いやいやびっくり。最近オークションをあまり見ていないのにどうしたことでしょう。
この26日夜10時ごろ、以前に落札したことのあるYAHOOのオークション古物欄を覗いていると、ふるさとの人間国宝故佐々木象堂翁の作品が10点ほどオークションにかけられているではないか。えっえっ・・・。ふるさと真野新町の旧家の床の間に飾られていたものも載っている。その旧家は、昨年、おばあちゃんがなくなっているからもしかしたら・・・。
気になって翌日朝、私の実家に電話して事情を話すと同時に、その旧家に電話するが留守。
意を決して27日、オークション出品者に問い合わせ。出されている作品には、消費税が別にかかるのかとか、飾り台は付属として付けてもらえないか等。
納得の上、締切り28日当日午前に入札。と同時に出品者が「新潟」となっていたので、もしやふるさと真野の人ではないか?と出品者に問い合わせをした。
出品者は、最初から気の良さそうな人。メールで問い合わせしていてもそれが伝わってくる。サービスもしてくれていたので、問い合わせの時、私が佐渡出身者である旨を伝えていた。
入札者は私一人。発表は午後8時43分。締め切り時間まで落ち着かない。
その間、出品者から「佐渡の関係者ではございません。ご実家の父が佐々木象堂の作品収集家でして・・・」との返事が届く。と同時にふるさと真野の旧家の人から折り返しの電話が入る。「相続で古物品を処分したという話はしていません。先代も作品がバラバラにならないように博物館などしっかりしたところにまとめておくように・・・」と。私から「今メールが届いています。佐渡の人ではないそうです。お父さんが、佐々木象堂の作品収集家だったとのことです」と伝えておきました。真野新町の人も一安心の様子でした。
午後8時43分、締切りと同時に「あなたが落札者です」とのメールが表示された。
29日午前10時過ぎ、カードでは金額が大きすぎて払えず、銀行へ直接行き、指定された口座に振り込む。
PCでは、受領済みの連絡とともに、出品者が発送の手続きに入っている旨の知らせが入った。しばらくすると「発送」との知らせ。なんと手際よいのでしょう。28日午前10時過ぎに入札して夜8時40分に落札。29日午前に新潟・見附市から発送、30日午前10時過ぎに東京・新宿に品物が到着とは、時代が変わったものですね。
到着と同時に荷物を開いてみました。以下写真の通りです。
30日午前10時過ぎ、玄関前に到着。しっかりと梱包されている。
居間で開封する。
飾り台も同梱されている。
早速、和室の床の間に飾ってみる。素晴らしい威圧感。(フラッシュあり)
フラッシュなし。
箱全景。
蓋の裏側。
文字を拡大。
威圧感が素晴らしい。今までいろんな作品を飾っているが、こんなに威圧感がない。
末永く保存してゆきたいものです。
新潟の出品者〇〇〇さん、いろいろとありがとうございました。
<補足>
◎ 佐々木象堂の紹介
1882~1962
昭和2年 帝展工芸部出品 特選
昭和33年、34年 日本伝統工芸展 最高賞
昭和35年 人間国宝(蝋型鋳造)に認定
◎ 作品の紹介
〇 鋳銅獅子
〇 大正末期作
〇 高さ 20.6cm、幅 26.4cm
★ 昨日まで床の間に飾っていたものは下記のものです。
40歳前後に都内の古物店で買ったものです。