川越城は、1457(長禄元)年に、上杉持朝(もちとも)が、家臣の太田道真・道
灌親子が築かせました。
江戸時代になると、江戸城の大手(前面)の守りを小田原城が搦め手(背面)
の守りを川越城が担うこととなり、重要視され、代々幕府の重臣が城主となり
ました。
大手門は市役所のあたりです。
現在は碑と
太田道灌の像が立っています。
少し、東へ行っった民家の裏に、中ノ門の跡があり、
堀の一部が復元されていました。
さらに東へ行くと本丸です。
ここには御殿が残っています。
1848(嘉永元)年に建てられたもので、玄関・大広間・家老詰所が残っています
。
現存天守閣が12城しかないことに驚かれる人がよくみえますが、
現存する御殿はもっと貴重で、ここの他では二条城、高知城、掛川城でしか見
られません。
二の丸跡には川越市立博物館が建てられています。
川越城および川越の街・文化・祭りに関する展示あります。
城の内部にあった三芳野神社
普段は町民が参拝することはできませんでしたが、年に数回許されたそうです
。
しかし、城内の曲がりくねった細道を通るうえ、所持品等の厳しい検査を受け
ることになります。
そこで生まれたのが、童謡の「とおらゃんせ」だそうです。
神社内にあった川越城七不思議の碑
詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.kawagoe.com/exploration/exploration07.html
神社内の土塁跡
富士見櫓跡
城の南端にあたります。
天守閣はなかったので、この櫓が代わりとなっていました。
近くにあった田曲輪門跡
南大手門跡
第一小学校の校門付近にありました。
川越の町は、お城以外にも見どころがたくさんあります。
次回は川越の町歩きを報告します。
川越市立博物館・本丸御殿
埼玉県川越市郭町2-30-1
開館時間:09:00~17:30(16:30)
休館日:月曜日(休日の場合は翌日),年末年始(12月28日~1月4日)
館内整理日(毎月第4金曜日、ただし休日は除く)
館内消毒期間(平成23年は6月20日~27日)
特別整理期間(平成23年は12月25日~27日)
入場料:(博物館・本丸御殿・蔵造り資料館共通券)
大人300円,大学生・高校生150円