から紹介され、講演が始まった。
稲葉信子先生の話が始まる。
先生は、東京工大(建築)を卒業後文化庁に採用される。世界遺産条約の批准等に携わり、10年間勤務後、2年間ユネスコの世界遺産に関係する機関に出向等、30年間世界遺産条約等に携わってきたことを紹介された。
講演の内容について詳細なことは、省略したいが、まず、「世界遺産とは何か」から始まり、ユネスコの構成、審議の状況等について詳細に話された。
そして、「顕著な普遍的な価値とは、何か」について、・・・。
会場が横長でしたので、3か所のスクリーンを使用して携帯マイクをもって右、左と歩きながら話す。
内容についての詳細は、省略させていただきます。
今回の稲葉先生の講演は、世界遺産とは何か という基礎的なことから始まり、世界遺産のリストに載って一体何が生まれるのか を考えてもらいたい と締めくくった。
司会者は、質問ある方は・・・と問うたが別になかったので、約1時間40分にわたっての講演を終了する旨を伝えた。
先ほどの総会で挨拶できなかった三浦佐渡市長が到着し、講演に耳を傾けていたので、挨拶に立ってもらう。
三浦佐渡市長の挨拶。
三浦市長は、稲葉先生が、世界遺産に登録されることによる責任と役割について話されたが、「世界遺産になることがスタートである」という気持ちをしっかり持たなければならない とジオパークを例に話された。
三浦市長の挨拶の後、司会者は、閉会の辞とのことで逸見副会長を指名。
副会長は、先生に御礼を述べるとともに、講演内容、特に「世界遺産とは何か」、「顕著な普遍的価値とは何を言うのか」等、お教えいただいたことを胸に入れ、佐渡金銀山が日本の宝、世界の宝になるようがんばりたいので、皆さんの協力をお願いしたいと言って締めくくった。
C 懇 親 会
16時15分過ぎから稲葉先生や来賓の方々を含めて、B1階で懇親会が始まった。
首都圏の会渡辺理事が司会を務めて開催。
懇親会開催前に、若波会による佐渡民謡の演舞が始まった。
佐渡おけさを披露する若波会。
稲葉先生、三浦佐渡市長らが着席する来賓席。
先日ご逝去した佐渡を世界遺産にする会会長 近藤元彦さんに対して、1分間の黙とうをささげた。
中野県議会議員による開会あいさつが始まった。
中野新潟県議会議員による挨拶。
中野先生は、佐渡金銀山の世界遺産登録の機運醸成について初期の状況をお話しし、これからもがんばって行きたいと申された。
16時45分、新潟県人会館川村理事長による乾杯。
歓談が続く。
18時、近藤佐渡市議会議員(世界遺産登録推進議員連盟幹事長)が中締めに立ち、世界遺産登録獲得まで「がんばろう」のコールが響き渡る。
全員起立して、近藤市議会議員による「がんばろう」のコール。出席者の皆さんの力強い声が響き渡る。
18時、お開きとなった。
今回の総会、講演会並びに懇親会は、皆さんの協力を得て成功裏に終わりました。
稲葉先生、三浦佐渡市長はじめ来賓の方々、お忙しい中ありがとうございました。
皆さんのご協力を得て、来年こそは、国内推薦が得られますよう祈念する次第です。
<補 足>
新潟日報モアに講演会が催された旨の記事が掲載されていますので、ご覧ください。
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/local/20181124434453.html
【地域】2018/11/24 13:20