年末に大掃除をしていると、懐かしいパンフレットが出てきました。
【なるほどTHE武将博とは】
愛知県が昨年8月1日から本年2月29日まで行っている、県内各地の名勝や史跡を巡るスタンプラリーです。
テーマごとに10コース設けられています。
各コースに6カ所スタンプポイントが設置されています。
集めたスタンプに応じて抽選で賞品を進呈されます。
コース3「秀吉と仲間たちの青春物語めぐり」を9月に終え、他のコースも機会あればと思っていたのですが・・・・・・・・すっかり、忘れていました。
初ツーリングとして、コース7「於大と江ゆかりの半島めぐり」にチャレンジです。
ちなみに、於大(おだい)とは徳川家康の生母、半島は知多半島を示しています。
というわけで、知多半島を反時計回りにツーリングしてきました。
まずは中部国際空港のある常滑市からスタートです。
【大野城跡】
昨年の大河ドラマの主人公である江が、最初に嫁いだ佐治一成が城主を務めていた城です。
以前、このブログにも登場しています。
http://blog.goo.ne.jp/pf11/e/67bc11672e5df8c95b35a448e9a1fc58
こだかい丘を登ります。
東海地方の平野部は照葉樹林帯なので冬でも森は青々としています。
天守閣を模した展望台に到着
無人の施設ですがちゃんとスタンプがありました。
所在地: 愛知県常滑市金山字城山地内46外
【齊年寺】
佐治家の菩提寺であり、元々は大野城内にありました。
山門
楼門
本堂
雪舟の「慧可断臂図」(国宝)が所蔵されています。(模写を拝見することができます)
禅宗の寺らしく、狭いながらも石庭が作ってあります。
鐘楼
不動堂
観音堂
経蔵
所在地: 愛知県常滑市大野町9-139
常滑を南下し、美浜町へ移動しました。
【野間大坊】
正式には鶴林山無量寿院大御堂寺という真言宗の名刹です。
本堂
源義朝の廟
平治の乱に敗れて東海道を下ってきた義朝は、つてをたどってこの地に身を寄せるが、恩賞目当ての家主に欺し討たれました。
このとき入浴中で文字通り裸をねらわれ、「我れに木太刀の一本なりともあれば」と無念を叫んだとされています。
義朝の墓
小さな木太刀に願い事を書いて祈ります。
今年の大河ドラマに向けて
いつのまにか、こんなのもできている!
後に義朝の長男である頼朝は上洛の際に父親の墓を詣でます。
守る人もなく荒れ果てている様子を想像していたのですが、予想に反し丁重に祀られているのに感心し、大門 を寄贈したと伝えられています。
義朝の首を洗った池で血の池とよばれています。
国家に一大事があると池の水が赤くなると言い伝えられているが、まだ赤くはありませんでした。
客殿
もともとは伏見城の客殿を移築したのでしたが、焼失したため、寛永18年に再建されました。
ここにも石庭があり、
その周囲には
四国霊場の砂がまかれていました。
所在地: 愛知県知多郡美浜町野間東畠50
この日の最高気温は1桁でしたが、快晴で無風(冬~春の知多では珍しい)でしたのでつらいほど寒くもならず、トイレが近くて困ることもありませんでした。
やっぱこの季節はお照りが一番です。
そういえば、ツーリングと称しているのにバイクの写真がありませんね。
申し訳ありません、後編でシルバーウイングの写真が出てきます。
(後編に続きます)
T2も昔、「細川ガラシャ夫人の足跡の旅」とか「信長全国制覇の旅」とか、名前を付けてデートしたりしてました・・・今の妻とね・・・汗
PS 観音堂と経蔵・・・多分画像が・・・汗
細かい地形は変わっているでしょうが、現地にたつと地理的関係が何となくわかってくることがあります。
経蔵のところにも観音堂の写真を載せていました。ご指摘ありがとうございます。さっそく直しておきました。
SevenFiftyです。
地元の話なので嬉しいです。
今回の場所は比較的良く行く場所の近くなんですよ。
でも見る観点がまるで違うので遠い場所のようでもあります。
齊年寺と野間大坊のすぐ近くには現役の丸ポストがありますよ。
ネコネタも豊富に出てくる場所もあります。
結構ホーロー看板も残っています。
お膝元を荒らしてきました(笑)。
齊年寺でネコちゃんに会いました。
丸ポストとホーロー看板は気づきませんでした。まだまだですね。
今度は、寺の庭巡りも良さそうだなー
σ(^_^;)
このスタンプラリー、6カ所まわるのですが無理をせずに1日楽しめるツーリングorドライブコースになっています。入場料も特に要らないし、愛知県民でありながら知らなかったところも紹介されているので大変おもしろいです。ぜひ今後も続けてほしいと思います。
どこでもそうでしょうが、意外と近所に渋い建物や庭をもつお寺があるものですね。