ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

それぞれの本の読書方法

2005-07-09 22:56:46 | 読書
ハリポタ,Odyssey,Narnia,Alice,あるいはもう1つのブログのHoME,何故それぞれ読書(CD)感想文の書き方が違うかと言えば,実はそれぞれの本の読み方が違うから,自然にそうなっているだけなんですよ。

OdysseyとかHoMEとかなどは,本を読みながら同時にわからない単語や特有の専門用語もしっかり調べ,感想も同時に書いていく,という方法を取っています。だから話の順番も合っているし,結構細かい話の内容も書いてますね。

NarniaとAliceは,日本語の本を読む時と全くおんなじ。そのまんま読んでます。辞書をその場に持ち合わせてなければ,わからない単語があっても辞書を引くことはありません。忘れたからといっていちいち戻って読み返す事もあんまりしてません。という事で,細かいレポートは書けないわけです。
でも,Narniaは,だんだん地名人名など専門用語が増えて複雑になってきましたので,いつかOdyssey方式で2回目を読もうと思ってます。(時間あるかな;)

ハリポタ1巻~5巻までの日記は,会社などの生き返りじゃなくて行き帰りにCDを聞いて,後で思い出した事をまとめて書いていました。忘れた所はもう1回聴いて確認するので,意外と細かい所も書けますが,聴いてて印象に残ったシーンが優先になりますね。BBC版LOTR(こちらのカテゴリに入ってます)について書く時ももちろんこの方式ですね。
この方式をとる場合は,どの本も既に2回以上読んでいるので,こういう事ができるわけです。さすがに初耳でレポート書くのは超ムリ。NPRのレポートをめったに書かない理由は,単純にそれだけで~す(笑)

1週間後に発売の迫ったHBPは,1回目はNarnia方式,2回目はOdyssey方式で読み,3回目はCDにしようかなあと計画してます。3回でどのように感想が変わっていくか,自分でも結構楽しみにしてます。


Odyssey : 24 The Feud is Ended (2)

2005-07-09 12:05:48 | BookClub
Agamemnonの質問に対して,Amphimedonは,それはPenelopeがOdysseusが長い間行方不明になっていた時,自分達と結婚するともしないとも言わず,遺体にかける布を織ると言ってぐずぐず作業していて,そうこうしているうちにOdysseusが舞い戻って,息子や豚小屋の番人と一緒に自分達の暗殺を企てた,と言い,その様子を語りました。最後に,自分達の死はまだ家族にも知らされず,傷も洗われてない,と付け加えます。

するとAgamemnonは,自分の妻Clytaemnestraに比べてPenelopeってなんていい奥さんなんだろう! と,感心しました。彼の言葉は,HadesのホールにいたSuitor達にも伝わりました。

(Agamemnonが平和的にSuitor達を諌めたのはよいですね。それにしても,Hades=黄泉の国,ではいつも,このように自分が死んだ時の様子ばっかり話しているんでしょうか(汗))

Odysseus達は,Laertesの農園に到着しました。Odysseusは昼食用の豚を用意するよう頼んで,父に会いに行きました。彼は粗末な服を着て農作業する父を見つけ,すぐにでもキスしたい衝動にかられましたが,‥しかしここで彼は,父にテストを仕掛けます。父に向かって,私はたまたまこの地を訪れたものだが,ある時,Laertesの息子という男に会いましたよ,と,また作り話をします。しかし,Laertesが息子の噂を聞いて悲しそうな顔をするのを見て,たまらず,あなたの息子です!今帰りました。Suitor達を殺して来ました!と言います。

するとLaertesは,息子なら証拠を見せてくれ,と言います。

Odysseusは,猪から受けた傷を見せ,さらに,子供の時,父からもらった桃やりんごやいちじくの木の話をします。ここでようやくOdysseusと納得した父は思わず息子に倒れこみます。彼は正気を取り戻すと,「Ithacaの人たちがCephalleniaに助けを求めに行かないか,心配だ」と言います。

しかしOdysseusは,「それは心配ないで下さい,Telemachus達に昼食を頼んであるので一緒に食べましょう」と連れ立って家の方へ行きます。Laertesは風呂に入って着替えると,見違えるほど背筋が伸び,ハンサムになりました。(これはAtheneのおかげ) 彼は「もし私がかつてのCephalleniaの王のままであったなら,Suitorとの戦いに一緒に臨んだのに」と言います。

彼らが楽しい昼食を取っている頃,城では噂を聞いたSuitorの家族達が,各人の遺体を引き取りに来ました。最初の犠牲者Antinousの父Eupeithesは

(ここまで来てあとわずか3ページ,「海を知らない人たち」の話ってどうなるんだか心配になってきた私‥)

「Osysseusは仲間を全て失い,船もないはずだ,奴がどこかへ逃げる前に我々は動き出そう」。彼の怒りの演説が人々を動かし始めました。その時,吟遊詩人Medonがやってきました。そして,「Odysseusの行いは,神に逆らうものではありません。私は,Mentorの姿をした神を見ました。その神はあっという間にSuitor達を死体の山にしたのです‥」

これを聞いた人々は青ざめました。すかさずHalithersesが「愚かだったのは我々の方ではないか? 城を略奪し,我々の最も偉大な男の妻を侮辱したのは皆の息子達ではないか? 動くのはやめよう。」しかし彼のこの忠告に従ったのは僅かで,多くはEupeithesに続いて武器を取りました。

その頃Atheneは,Zeusに,もっと戦いをお望みですか,それとも平和を?と尋ねていました。Zeusは,Odysseusを戻そうというのはそちの考えではなかったか? 好きなようにするがよい。しかし,Odysseusの復讐は終わったのだから,もう王にしてやってもよいだろ。そして我々はもう忘れよう。彼らは友達にしなさい。

(げっ,なんていい加減な神様なんだろう(笑))

Laertesの家では,彼らが攻めてきたのを察知したOdysseus達は,武器を取って出発します。Laertesさえも武装しました。LaertesはOdysseusとTelemachusが共に武勇を争って戦おうとするのを見て大喜び。するとAtheneは,槍を投げてみなさい,と言います。Laertesが槍を投げると,それはEupeithesに命中しました。そしてさっそく激しい戦いが始まります。

しかし,ここでAthene,御自ら雄叫びを挙げ,戦いを止めさせます。兵士のほとんどは恐ろしさのあまり地面に伏せてしまいましたが,Odysseusはなおも叫びを上げます。すると,Zeusが雷を落としました。「Odysseus!そこまで!」Atheneは彼を止めます。

Odysseusは喜んで彼女に従いました。彼女は,さっそく和平を申し入れました。



(あら結局「海を知らない人たち」の話はなかったのか‥)


Run!Run!Run!