知多半島は愛知県西部(尾張)から真南に伸びています。
知多四国は、その付け根である豊明市から時計回りに札所が設けてありますが、
巡礼の順番は決まっておりません。
好きなように回ればいいのですが、番号順に時計回りに廻ることを「順打ち」、逆順に反時計回りに進む事を「逆打ち」とよび、この2パターンが多いようです。
橋吉は基本的に「順打ち」に回っています。
これは、達成率がわかりやすいこと、
後半戦はだんだん自宅に近づくこと
でモチベーションを保つことができると思ったからです。
さて、今回は時計の6時の位置、すなわち一番自宅から遠い場所からのスタートとなります。
いつものようにカブ110で向かったものの、2時間半もかかってしまいました。
理由は2つ、
まず、この日(2月11日)は祝日でしたが、操業している工場も多かったようで、名古屋港臨海工業地帯を抜ける国道23号線は、普段の土日より混んでいたため、
さらに、風が強いため、いつもより抑えめのスピードで走らざるをえませんでした。
11時半、豊浜に到着。
時間が時間ですから、まずは昼食をとることにしました。
ところが、前夜、中京テレビの人気グルメ番組「PS」で知多特集をしていた影響か、この日の豊浜は大渋滞。
まるは食堂なんか、何百mもの駐車場待ちのクルマの列!
魚広場も大盛況
こんなときのため、あらかじめ下調べしてあった蕎麦屋へ向かいました。
そば処 ともゑ庵
愛知県知多郡南知多町大字豊浜字半月39-5
営業時間: 11:30~16:00
定休日: 火曜・第3水曜
福井で修行した店主が打つ蕎麦は、おろし蕎麦とざる蕎麦の二品のみ
この日は気分で、ざる蕎麦を選択。天麩羅もお願いしました。
いやあ、久々においしい蕎麦をいただきました。
福井の蕎麦は黒くて太い田舎蕎麦、それはそれで好きなんですが、ここのざる蕎麦は更級系に近い上品なものでした。見た目も歯触りも味も。
天ぷらは取り立ての魚を・・・というものでしたが、野菜の天ぷらも素材の香りをよく活かしたおいしいものでした。
こんな店が近所にあったらなあ・・・
さて、身も心も温まったところで、巡礼開始です。
番外霊場【青泰山 浄土寺】知多郡南知多町大字豊浜字小佐郷1番地
山門
本堂
本堂内に大師様は祀られています。
龍亀堂
本尊は薬師如来ですが、明治時代、海岸に打ち上げられた赤海亀を
「龍亀大菩薩」として祀っています。
原寸大の亀の像
亀の石像の近くにある洞穴。
どなたがおまつりされているかわかりません。
お不動さん
「お亀さん」と慕われているお寺です。
漁港の町らしいですね。
40番【普門山 影向寺】知多郡南知多町大字豊浜字中之浦84
山門らしきものがありません。
となりの保育園の玄関に利用されているのでしょうか。
本堂
立川流の建築物であるとかかれていました。
立川流とは、鎌倉時代に仁寛によって開かれ、南北朝時代に文観によって大成されたとされる密教の一派で、江戸時代の弾圧によって断絶。現在には伝わっていないというのが定説だそうです。
弘法堂
子安観音霊場
十二支守御本尊八体
いまさら子宝は関係ないかななんて思ってしまいました。
よく考えれば、二人の子を授かったことに感謝しなければいけませんでした。
本堂屋根葺替旧鬼瓦
(続きます)