1月26日(日曜日)13時30分、銀座5丁目の時事通信ホールに於いて、新潟県、佐渡市の共同主催で講演会、演題「佐渡の文化と金銀山」が開催された。
時事通信ホールの客席数は、300席。新潟県教育庁文化行政課への申し込みは、申込期日までに満席となってお断りが出たとのこと。当日天候が良くなかったので出足を心配したが、開場時には、ほぼ満員となった。
会場入口で出席者を迎える新潟県文化行政課並びに佐渡市の職員。
今日の講演会並びに演能についての模様を簡単にお知らせします。
司会者は、元佐渡テレビアナウンサーの○○さん。
司会者は、定刻となったことを告げ、主催者側から益田副知事が挨拶。
益田副知事の挨拶。 多くの人が駆けつけてくれ満席となったことにまず、御礼を申し上げ、今日の講演者並びに演能について簡単に説明、佐渡の文化について理解していただき、今年の国内推薦獲得に協力を と呼び掛けた。
来賓を代表して、水落参議院議員が祝辞を述べられた。
水落参議院議員は、佐渡金銀山世界遺産推進国会議員連盟の会長を務めている。議員は、まず、平成27年から国内推薦に挑戦してきたがご存知のように国内推薦を得られなかったことをつげ、先日佐渡金銀山の世界遺産登録推進の署名簿約50万人分を花角知事らと共に政府に提出してきたことを伝えた。
次いで、首都圏佐渡連合会会長と共に佐渡を世界遺産にする首都圏の会会長である山本氏が挨拶に立った。
山本会長の挨拶。会長は、今まで世界遺産登録に向けて目的達成のため応援団として広報に務めてきたことを話された。
司会者から本日参加されている来賓並びに講演会に対しての祝電を紹介された。
これら一連の挨拶等が終了すると、北村新潟県教育庁文化行政課世界遺産登録推進室室長が、佐渡金銀山の世界遺産登録に向けた取り組み状況を詳細に述べられた。
北村室長の取り組み状況報告情景。 室長は、これまでの経緯から始まり、今後の目標と予定をのべられた。また、あらかじめ配布した資料を示して、現在の国内の世界遺産並びに世界遺産暫定一覧に載っている物件について説明された。
いよいよ講演の部に入り、今日の講演者新潟大学名誉教授であり、佐渡を世界遺産にする新潟の会会長でもある「池田 哲夫先生」を紹介した。
池田先生。 演題は、「佐渡の文化と金銀山」。
池田先生は、まず今日話したいことをスライドで示し、以下順次スライドで進められた。資料には、スライドの一枚一枚すべてを小枠でコピーされていたので大変理解しやすかった。 講演の内容についての詳細は省略させていただきますが、以下に主だったものを紹介します。
終盤には、狂言の三流(大蔵、鷺、和泉)について話され、鷺流は現在全国で2か所(山口市と佐渡市)にしか残っていないこと、そして佐渡鷺流の系譜(吾潟系、佐和田系、両津系、真野系)ついて話され、今日この後に演能するのは、真野系の「佐渡鷺流狂言研究会」の人たちであることを説明された。
池田先生の講演は、約45分。とても理解しやすかった。
しばらく休憩の後、「佐渡鷺流狂言研究会」の演能が始まった。演能は、「薩摩守」
あらすじは知っている方もいることと思いますので、省略します。あらすじを知るととても面白い話です。今の時代では、この言葉(薩摩の守だ!!⇒ 忠度(ただのり))は通用しませんが、つい使いたくなる言葉です。
約20分の演能でしたが、とても面白かった。
最後の閉会の挨拶には、伊藤佐渡市副市長が立った。
伊藤副市長の閉会の挨拶。 副市長は、「今年3つの良いことがあるかも」と述べ締めくくった。① 佐渡高校バレー部が全国大会に出場したこと。② 佐渡金井出身の力士「魁渡」が幕下で全勝優勝したこと、③ この7月には○○国内推薦が・・・。 皆さん期待しましよう として締めくくった。
皆さん、今年は本当に良い年となりますよう祈念しましょう。