デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



今月7日に劇団四季版ミュージカル「マンマミーア!」を見てから、この作品の音楽をよく聴くようになった。

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今のところ日本語版は発売されていないので、このオリジナル・ロンドン・キャスト盤を聴いているわけだが、公演での日本語に移し変えたABBAの曲より、やはりスムーズに聴こえてしまうのは否めない。その国の言語に向いている曲というべきか、過去にABBAの曲を繰り返し聴いた記憶がしっかりしているからか。これはもう仕方が無いのだが…。
それにしても改めて聴いてみて、ABBAには名曲が多いと思う。たとえABBAというグループを知らずとも、「ダンシング・クイーン」を含めいくつか曲も聴いたら、誰か特定のアーティストが歌っていることはすぐに分かるくらい、個性がある。世界中の人々に受け入れられていることから、ABBAの曲について過去には単純で迎合的で体制的な個性と評する評論家もいたが、正直なところABBAの曲をきれいに歌いこなすことは難しく、またあの旋律を生み出すとなると、そういう評では決して片付けられないものがある。普遍性を持つ個性というものは稀にしか生まれない、その点でABBAの曲は特異なものだと思う。

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