橋本屋吉次郎電子日誌

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島原で食べた美味しいもの

2015-08-27 | ドライブ・旅行

島原で食べた、美味しい郷土料理を紹介します。

【六兵衛】


昼食でいただきました。
六兵衛(ろくべぇ)とは、さつまいもを原料とする麺料理です。
江戸時代に島原を飢饉が襲った際、深江村の名主だった六兵衛が、保存食のさつまいも粉を食べる方法として考案したことから、このようによばれています。

日本では珍しい「押し出し麺」で、「六兵衛おろし(突き)」という穴の開いた大型の鉄板で生地を押し出して作ります。
このため、麺は大変柔らかく切れやすいです。
このあたりは好みが分かれるところだと思います。

さつまいもが原料ですから、噛むごとにほのかな甘みが感じられますが、
煮干し出汁ベースの醤油味の汁とは良く合っていました。

店舗情報
店名: 六兵衛
所在地: 長崎県島原市萩原1-5916
営業時間: 10:30~23:00
定休日: 火曜日


【寒ざらし】


島原城見学の途中、城内売店でひと休み
名物のスイーツをいただきました。

寒ざらしは、白玉粉で作った小さな団子で、きざら(中双糖)と蜂蜜を混ぜたシロップに、入れていただきます。

白玉は素朴な味わいで、冷たいシロップと良く合います。
ただし、娘は「甘すぎる」と言っていました。

豊富な島原は湧水を使ってつくられているそうです。

店舗情報
店名: 島原城売店
所在地: 長崎県島原市城内1丁目1183-1
営業時間: 9:00~16:30
定休日: 年末年始


【具雑煮】

前記事で述べましたが、20数年前、島原を訪れました。
さんざん飲み食いして苦しくなったため、島原城のまわりを腹ごなしのために歩いたのですが、そのとき雑煮の店を発見したのです。
雑煮を食べたことのない日本人はまずいないでしょうが、お店で食べたことはありますか?
このときはお腹いっぱいでしたので、いつか島原に再訪できたら、食べてみたいと思っていました。
今回、夕食としていただくことができました。
 

具雑煮の由来は、島原の乱のとき、一揆軍の総大将であった天草四郎が原城に籠城した際、農民達にもちを兵糧として貯えさせ山や海からいろいろな材料を集めて雑煮を炊き,栄養をとりながら約3ヶ月も戦った時のものが始まりと言われています。

名のとおり具だくさんで、シロナ,かまぼこ3種類,アナゴ,ごぼう,卵焼き,シイタケ,凍豆腐,れんこん,鶏肉,餅、春菊の計13種類も入っていました。
さらに、鰹&昆布の上品な出汁で、アッサリながらも、コクのある一品です。
ホント、美味しかったです。


店舗情報
店名: 姫松屋 本店
所在地: 長崎県島原市城内1-1208
営業時間: 10:00~20:00(L.O.19:30)
定休日: 第2火曜日(8・10月は第3火曜休)


【九州の醤油】
初めて島原に行ったときのことです。
立ち寄った居酒屋で驚きました。
刺身がびっくりするほど美味しいのです。

鮮魚に力を入れている店でもないし、見た目も特別変わらず、活きの良さを感じられません。
しかし、普段食べているものとは段違いに美味しい・・・
なぜだろうか?

しばらくして、醤油が違うのではないかと思い、少しなめてみました。
すると・・・
「甘い!」
もちろん、醤油の味はするのですが、それに甘みが加わっているのです。
このような甘い醤油は九州の至る所でつくられているようです。
しかし、ここまで刺身の旨みを引き出すとは驚きでした。

今回乗ったフェリーは、九州行きということもあり、レストランに「九州醤油」と書かれた醤油が置いてありました。
試しに、しめ鯖につけて娘に食べさせました。
すると反応は、まさに20数年前の自分と同じでした。
娘は何の変哲もないしめ鯖がこんなに美味しいのに驚いているようでした。


お土産に買った醤油
福岡県のメーカーですけど、刺身との相性はばっちりです。

コメント (6)
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