昨日の午後から降り続いた関東地方の大雨は、またも千葉県内で被害をもたらした。
ニュースで「茂原地方に豪雨」と報じていたので、外房に住んでいる友人に午後7時前に電話(携帯)したところ、「東京に出かけた帰りで、現在外房線の誉田駅ですでに4時間電車が止まっている。電車の中で休んでいる。電車が動くまでここにいる予定」とのこと。「気を付けるよう!」伝え、電話を切った。
心配になって9時ごろ再度電話したが、つながらなかった。注意するよう留守電に入れて・・・。
今日電話を入れたところ、数人の乗客と一緒で誉田駅から歩き出した。2時間余り歩いて自宅にたどり着いたとのこと。家には、浸水はなかったと。 無事でよかった。
外房線は結局、終日運転を取りやめたそう。
一転して、今日26日は、朝から快晴。
予定していた大正大学で開催される第3回地域フェスタ「ドサッと佐渡 みーっちゃ鼓童」に家内と出かけた。
JR巣鴨駅から徒歩約12分の大正大学校庭内で午前10時30分から開催されるのに間に合うよう自宅を出発した。
JR巣鴨駅からは、金の道で歩いており、場所も分かっているので、中山道とげ抜き地蔵尊通り商店街を一直線に進む。
商店街の途中にあるとげぬき地蔵尊「高岩寺」正門。
商店街を過ぎ、中山道庚申塚通りに入ると、鼓童ののぼり旗が立っていた。
中山道庚申塚通り側にある入口から大正大学構内に入る。
大学の校舎内では、地域創生学部の生徒たちが、地域の名産品販売に精出していた。
佐渡の物産を販売しているコーナー。
ガラス窓の外を見ると、会場の椅子がすでに2/3ほど埋まっていた。
私共が座った椅子は、後ろから3列目ほど。椅子はすぐに埋まった。
定刻の10時30分、地域創生学部の生徒が司会を務め、副学長があいさつに立った。
副学長は、「地域創生学部の生徒の一部は、この行事と重なって現在実習に入っていて、佐渡に滞在している」旨を述べ、「地域の人たちと一緒になってこのフェスタを成功させたい」と述べられた。確かに佐渡出身のU助教授の顔が見えない。
副学長の挨拶が終わると、今年5月大学内に結成されたばかりの太鼓集団「鼓鴨(こおう)」が太鼓をたたきはじめた。集団は現在21名で、佐渡の「鼓童」の指導を受け練習に励んでいるとのこと。
鼓鴨の生徒たちの演奏。 1曲だけだった。
次いで、地元商店街の人たちが1984年に結成した「鼓友」の太鼓集団が演じ始めた。
まずは子供たちの集団。
20名あまりの集団が激しく太鼓をたたく。
そして大人たちの鼓友集団10名あまりで演奏。よく揃っている。青空のもと気持ちよさそう。
いよいよ世界中を廻っている太鼓集団「鼓童」の出番が来る。今日の出演者は9名。
司会者は、「鼓童の演劇中録音、録画は禁止」を会場にお願いする。そして、椅子席の左右には、学生たちが撮影禁止の立て札を持って立つ。 但し、地元鼓友とのコラボには撮影OKとのこと。
9人一人一人が自己紹介。それぞれ出身地を述べられたが、同じ県の人はいなく、全国から集まっている。鼓童の演奏がはじまった。
二人による大太鼓が素晴らしい。体がブルブルと共鳴する。また、座って足を延ばして夢中に叩く筋肉隆々の演者のエネルギー溢れるバチさばき。素晴らしい。
太鼓は、世界中で心が一つになれるものと司会者が説明、その訳は、生まれる前のお腹の中で聞く音が、この太鼓の音と似ているからだそう。太鼓の音を聞くと心が安らかになるとのことで、世界中で受け入れられているのだそう。
約30分の演技が終わり、地元鼓友の人たちとのコラブが始まった。これは録画OKなので一斉にカメラが上がる。
リズミカルなばちさばき。
午前中の演奏が終了、観客は一斉に立ち上がった。
校舎内に開店している地域(宮城県、山形県、岐阜県、徳島県、鹿児島県そして新潟県佐渡島)それぞれの売店は、購入客でいっぱい。会場の側面では、佐渡汽船がテントを張り、佐渡カレーを特売、買い求める客で行列ができていた。
佐渡の物産コーナーに佐渡地酒「至」があったので買い求め、大変お世話になっている「鼓童」の引率者Gさんに手渡した。
昨年は、この会場に見えた鼓童S専務理事や北前船A代表の姿がなかった。また、見かけた佐渡出身の知り合いは少なかった。(佐渡汽船関東営業所Mさん、昨年金の道蕨~板橋間を同行したトヨタカローラHさんの2名) 首都圏で郊外で観られる鼓童の演舞としては唯一のものなのに・・・。