ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Odyssey : 24 The Feud is Ended (1)

2005-07-06 23:32:54 | BookClub
Hermesに連れられて,Suitor達の霊は,キーキー泣き喚きながら,House of Hadesに向かいました。途中,彼らはAchillesやPatroclus,Agamemnon等,Troy戦争の英雄達を見ました。

その頃AchillesとAgamemnonはこんな会話を。Achillesは,あなたは戦いの中で死ねば皆に称えられたのに,あのような死に方(妻に裏切られ)をして残念だったですねぇ~,と言いました。Agamemnonは,Achillesの死後皆で涙にくれた話を話します。彼のお母さん(=immortal sea-Nymph)にそれを知らせた時の話を読んでいて,私はにわかに,彼のお母さんてCalypsoと同種だったのか~と気付きました。では年取らないはずですね。

映画Troyでも,原作通りのThetis見たかったですねぇ~。(あっ,でもお母さんがキーラ・ナイトレィじゃブラピに襲われそう(笑))

ひとしきり,Achillesの盛大な葬儀の模様を語った後,Agamemnonは,ふと大量のIthacaの亡霊達に気付き,驚きます。彼はTroyと戦争を始める前,Odysseusをリクルートしに行った時に見覚えのあるAmphimedonに,これは一体どうした事かね? Poseidonのたたりか?(笑) それともIthacaに大きな敵でも攻めてきたか?と尋ねます。


Odyssey : 23 Odysseus and Penelope (2)

2005-07-06 23:28:17 | 読書
そして彼らは夜が明けるまで2人で泣き続けました。Atheneも呆れて,思わずDawnの登場を遅らせてしまいました。(笑) しかしここでOdysseusは,まだまだやらなくてはならない事がある,と言います。Penelopeはすぐさま,次の試練は何ですの?と尋ねます。彼女のこの利発さはOdysseusをまた驚かせましたが,彼はこの後,バランスの良いオールを持って旅に出て,海を全く知らず,食べ物に塩を入れた事もなく,赤い船も知らない人達に出会うまで歩かなくてはなりません。そしてそこで誰かが彼のオールを指して"Winnowing-fan"と言ったら,彼はそこでオールを置き,Poseidonにお供え物を捧げて,家に帰る事ができます。そしてそこで全てに神にお供え物を捧げれば,Teiresiasによれば,もう海で死ぬ事はなく,死ぬ時は豊かな人達に囲まれて安らかに死ねる,のだそうです。(でも噂によると彼はCirceに生ませた息子に殺されたとか‥(汗;))

その後,PenelopeとOdysseusは,楽しくお互い離れていた間の話をしました。(これは今までの繰り返しになるので省略)

翌朝,Odysseusは,Penelopeに,自分が帰ってきたことをしばらく誰にも言わないようにと告げ,Telemachus達と一緒に旅立ちます。


Cair

2005-07-06 01:27:53 | ナルニア・C.S.Lewis
LWW,読み終わりました。
そうそう,14章,何か裏がありそう,と思ったら,すぐ,アレでしたね。やっぱし。以前会ったイギリス人の英会話の先生が,イギリスの児童文学ではヒーローは絶対死なないんだ(彼はハリポタの4巻にショックを受けたらしい)と言っていたのを思い出しました。
私は宗教的な知識をまるっきり持ってないんで,Animal Farmが歴史的な出来事を表していた如く,これが何か宗教的な教えを表していると言われても,細かい事は結局全然わからないのですが‥,まあ,「復活」,はさすがに,あの人ですか?と何となくわかりましたけどね。

宗教とは関係ありませんが,不思議だったのが,Cair Paravel。4人が君臨する事になったお城の名前ですが,LOTRを先に原書で読んだ方は,あれれれれ~?と思いませんでした? (そう思ったのは私だけか?(笑)) Cair Paravelは,C.S.ルイスの作った造語なのでしょうが,LOTRには,Cair Andros(カイア・アンドロス)という地名が出てくるんですね。これもトールキンの作った造語で,アンドゥインの大きな中州の名前で,ゴンドールにとってはオスギリアスと並んでモルドールからの敵を防ぐ重要な拠点の事(なんで私はこういう荒っぽいボキャブラリが得意かって‥(^^;)),なんですが。

でも,何故同じ"Cair"という単語を使っているんでしょうね? 偶然なのでしょうかね? ちなみに,トールキンの造った言語の辞書,An Introduction to Elvish(左)には,Cair Androsはシンダール語で,"Cair"は船。ラテン語の"carina"(=keel→船の竜骨)から来たのだそう。また"Andros"は"long-foam"(長い泡?)の意味。ただ,この本もかなり古い(1978年出版)のでホントかなあ?という部分もあるのですが。。

戦いの後,成長した?4人兄妹の喋り方がおかしかったですね。英語はOdysseusなどに比べたら「ぜーんぜん」読みやすく,初めて原書を読む方にもおすすめかなと思いますが,あの会話はちょっと面食らいました。(笑)

次はPC(Prince Caspiann)行こうと思います。途中でHBPで中断してしまうかも(汗)ですが。。


Run!Run!Run!