【自作の楽しさ・大変さ】
パーツを自由に選んでクルマを作ることができるとします。
どうしますか?
まずはボディですよね。
いま仮に家族のことを考えミニバンタイプにしたとします。
問題はここからです。
とりあえず、ミニバンにしたけどホントはバンバン走りたい人もいれば、走行性能はそれほど興味なくて燃費の良さが命、という人もいるでしょう。
前者と後者では選択するエンジンが異なります。
さらに、タイヤ・サスペンション・ブレーキも異なるわけです。
低燃費命の人は排気量が小さめのエンジンになりますが、それに対して幅広扁平タイヤをつけるのはミスマッチです。
パソコンも同様のことが言えます。
各人のニーズに応じたパーツをそろえて作ればいいのですが、あるパーツだけが極端に良くても悪くても性能は発揮できませんし、そもそも取り付けられない組み合わせもあるのです。
クルマと大きく異なるの、進歩の速度です。
半年もたてば新しい技術・規格ができますので、前回自作したときの知識では太刀打ちできません。新しく勉強し直さなければいけません。
これが好きな人と嫌な人とで、自作するかどうかが分かれると思います。
【必要な性能を考える】
買い物にしか行かないのに人にとって、3000ccのクルマはオーバースペックです。
パソコンも同様です。たとえば、
①インターネットを見て、ビジネスソフトを使うぐらいの場合
→最低限の性能で十分です。自作するよりメーカー製のパソコンなどのほうが安くあがるとおもいます。
②画像処理・動画編集もする
→CPUやメモリーに性能的余裕を持たせるとさくさくと動き、エンコードなどの時間も短縮できます。
③最新ゲームを楽しむ
→ハイレベルのビデオカードにしなければ十分満足できないでしょう。
現在のPCの進歩はゲーマーによって支えられているのではないでしょうか。
どのくらいのパソコンが適当かは、実は本人でもわからないことなのです。
現在使っているPCを自作したときは、動画編集などするつもりはありませんでした。
しかし、昨年、仕事上どうしてもしなくてはなりませんでしたが、それに対応できるだけのスペックがあったので何とかなりました。
ある程度、性能上余裕をもって制作するのが良いかと思います。