先月末に佐渡出身の篆刻家 柳 濤雪さん(本名 柳 信治。昨年の日展で二回目の特選に入り、今回“無監査”で出品。佐渡高校同期)から戴いていた招待券で、六本木で開催している日展に家内と行ってきた。
曇り空で時折霧雨の降る空模様であり、ウイークデーでもあったが、午前中から訪れる客の数は大変多い。
六本木・国立新美術館の全景。
日展入口。
日展会場では、土、日曜日及び祝日の混雑する日は、カメラによる撮影は禁止されているが、ウイークデーは、先に受付にその旨を申し出ていれば撮影可能である。
従って今回は、予め申し出て自由に撮影することができたので、佐渡出身の作品を主にご紹介します。
先ず3階「書」の展示室へ。受付で篆刻の展示してある場所を聞き、直行した。
柳さんの作品があった、あった。それも特選の作品の横に。無監査作品として展示されており、印は、大きく堂々としている。
柳 濤雪さんの作品「百福具臻」。(ガラスケースに入っているために光の反射を受け、撮影がうまくいかなかった)
柳さんのお話では、作品の展示してある場所によってランクがあるのだそうだ。柳さんの作品は、特選の隣りに位置していたので、審査員から見て本年も優秀な作品と認められたのだろう。(もう日展入選は、10回を超え、昨年は、二回目の“特選”に入った実力の持ち主)
次ぎに、2階に降り、工芸美術展示室へ。
宮田亮平芸大学長(日展理事。佐渡市沢根出身)の作品「生と静」が中央に在り、直ぐに目に入る。
宮田亮平先生の「生と静」。
今回の作品は、二頭のイルカがあたかも四頭で泳いでいるようにみせる今までにない作品である。曲線美がすばらしい。観ていてうっとりとする。
同じく、工芸美術室に、佐渡畑野出身の本間秀昭さんの作品「流紋Ⅱ」竹細工 があった。
本間秀昭さんの「流紋Ⅱ」
竹で、あたかも海岸でみられる風紋のようにみせている技は何とも言えない。見事である。
隣りの彫刻展示室に進む。
作品を探したら、親松英治さん(佐渡市河崎出身)の作品と林昭三さん(佐渡市畑野出身)の作品(いずれも日展評議員)が向かい合い展示されていた。
親松英治さんの「秋雷」(石膏)。昨年内閣総理大臣賞を受賞したと同じく雷で驚く馬を表している。
林昭三さんの作品「葉音」。いつもは「木彫」であるが、今回は、石膏による作品であった。(トリミング)
近くには、文部科学大臣賞の「こもれび」(石膏) 山田朝彦作(東京)の作品があった。
<受賞理由>
被災地の人々に希望や喜びの光が射し込めばと願う作者の弁。
氏の作品は「人体と着衣」を流れるような絶妙な量塊で的確に表現し、細部まで気が配られ稜線から美しい光を感じる。又、生命感溢れる造形力に密度の高さを感じる。作者の感性による独自な様式は、人体への探求と永年に亘る内実の輝きも加わり、より完成度の高い秀作である。
観ていて飽きない「上品できれいさ」が漂っている作品と思った。
また、私が飼っている愛犬と同じく、犬の作品があったので、写真に収めた。表情がよく出ているものと思う。
嶋畑 貢作「パートナー」
ソファーで一休みし、日本画・洋画の展示室へ向かう。家内は、書道の部へ。
私は、どちらかと言うと日本画よりも洋画が好きなんでどうしても観る時間が違う。私の趣味に合った作品を数点ご紹介する。
片岡世喜作 「糸」(神奈川) 釣り糸を投げたところを表しているが、糸はみえるかしら? (トリミング)
石山 實作「古道冬深し」(山形) (トリミング)
林 敏政作「初めての夏」(埼玉)
稲田栄策作「棚田雪晴」(新潟)
佐渡出身の方でしょうか。(調べましたら、「長岡」となっています)
日展には、毎年伺っているが、観ていて心が晴れる。どの作品も多くの作品の中から選ばれたものと思うと感謝したい気持になる。
ありがとう。
帰りには、六本木の東京ミッドタウン内のB1にある「今井屋茶寮」に入り、遅い昼食をとる。専門の親子丼(比内地鶏焼き鳥)がとても美味しかった。
この11月は、外出する機会が多かった。10月4日の国分寺まつり(合わせて真野人会役員会開催)に始まり、計11回(13日)の外出であった。新潟への同期会参加などとよくこなしたものである。
来月は2日の河崎会総会に始まり4回ほどの外出が予定されているが、すべて体に気を付けて楽しく参加するつもりでいる。
曇り空で時折霧雨の降る空模様であり、ウイークデーでもあったが、午前中から訪れる客の数は大変多い。
六本木・国立新美術館の全景。
日展入口。
日展会場では、土、日曜日及び祝日の混雑する日は、カメラによる撮影は禁止されているが、ウイークデーは、先に受付にその旨を申し出ていれば撮影可能である。
従って今回は、予め申し出て自由に撮影することができたので、佐渡出身の作品を主にご紹介します。
先ず3階「書」の展示室へ。受付で篆刻の展示してある場所を聞き、直行した。
柳さんの作品があった、あった。それも特選の作品の横に。無監査作品として展示されており、印は、大きく堂々としている。
柳 濤雪さんの作品「百福具臻」。(ガラスケースに入っているために光の反射を受け、撮影がうまくいかなかった)
柳さんのお話では、作品の展示してある場所によってランクがあるのだそうだ。柳さんの作品は、特選の隣りに位置していたので、審査員から見て本年も優秀な作品と認められたのだろう。(もう日展入選は、10回を超え、昨年は、二回目の“特選”に入った実力の持ち主)
次ぎに、2階に降り、工芸美術展示室へ。
宮田亮平芸大学長(日展理事。佐渡市沢根出身)の作品「生と静」が中央に在り、直ぐに目に入る。
宮田亮平先生の「生と静」。
今回の作品は、二頭のイルカがあたかも四頭で泳いでいるようにみせる今までにない作品である。曲線美がすばらしい。観ていてうっとりとする。
同じく、工芸美術室に、佐渡畑野出身の本間秀昭さんの作品「流紋Ⅱ」竹細工 があった。
本間秀昭さんの「流紋Ⅱ」
竹で、あたかも海岸でみられる風紋のようにみせている技は何とも言えない。見事である。
隣りの彫刻展示室に進む。
作品を探したら、親松英治さん(佐渡市河崎出身)の作品と林昭三さん(佐渡市畑野出身)の作品(いずれも日展評議員)が向かい合い展示されていた。
親松英治さんの「秋雷」(石膏)。昨年内閣総理大臣賞を受賞したと同じく雷で驚く馬を表している。
林昭三さんの作品「葉音」。いつもは「木彫」であるが、今回は、石膏による作品であった。(トリミング)
近くには、文部科学大臣賞の「こもれび」(石膏) 山田朝彦作(東京)の作品があった。
<受賞理由>
被災地の人々に希望や喜びの光が射し込めばと願う作者の弁。
氏の作品は「人体と着衣」を流れるような絶妙な量塊で的確に表現し、細部まで気が配られ稜線から美しい光を感じる。又、生命感溢れる造形力に密度の高さを感じる。作者の感性による独自な様式は、人体への探求と永年に亘る内実の輝きも加わり、より完成度の高い秀作である。
観ていて飽きない「上品できれいさ」が漂っている作品と思った。
また、私が飼っている愛犬と同じく、犬の作品があったので、写真に収めた。表情がよく出ているものと思う。
嶋畑 貢作「パートナー」
ソファーで一休みし、日本画・洋画の展示室へ向かう。家内は、書道の部へ。
私は、どちらかと言うと日本画よりも洋画が好きなんでどうしても観る時間が違う。私の趣味に合った作品を数点ご紹介する。
片岡世喜作 「糸」(神奈川) 釣り糸を投げたところを表しているが、糸はみえるかしら? (トリミング)
石山 實作「古道冬深し」(山形) (トリミング)
林 敏政作「初めての夏」(埼玉)
稲田栄策作「棚田雪晴」(新潟)
佐渡出身の方でしょうか。(調べましたら、「長岡」となっています)
日展には、毎年伺っているが、観ていて心が晴れる。どの作品も多くの作品の中から選ばれたものと思うと感謝したい気持になる。
ありがとう。
帰りには、六本木の東京ミッドタウン内のB1にある「今井屋茶寮」に入り、遅い昼食をとる。専門の親子丼(比内地鶏焼き鳥)がとても美味しかった。
この11月は、外出する機会が多かった。10月4日の国分寺まつり(合わせて真野人会役員会開催)に始まり、計11回(13日)の外出であった。新潟への同期会参加などとよくこなしたものである。
来月は2日の河崎会総会に始まり4回ほどの外出が予定されているが、すべて体に気を付けて楽しく参加するつもりでいる。