デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



予定?より一ヶ月以上も早く帰ってきてしまった旅だったが、その道中にはいろいろなことが私を待っていた。
そのなかには、出発一ヶ月前には予想だにしていなかったベトナム入国がある。格安チケットを取るためネットでいろいろ検索をしていたら、ストップオーバー(乗継する空港を出て滞在してから目的地に向うチケット)でベトナムに二泊してパリに行く分が一番安かった。また、その分がかろうじて席が取れる見込みのあるチケットだった。
でも出発約2週間前でチケットが決まるというのは、ちょっと問題だったかも…。それにストップオーバーのチケットは、乗継地に用はないという人には滞在費もかかるのでどうかと思う。時間と気持ちに余裕のある人が周遊のつもりで手にするような感じのものだ。
事実、出発の三週間前までベトナムという国に何の関心も持ってなかった。パリに行くまでにホーチミン(昔のサイゴン)で何か起こったらどうしよう、ベトナムのことが載っている旅行書の「犯罪対策」のページを読みつつ、ベトナム上陸早々に旅がおじゃんになり日本領事館に駆け込むようなことになりはしないかと不安におののいていた。
幸いにもベトナムを旅行したという方がいて、話を聞いたりネット上の記事を読んだりしているうちに、まぁどうにかなるでしょ、という気持ちになった。思い切って出発ぢゃ…。

飛行機の中ではベトナム航空の客室乗務員のアオザイ姿に鼻の下を延ばしてご満悦の私であった。また機内で隣に座った女性Nさんがアメリカ留学の経験者だったので、いろいろと話を聞かせてもらい楽しかった。準備不足の私は入国カードの書き方を彼女から教えてもらった。彼女は到着後友人と待ち合わせて乗継でカンボジアに行くということで、到着してから握手して「よい旅を!」と声をかけあった。
入国審査に前の人がやたら手間取った。ここで私のすぐ後ろに並んでいた男性と待ってる間雑談した。旅は思わぬ方向にことが転んだ。私はこの男性(名は、とっし~)とベトナムに滞在し、パリまで一緒に行くことになったのだ。
とっし~も私と同じ便でパリに行く予定だったのだ。これは心強いと密かに期待をしていたのだが、その期待はお互いすぐに破れることに。二人ともベトナムは初めてで宿を全く予約してないどころか、市街に行くにもどうやって行くんだか分からず、英語もそんなにできないときた…。旅はそんな風にして始まった。

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