アマゾンわんわん日記 2018

復活しました!
のんびりやっていきます。
また よろしくお願いします。

国境閉鎖

2019年02月23日 | ブラジル雑記
混乱の続くベネズエラ情勢。
首都カラカスをはじめ、各都市でもこれまで以上に治安も悪化し、重ねて想像を絶するハイパーインフレにより、多くの国民が国外に逃げ出しています。
首都カラカスには日本人学校もありましたが、今月初めから臨時休校となっています。

私たちも ベネズエラには過去に2回ほど旅行したことがあり、カラカスの街も歩きました。
きれいな街だったという印象があるので、そこがデモ隊で埋め尽くされているニュースには驚きました。

ベネズエラと国境を接する ここブラジルにも多くの人たちが難民となり避難してきています。

国境を接するロライマ州ではベネズエラ人と現地のブラジル人の間でいさかいなどが起こり、病院に搬送されるけが人が出るようなこともあったとか。

マナウスでも、昨年から多くのベネズエラの人たちを身近で見かけるようになりました。

市ではベネズエラ難民のために収容施設を用意し、仕事のあっせんなども行いました。
しかし、次から次からやってくるベネズエラ人たちの前に追いつくはずもなく、多くの人たちがキャンプ暮らしをして、街角に立っては仕事を見つけています。



道路の高架下などでキャンプをしています。
トイレも水もある、長距離バスターミナル付近が主なキャンプ場所。

彼らは 大きなスーパーマーケットの駐車場の出入り口や、車通りの多い場所で「仕事を探しています」という看板をもって、仕事を探しています。



実際にこうしたベネズエラ人を雇った人もいるそうですが、言葉の問題や住居が定まっていない等々 様々な理由から、なかなか仕事を続けることのできる人を雇うことは難しいそうです。

アマゾナス州はこうしたベネズエラ人たちを、もっと仕事のチャンスが多い大都市に移すことを決定。
空軍と協力して 希望者を、サンパウロやパラナ州などに運びました。



アメリカのトランプ大統領が 人道支援として食べ物や薬品などを援助することを約束しました。
これを マドウロ大統領は拒否。
コロンビアーベネズエラ国境とブラジルーベネズエラ国境を閉鎖しました。





閉鎖された国境



コロンビア国境では2台のトラックが焼かれました。



ブラジル国境では 無事に一台がベネズエラ側に入りました。

現在 グアイド国会議長がリーダーとなり マドゥロ大統領への対抗勢力としての勢いを強くしてきています。
背後に大国の思惑があることとはいえ、難民として苦しむ国民には罪はないはず。

今後、ベネズエラがどうなっていくのか、心配です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする