橋本屋吉次郎電子日誌

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粉瘤始末記(前編)

2013-02-06 | 健康

(これまでのいきさつ)
昨年、4月末、背中に大きなふくらみのある事に気づきました。
触ると鈍い痛みを感じますが、ほっておく分には何も感じません。
ただ、急な事なので気になり皮膚科で診察を受けました。

病名は「おでき」
皮膚の腺に雑菌が入り、炎症を起こしているようです。

それ以降、何度か皮膚科に足を運びました。
その都度、患部から膿を出し(先生が指でつぶして出すので結構痛い)、化膿止めに抗生物質が出されました。

徐々にできものは小さくなり、1ヶ月でほとんど目立たなくなりました。
先生の説明では、
・皮下に脂肪のかたまりがある。
・放置してもかまわないが、
・再び、今回のように雑菌が入って膿む可能性は高い
・皮膚科ではこれが治療の限界なので、次回は外科で切除してもらうとよい
とのことでした。


はたして、皮膚科の先生の予言は的中し、再び背中にできものができてしまいました。

ここからは、ドキュメントで、

1・16(水)  
ふと気づいたら、背中に腫れ物がある。
スマホのムービーで撮影してみたところ、虫にさされたようになっているが、まちがいなくおできの再発である。
ほっとくぶんには痛みはないが、触ると痛いといった程度
ひょっとしたら、自然にひいてくれるかもと一縷の望みを託し、オロナイン軟膏を塗って様子を見ることにした。


1・17(木)~1・23(水)
いったん、腫れは小さくなったようにも思えたが、数日の事で、またもとどおり。
日によって大きくなったり、小さくなったりしているようだし、朝晩でもちがうようだ。
なかなか医者へ行く気が起きないのは、いままで病院とは無縁な幸運な人生をおくってこられたためで、
「こんなことぐらい、大騒ぎしておおげさだ」とか、逆に
「何で早く見せに来なかったのか、こんなにひどくなってから来て・・・」いわれたら嫌だなぁなんて思ったりして・・・
ただ、医者も商売だから後者はあっても前者はないかぁ
意を決して、外科へ行くことにする。


1・24(木)
決意はしたものの今まで外科というものにいったことがないから、どこへ行ったら良いかわからない。
整形外科ならば二度ほどお世話になっているが、
そこは診てもらうたびに福袋のように湿布や包帯をいっぱい詰め合わせて出すのである。
で、そんな甲斐あって、小さな町医者だったのが、いまやリハビリ+老人ケアホーム+介護ステーションを併設する一大医療グループに成長してしまった。
そんな医術は算術みたいなところへは行きたくない。

結局、通うのが便利ということで通勤路の途中にある開業医を選んだ。
建物は毎日見ているが、中に入るのは初めてである。

午後6時、仕事を終え、いよいよ突入。

初診なので受付で住所・氏名・電話番号などひととおり記入する。
さらに、病状・および経過に関しては的確かつ簡潔に記入した(ただし主観的に見て)。

待合室には5人ほど座っており、小1時間待つことを覚悟したが、10分も立たず名前を呼ばれる。

診察室に向かって歩き出したところ、
「治療室にお願いします」といわれ、隣の部屋へ、
ベッドが3台並んでおり、一番奥に案内される。

うつぶせになり、シャツをめくって背中を出すように看護士より指示される。
直ちに、アルコールで患部を消毒される。

ここで、先生登場
「ここですか」と患部を確認するとすかさず「麻酔注射します」
「えー、もう切るの?」と驚いていると、すかさず、
「腫れているところに注射しますので、痛いですけど我慢してくださいね。」
と恐ろしいことを宣う。
しかし、この先生、注射が上手なようで2カ所打たれたが、さほど痛くない。
年末、打ったインフルエンザ予防接種より痛くないぐらい。
このあとは、感覚がなくなったのと、背中という事で何をされたかよくわからないが、おそらく、メスを入れて、膿を取り出したと思う。
とにかく、数分間の話だった・・・

おきあがって、シャツを着てはじめて、先生の顔を伺う。
医者というと細面でインテリっぽいという固定概念があったが、この人は違う。
坊主頭で髪と同じくらいのひげを生やしている。
小柄だが、がっちりした体格で、眼光鋭く、野武士というか軍医というか?
なんと、立ったままカルテを書いておられる。

「風呂に入ってもよろしいですか。」と質問したところ、
「濡らさないように、こうして・・・・・、がはは無理だなあ。まあ辛抱してください。」と豪快である。

処置を終え、再び待合室へ、このとき気づいたのだが、
ここは診療時間よりも会計の待ち時間の方が長いのである。
いや、けっして会計がのろまなわけではない。標準である。
診療がむちゃくちゃ速いのである。

患者は3台のベッドのうち、あいているところに案内され、準備ができるとすぐ処置を受ける。
看護師が「次は2番です」とか言って、てきぱきと指示を出している。
野戦病院のようなところへきてしまった。

化膿止めの抗生物質が3日分それと痛みがあるときにとんぷくとして痛み止めが処方される。
すぐ、隣の調剤薬局へ行ったのだが、これまた驚いた。
3人ほどいる薬剤師さんが皆きれい、かつ知的なのである。
私の身の回りには、あまりいないタイプである。

結局、この日は風呂も入らず、酒も飲まず、早々に寝る事にした。
麻酔が切れたと思われる時間になっても、痛みはなく、ぐっすり寝る事ができた。

コメント (8)
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