14日~16日、日光・鬼怒川に出かけました。もちろん、スタッドレスタイヤに入れ替えての出発でした。
子供が小さかった頃に2回ほど日光を訪れているのだが、思い出が薄れてしまっていたので、この正月に計画。
15日の午後から雨模様となったが、1日目は天候に恵まれ、いろは坂を駈けあがり中禅寺湖まで。 鬼怒川温泉での宿泊は、サラリーマン時代、会社の仕事として覆面でホテル調査に伺ってから数十年ぶり。
今回は、鬼怒川温泉では、随一と思われる「ホテル三日月」を予約。
「鬼怒川ホテル三日月」と言っても思いつかない方もいるかと思いますが、「鬼怒川ホテルニュー岡部」と言えば、5年ほど前に経営不振で経営者が変わったことを思い出す人がいるのでは…。
以下に3日間の楽しい旅を写真中心に紹介します。
14日、午前9時に自宅を出発。首都高、東北自動車道そして日光高速道路を通り、一気に第二いろは坂を駆け上がる。
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第二いろは坂途中の明智平展望台から観る男体山。
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明智平から観る第一いろは坂。つづら折りの道路がはっきりとみることができた。
道路の両端には、雪があるが真ん中は凍った氷が解けだしている程度で、心配なし。
中禅寺湖畔に着く。
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桟橋は、凍り付いている。
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車を湖畔に止めて休憩、昼食。一緒にお供したペガちゃん(?)は、男体山を眺めている。
しばらく車で付近を廻って、華厳の滝へ。エレベータで100mほど下り滝壺展望台へ。
滝が凍っているかと思いきや勢いよく流れ落ちていた。
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昔は、落差100mと言われていたが、滝口が崩れ今では、途中の岩に激しくあたっていた。
寒いので、見学者も3グループ。十分に堪能できた。
第一いろは坂を駆け下って、東照宮へ。道路がすいていたので、日光山輪王寺駐車場まで車を入れることができた。
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日光東照宮。
もう数十年前に訪れたことゆえ、どこに何があるかを思い出せない。でも、今回は、観光客が少なかったので、各建造物をゆっくりと眺めることができた。
陽明門は、修理中。でもその中の唐門、そしてその中まで入ることができた。
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唐門。
右側の建物にある眠り猫。
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眠り猫。
眠り猫の建物をくぐって、200段ほどの石段を上がって桔梗門とその奥に在る徳川家康公のお墓。お墓の周りをまわる。
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徳川家康公のお墓。ここまで上がったのは記憶にない。
帰りの途中「鳴龍」の建物へ。客が私どもともう一組だったので、ゆっくり説明。天井に描かれている龍の尻尾の下では、拍子木をたたいても響きがないのに、龍の顔の下では、ビビーンという音。静かなのでその響きは澄ました音色で響く。「ほぉー」との声。
鳴龍の建物を後にしたが、何か忘れているよう。
「おかしいね。「見ざる・言わざる・聞かざる」の3猿の彫刻が何処に在るのだろう」と二人で話し出す始末。もう記憶が薄れていることを痛切に感ずる。
近くの人に声をかける。そしたら「神馬」の厩の上ではないか。「恥ずかしい、恥ずかしい」を連発。
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「見ざる・聞かざる・言わざる」 三猿の彫刻。
東照宮を見終えたら、午後3時20分。
一路鬼怒川温泉へ。
ナビゲータに「ホテル三日月」を入れるが出てこない。ホテルに電話して住所を聞く。
数年前にホテル名を変えているので「ニュー岡部」で検索してみてもらいたいとのこと。あった。あった。
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鬼怒川ホテル三日月。
5年ほど前に経営者が変わりリニューアルしたとのこと。とてもきれいで清潔感にあふれていた。
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フロントロビー。敷物の汚れがない。
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約250席のバイキングレストラン。
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私どもの宿泊した部屋。ペガちゃん(?)も一緒。
大風呂には、彼の有名な「黄金風呂」。三菱金属ジュエリーが1億数千万円かけて作成したもの。金の湯船に入ると“幸せを招く” などと明記されていたので、5分間ほど静かに入る。これも客が少ない時期だからできること。
ホテル前の池では、17時、18時等の時刻ごとに大規模な噴水のページェント。
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15日は、午前中天気が何とか持ちそうなので、鬼怒川沿いを散策する。
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部屋のベランダから望む鬼怒川にかかるアーチ橋「立岩橋」。
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立岩橋から望む鬼怒川。右側の高い建物がホテル三日月。
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鬼怒立岩大吊橋。対岸まで渡り、縁結びの鐘を鳴らす。
鬼怒立岩大吊橋から鬼怒川を見下ろす。
正午過ぎから雨が降り出す。
昼食に入ったラーメン屋で思わぬ人に出会う。
新潟の酒「八海山」の宣伝が多く見られるので「新潟県と何か」とマスターに聞いたら、テーブルにオーナー社長が、「わたくしは長岡の出身です」とのこと。いろいろ話していると「佐渡の河原田諏訪町に下宿したことがある」と話し出し、名刺を出す。「日本クラウン㈱鬼怒川太朗」。「日本クラウンであれば 山田 実 を知っていますか」。何と山田 実氏の後輩で、3~4年前まで連絡を取り合っていたとのこと。
友人に電話して山田さんの電話を聞き電話したが、あいにく留守。(翌16日お昼前に彼から電話が入り、鬼怒川太朗君をよく知っているとのこと。彼はなつかしそうだった。御礼を述べ再会を期して電話を切る)
夕方、雪模様となったが、すぐに雨に変わる。午後からはホテル内で温泉風呂に入ったり休んだりとのんびりする。
16日は、雲一つない良い天気となる。
ゆっくりとしてホテルを後にし、帰り道に日光街道杉並木を通る。一方通行でちょうど宇都宮方向がOK。
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杉並木旧日光街道。
建物の外壁や塀に使用した大谷石の資料館に。ここも子供が小さいときに訪れたことがあるのだが…。
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大谷石資料館に入り、地下に階段を下りていく。大谷石を切り出した空洞が広がる。周りすべてが大谷石。地下数十メートルまで下りる。
最近は、この中で音楽コンサートなどが開かれていることがよくテレビで放映されている。
近くには、高さ88尺8寸8分(約27m)の平和観音があった。
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平和観音。
一路東京へ。
今回の旅は、観光に最適な春秋とは違った時であり、何処もたいへん空いていた。
建造物等は存分に見聞きすることができたし、のんびりするには最適であった。そしてホテルのサービスも満足するものであった。
昨年8月末に亡くなったぺガちゃんもお供してくれ(?)楽しいひと時を過ごすことができた。