新潟日報のデジタル記事をあさっていたら、6月21日付けで首記の記事が掲載されていました。
小生、朝ドラに取りつかれてしまい、月曜日から土曜日まで規則正しく起きてテレビの前にいます。 朝ドラをこんなに欠かさず見ているのは初めて・・・。
最近では、判事補となって家庭裁判所の仕事も滑り出し、ちょうど家庭の離婚騒動が取り上げられています。
新潟で見つかった記事では、こんなことが書かれています。
日本の法曹界史上初の女性裁判所長として1972〜73年に新潟家庭裁判所長を務めた三淵嘉子さんが、仕事や育児に奮闘する女性たちへのエールをつづったエッセイを、新潟県の地元紙「新潟日報」に寄稿していました。
三淵さんは、新潟での仕事や暮らしを振り返るとともに、新潟家裁での調停を通じて感じた「新潟の女性の逞(たくま)しさ」を、エッセーで率直に語っています。
新潟家庭裁判所の調停を通じて感じたことは、新潟の女性の逞(たくま)しさです。妻から家庭裁判所に申し立てる離婚のケースで、夫がだらしなく、かい性がないことを理由にするのが目立ちました。
そんな夫に愛想をつかした妻は、財産分与も子供の養育料もいりません、子供は私が引き取って育てますというのです。手に職があるわけでもない家事専業の妻が、別れた後どうして暮らしを立てていくのかしら、と案ずる私の杞憂(きゆう)など吹きとばすだけの生活力を、彼女らは持っているようでした。
〈新潟では杉の木と男の子は育たぬ〉という格言を聞いたとき、私は余りにも逞しい母親の陰で、乳離れができ損なった弱い夫の姿を思い出したものです。新潟の女性の逞しさはすばらしいと感嘆していますが、男の子を逞しく育てる母こそ、本当に人間としてもすばらしいと思うのです。
途中途中のものですが、昨日、今日のテレビの状況を寅子が心で感じているようなことが表している文となっています。
新潟日報のWEBデジタル版を読める方はぜひ開いて読んでいただければと思います。
ご参考まで。