今年の気候は、梅雨明けが6月下旬と早かったが、夏らしくカラッとした天候が少なかったように思う。
そのせいか庭の木々の枝伸びが早かった。
一週間ほど前に、私が玉柘植の伸びた枝や梅の枝の剪定をしたが、はびこった下の草は、孫が手伝ってくれた。
午前中、孫は私の指示に従って松樹の下等に入って丁寧に作業していたが、午後の作業は、車検整備のため業者に車を届けたりで一緒にできず、孫に任せた。
午後5時30分ごろ、整備点検が終わった旨連絡があったので整備会社に取りに行き、自宅に帰ってくると、孫が玄関に立っていて、何かを言いたいようだった。車のドアを開けると、孫曰く。「灯篭を倒してしまった」。
「怪我はしなかったの?」と言い、庭に廻った。灯篭は倒れてそのままとなっている。怪我はしなかったようだ。
「もう、遅いので明日にしよう」と言って、車を車庫に入れ、自宅にあがった。
26日朝、庭に出てみると、倒れている灯篭の傘はコンクリートの手前の土に刺さっているだけで、欠けていない。倒れるのを手で押さえたのだろうか。
それぞれを一つずつ手に取り、確認したが大丈夫。
一つひとつがとても重い。手で押さえられるようなものでなかった。
以前から体をひっかけると倒れそうだから注意するように申していたが、ついついひっかけたようだ。それにしてもけがはなかったし、灯篭の傘は手前のコンクリートまで届かずうまく倒れたので欠かすこともなかった。
早速、孫に電話して、灯篭が欠けていなかったこと、草取りはきれいにされていることを述べ、お小遣いを上げるからと申し御礼を述べた。
ご覧のように灯篭は二本の足だけで前後から負荷がかかると弱いことは以前からわかっていたが、よく十数年無事だったことが不思議 と家内と振り返った。
今後については、防犯の面や安全保持の方策、錆びるものの使用を避けること等を考慮して進めることとした。一昨日部品をホームセンターに行き買い求めた。
足を抑えているコの字型の石に穴をあけ、前後をワイヤーで抑えることとした。
この横に穴をあけ、ネジで止めることとした。
穴あけボルトも買い求め、電動ドリルで作業を始めた。
しかし、石がとても固い。厚さ30mm、直径6.4mmの穴一つを開けるのに小一時間かかった。4つの穴をあけようと計画したが、前後2つで終えることになった。
灯篭各部の一つずつを洗剤を使ってタワシで、十数年の汚れをとり、きれいにした。
この部品をコの字型の石に留めるとともに別に買い求めた長さ48cmプラスチック杭を土に叩き込んだ。そしてステンレスのワイヤで地面と固定した。
後面はワイヤを2本とした。
前面はワイヤを1本とした。
完成し、灯篭の上部を組み立てた。傘は一人で持ち上げられず家内に手伝ってもらった。
手で前後を押してみたが、びくともしない。素晴らしい出来栄え。
元の容に戻った。もう、私の時代では手を加えることはないだろう。