所要で常滑市内の国道155号を走っていました。
ナビに「大野城」とあるのに気づきました。
ほどなく国道脇に「←城山公園」との表示板を見つけました。
用事を済ませた帰路再びこの場所にさしかかると天守閣っぽい建物がちらっと見えました。
これは行かなければいけません。
こうして衝動的に訪問したので今回はケイタイで写真を撮りました。
設定が写メサイズになってしまって、小さくて見にくいをおわびします。
小高い丘の麓に駐車場があります。
ここから、ひたすら登っていきますが、階段の段差が小さくて長くてけっこう辛い。
頂上へ着き門をくぐると、
不自然な天守閣らしき建物がありました。
でもよく見ると、
天守閣型の展望台なのです。
確かに見晴らしは良く、伊勢湾が一望できます。
この写真ではわかりにくいですが、中部国際空港も見えました。
大野城は一色氏が築いた後、尾張守護の土岐氏家臣の佐治氏が入城し以後治めました。
しかし、四代目の一成は小牧長久手の戦いの際に徳川方に付いたため、羽柴秀吉と敵対して追放されてしまいました。
その後、織田長益(信長の弟)が入りましたが、水利の悪さから、すぐ真向かいに大草城を築城して移り、大野城は廃城となったそうです。
やはり、水は城の生命線なのです。
おそらく、この展望台のような天守閣は存在しなかったはずです。
天守閣のすぐ南に佐治神社があります。
裏(北側)から見ると櫓の跡に建てられているのがわかります。
大野城(常滑市城山公園)
常滑市金山字城山地内