アマゾンわんわん日記 2018

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どうして?!ベネズエラ!

2019年02月24日 | ブラジル雑記
昨日の国境閉鎖の記事について「何が起こっているのかはわかるけど、どうしてそうなってるの~?」という質問をいただきました。
で、ペペケママ調べた。
でも、やっぱり難しいわー。
大体が経済のこととか国際情勢とかわからん、ふつーのおばちゃんだからね。

なので、ふつーのおばちゃんペケママが理解した「どうしてこうなった?!ベネズエラ?!」を検証。

     *     *     *     *     *

ベネズエラは唯一の産業に依存して国を維持してきました。
原油です。
原油の輸出によって得た利益は 国内の産業育成には使われず、ほとんどが外国からの食品や物品の輸入に充てられました。
前チャベス大統領、現マドゥロ大統領が政権を執る間にこの傾向はさらに強くなってきました。

その後、原油安により外貨が入らなくなると、まもなく国内で物が不足し始めました。
人々は生活必需品、食料品手に入れるためにを、大変な苦労をすることとなります。
同時に、それまでにも存在した「インフレ」が爆発的なハイパーインフレとなり、国内経済を直撃しました。

国内の経済はほぼ破たんした状態。
国の唯一の産業である原油産業にかけるお金さえも無くなりました。
原油採掘プラント、精油所のメンテナンス、施設保全にかけるお金も従業員に払う給料もない。
そのため、原油の採掘量、石油の精製量が極端に低下。
石油までもが外国からの輸入に頼らなくてはならなくなりました。
石油輸入のためにお金を使わなくてはならないので、他のものを輸入する余裕はなくなり、国内の物資の不足は深刻となってきました。

この時期に、アメリカ トランプ政権が人道的援助を申し出ましたが、マドゥロ大統領は拒否。
国内の生活必需品、食料品、医薬品は手に入れることが難しくなりました。



スーパーの棚もこの様子

2017年には、国民の体重は平均で10kg減ったということです。
街の中は食べ物や生活必需品を求める人で治安が悪化。
国内にいれば、強盗に殺されるか、貧困で死ぬか、どちらかというところまで 人々は追い詰められていきました。
国外に出られるコンディションのある人は、どんどん国外に出ていきました。
その数は、シリア難民の半数にもあたる数だということです。

     *     *     *     *     *

一応、内容については娘に監修してもらったので、大体間違えはないかと思います。
詳しい数字や年号については、興味のある人は他のサイトで見てみてください。
また、昨日も書きましたが 背景に控える大国間の駆け引き等については、あえてふれませんでした。
きりがないからね。

私が南米に来て初めて旅行に行った南米の都市がカラカスでした。
26年前になります。
街の中はよく整備され、街路樹の美しい 近代的な街でした。



いつか、あの美しい街並みがまたよみがえる日が来るのでしょうか?

コメント
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