ふるさと里帰りキャンペーンの一環として首都圏佐渡連合会観光部会は、毎年秋に「ふるさと再発見の旅 」と称して団体旅行を計画している。
今年は、第10回目となる記念すべき旅行であったが、昨年に比して参加者がやや少なく、64名であった。
名称が “ふるさと再発見の旅″ ですので、所謂ポピュラーな観光地周りとは趣をやや異にしています。
従って、今回第10回目を数える再発見の旅であったが、連続10回の参加者が2名、9回、8回7回・・・と連続参加しているものが非常に多い。そして、特徴は、ふるさと佐渡出身者でない者が年々増加していることである。ふるさと佐渡出身でない方で連続8回と言う方もいると聞く。
佐渡市並びに佐渡観光協会は、今回連続10回参加者、連続5回参加者及び佐渡出身でなくて連続3回の方たちに、記念品(佐渡コシヒカリ○○Kg)を贈呈した。
記念のコシヒカリは参加者に大変喜ばれています。ふるさとの皆さん、ありがとうございます。
今回の「ふるさと再発見の旅」については、2泊3日の行程に従って主に写真で報告いたします。
参加者64名の内十数名の者は、事前に佐渡にわたっていて、両津港集合となっている。
新潟港発午前11時のため、集合時刻は10時30分。これに間に合わせるには、東京駅発7:00又は7:48発の新幹線に乗る必要がある。小生は、7時発の新幹線に乗るため、6時に自宅を出発した。
新潟佐渡汽船ターミナルの佐々木象堂 瑞鳥の前に出発予定者が集合。ジェットホイルに乗り込み、予定通りに出港した。
約1時間10分で両津港に到着。天候は晴れ。3日間とも良さそう。
下船すると、サドッキー他佐渡市の職員並びに先に佐渡にわたっている参加者が出迎えた。
サドッキー、佐渡市の職員が出迎えてくれた。
いつもいつものことであるが、ここでの気持ちのこもった出迎えがとてもうれしい。
バス2台に分乗してまず昼食に向かう。両津の割烹「ふじはら」に向かい、豪華なお膳をいただく。
割烹ふじはらでの昼食。昼食からこんなに盛り沢山の料理。ここで初参加の人はびっくりしてしまう。
約40分の食事ののち、最初の立ち寄り地「牛尾神社」に。
牛尾神社は、出雲大社から分霊された式外社とのこと。神社の入り口には、故山本修之助先生(真野)の句碑があると紹介されている。壱の鳥居をくぐって参道を上がっていくと山本先生の句碑(石碑)に出会う。
山本修之助先生の句碑 「朱鷺の棲む 山をかなたに 夕桜」
左に曲がって第二鳥居をくぐる参加者達。
社殿に着く。社殿の周りには、彫刻がふんだんに取り入れられている。くり彫り、梁は現在では再現できない見事なものと言われている。
社殿の彫刻に見入る参拝者。
次いで、羽茂地区にある蓮華峰寺に向かう。途中の真野長浜にある「人面岩」をバスの中から観る。
長浜海岸にある「人面岩」。バスガイドさんが 以前地元では何と呼んでいたでしょう と。確か単なる「立岩」と言っていたことを思い出す。
蓮華峰寺に着く。
本寺は、佐渡が都の鬼門にあたるとして、弘法大師が開基したといわれる古莉。真言宗では、大和の室生寺、紀州の金剛峰寺とこの三か寺を聖地としているとのこと。いくつかの建物が重要文化財に指定されている。
八角堂と向こうには金堂が見える。境内はとても広い。
本堂。
今日の予定はすべて終了して、相川の万長ホテルに向かう。
何とか佐渡の売り物「夕陽」に間に合うように と運転手さん努力している。
午後5時前にホテルに到着。直ちに部屋割に従って指定の部屋に入る。
窓を開けると、ご覧のような夕陽が。
6階の部屋からの夕陽。但し、この後すぐに雲に入ってしまう。我々を待っていたかのように。見事な夕景だった。
ひと風呂浴びて、指定の宴会場に集合。記念撮影。
これが今回参加の人たち全員。甲斐市長や近藤市議会副議長、佐渡を世界遺産にする会近藤会長の顔も見える。
観光部会から配布される写真より一足早く紹介してすみません。
宴会が始まる。
まず坂田首都圏佐渡連合会会長の挨拶が始まる。
坂田会長は、今回で10回を数える旅行であることを紹介、10回を通しての平均参加者は、六十数名であり、佐渡に落とした金額は、延べ2400万円ほどとなること。ふるさとにいくばくかの貢献ができているのかな と感想を述べられた。
さらに、来年には、佐渡金銀山が世界遺産登録されるよう一層の努力をしていきたい旨を述べた。
坂田会長の挨拶。(隣りの甲斐市長のお顔がお疲れのせいかややへんに映っております。他のものと交換したいんですが、会長の挨拶写真がこれ1枚しかなくて交換できません。お許しください)。
続いて、来賓の紹介があり、まず、甲斐佐渡市市長が歓迎の挨拶に立つ。
甲斐市長は、ふるさと創生への取り組みや金銀山の世界遺産への更なる協力をお願いしたい旨を述べられた。
甲斐市長の歓迎挨拶。
続いて、近藤市議会副議長の挨拶。近藤副議長は、世界遺産登録推進議員連盟の会長も兼務している。 今年は推薦漏れとなり残念であったが、来年はぜひ登録を勝ち取りたいと述べられた。
近藤氏議会副議長の歓迎の挨拶。
その他近藤佐渡を世界遺産にする会会長の歓迎挨拶が続く。来賓者の顔ぶれを見てもお分かりのように、佐々木佐渡を世界遺産にする新潟の会副会長や萩野佐渡を世界遺産にする会総務、佐渡市役所の安藤世界遺産推進課長、岩崎観光振興課長補佐、斎藤産業振興課長補佐ら多数の来賓者が私どもを迎えてくれた。 いずれの方々も 来年は世界遺産登録を勝ち取ろう との意気込みがすごい。まさに「世界遺産登録推進の会」の発会式のよう。この願い、盛り上がりを全国に伝えたいものである。
次いで、今回の「ふるさと再発見の旅」に連続して参加している人たちが紹介され、表彰が始まった。
連続10回の参加をしている真野人会若林顧問の表彰。
同じく連続10回の参加をしている連合会観光部会の名畑部会長。名畑氏も真野人会所属。
連続5回の参加者、佐渡出身でなくて連続3回の参加者の表彰が続く。
代表して連続5回表彰者である尾田連合会顧問(前新穂会会長)により返礼のことばが述べられた。
表彰式が終わって、本間慎連合会特別顧問による乾杯。本間さんも連続5回の表彰者。
全員が起立して乾杯。
しばらく歓談ののち、佐渡に伝わる演芸「やはらぎ」が始まった。このグループの相川出身の石橋さんは、忙しい中、この演舞のためにわざわざ来島してくれたようだ。
祝い芸「蓬莱」を演舞してくださる。佐渡国草の会飯山代表ら。
次いで、真野商工会女性部による「太鼓演奏」が始まった。
10名の力強い太鼓の響きが会場一杯に。皆さん大熱演。
真野商工会女性部による太鼓演奏。皆張り切っている。
一人の演者が会場に降りて舞う。大喝采を受けた○○さん。
○○さんの会場におりての演舞。
真野人会女性部による会場いっぱいの踊り。
ステージではまだまだ佐渡おけさ等が続いた。
東京両津の会白根事務局長が、「とても感動した。立派な演舞だった」と両津の会名で金一封を持ってきた。小生は、早速、マイクを借りて皆さんに紹介、女性部に手渡した。こんなことも今までにない。「後が怖い」と冗談を言いながら 両津の会の皆さんに御礼を述べて廻った。
宴会予定時刻があっという間に近づく。今井連合会郷土連絡委員会長が中締め。
三々五々会場を後にした。
朝が早かったので、早めに布団にもぐり込んだが・・・、それから相棒と延々と午前2時近くまでだべり続けてしまった。休んだのは3時間ばかり。
朝ホテルを出発する時の風景。大きな看板が眼についた。沢山の従業員の人たちに見送って頂いた。
さあ、二日目の始まりです。続く。